6月21日、東京・代官山UNITで開催されたASCAのワンマンライブ「ASCA LIVE 2023 “No Voice, No Live”」は、その場にいたすべての人にとって、忘れ難い一夜になったのではないだろうか。彼女が単独公演で“観客の声出し解禁ライブ”を行うのは、実に3年半ぶりのこと。しかも今年2月に声帯ポリープの手術を受けてから、最初のワンマンライブでもある。
だからこそ“No Voice, No Live”というライブタイトルには、様々な意味や想いが重ねられていたわけだが、何よりも彼女の“声”は特別であるということ、その歌声があらゆる人々の“生きる”活力になっているということを、ASCAはこの日、堂々たるステージングで力強く示してくれた。
TEXT BY 北野 創(リスアニ!)
PHOTOGRAPHY BY 草刈雅之
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