INTERVIEW
2023.06.23
――作詞、作曲・編曲において、こだわったところを教えてください。
R Sound Design 僕はいつも心がけていることとして、聴きやすいメロディーを意識して作るようにしているんです。今回の作品も漏れることなく皆さんに良いなって聴いていただけるようなメロディーラインを意識して作りました。
RUCCA いかに説明的にならない歌詞にするか、ということを意識しましたね。最終的には事前に伝えられた物語を楽曲で表現する必要があるんですけど、形式張って無理やりまとめようとすると説明的になると思うんですよね。なので、曲の前半部で誰にでも浮かびそうな情景描写を書いたり、印象的な言葉を入れたりして、その後のストーリーに入り込みやすくしていきました。この曲でいうと、“朝8時の駅”。リンネのような女子高生の絵を浮かばせたり、本当は読みたくないけど、自分を飾って詩集を読んでいる絵を浮かばせることで、歌を聴いている側は物語の世界に没入した感覚で聴けるようになるんですよね。
――説明的であることと、説明的でないことのバランスを保つことで初めて物語が自然と頭に入ってくると。
RUCCA 物語を聴いているはずなんですけど、あたかも観ているような感覚になるのを狙うことが、説明的に聴こえなくなるポイントなんじゃないかなって。
――お二人にとって、「誰かと似ている彼氏」の制作は、どのような機会となりましたか?
R Sound Design 普段、僕が作詞を別の方にお任せすることは少ないですし、ストーリーがある前提で曲だけを先に作ることもしてこなかったんです。歌詞が出来上がったあと、実際にどう作詞していただいたかを見直しながらストーリーとの絡みがどうなっているのかを知ったり、最終的なMV、ショートボイスストーリーを観たりしたのが、楽しかったです。個人的に嬉しかったのは、作詞家のRUCCAさんとの繋がりもできたこと。僕自身が作曲家としてもクリエイターとしても成長できる機会になったなと改めて感じます。
RUCCA ご自身で作詞も手がけられる著名なボカロPさんの楽曲に歌詞を書かせていただくのには、普段とは違う緊張感もありましたが、とても良い経験になったと思っています。実際、上がってきたRさんの曲を一番最初に聴いたとき、「絶対、歌詞は大丈夫!」って直感で思ったんですよ。そのくらい、個人的にも好きな雰囲気を持った曲だったので。だからこそ、良い歌詞になったんだと思います。
●「誰かと似ている彼氏」クリエイタートーク ラジオver.
●配信情報
「誰かと似ている彼氏 feat. リンネ(CV:内田真礼)」
配信リンクはこちら
誰かと似ている彼氏 feat. リンネ(CV:内田真礼)【Music Video】
Lyrics: RUCCA
Compose: R Sound Design
Sound Produce: 廣澤優也(APDREAM/HANO)
Illustration: SOLANI
Movie Direction: すこっち
Movie: 臼水
Logo Design: 4pe
▼「誰かと似ている彼氏」ショートボイスストーリー
▼リリース情報
https://kyoukaimetro.jp/music/darekato/
●作品情報
『響界メトロ -SOUNDary LINE-』
<INFORMATION>
「ボーカル」✕「ボカロP」✕「ストーリー」
「声優」「歌い手」と「ボカロP」のタッグでおくる音楽原作プロジェクト。
感覚を研ぎ澄ませ、楽曲のストーリーを読み解いた先に待っているものとは。
新進気鋭のクリエイターの音が響く物語世界へようこそ。
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