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2023.06.12

『名探偵コナン ゼロの日常』OPテーマなど披露! RAKURAが一歩を踏み出した歴史的一夜--“1st ONEMAN LIVE「Outlook」”オフィシャルレポート到着

『名探偵コナン ゼロの日常』OPテーマなど披露! RAKURAが一歩を踏み出した歴史的一夜--“1st ONEMAN LIVE「Outlook」”オフィシャルレポート到着

福岡県出身、20歳のシンガーソングライター・RAKURAが、6月10日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで、RAKURA 1st ONEMAN LIVE「Outlook」を開催。「みんなのこれからが、もっとキラキラした毎日になりますように!」との思いを込め、未発表の新曲も含めた全16曲を披露した。

この日の会場が渋谷のド真ん中にあることから、オープニングは渋谷の雑踏をイメージ。プロジェクターで映し出された街の情景、大勢のダンサーは街を行き交う人々を表現。その真ん中に佇むRAKURAが、雄叫びのようなフェイクを聴かせて観客を圧倒した。1曲目は人気ナンバー「Shooting Star」。アニメ『名探偵コナン ゼロの日常』オープニングテーマとして話題を集めた楽曲で、スリリングなジャズサウンドに乗せ、艶のある歌声を聴かせた彼女。間髪入れずパワフルなボーカルが魅力の「Runaway」、ブルージーなビートが怪しげな「Jewel in the Crown」をダンサーと共に繰り出し、ステージはまるでクリスティーナ・アギレラが主演した映画『バーレスク』のワンシーンを彷彿とさせた。

「私のライブを観て、少しでも自分を好きになったり愛したりして、明日からもっとキラキラな毎日を送って欲しい。そんな愛とエナジーをみんなに届けるから、皆さんも大きな声を出したり手を挙げたりして、私にもエネルギーをください。めっちゃ緊張しているので!」とRAKURA。MCではコロナ禍にデビューしたことに触れ、「無観客ライブやオンラインライブで、みんなの声も聴けないし、みんなの笑顔もマスクで見えない。そんな中でも応援し続けて来てくれたみなさんがいてくださったおかげで、こうしてこのライブを開催できています。本当にいつもありがとうございます!」と感謝の気持ちを表す場面も。

そんなみんなへのお返しとして、「この曲が、どんなに辛いどんな暗闇にいても、少しでも希望の光を与えられるような曲になったらいいなと思って作りました。辛い過去もいずれは過ぎ去り、不安な未来もいずれは過去になる。だから私は、これからも歌い続けます」とのコメントと共に「Time will tell」を披露。ピンスポットの下で、両手で力強くマイクを握りしめ、目を閉じて歌った彼女。コロナが収束しても尚、雲のように未来を暗く覆い隠す不安。RAKURAは、まるでそこに差し込む一筋の光のような、希望に満ちた歌声で聴く者を癒やし、鼓舞してくれた。

このライブでは、彼女にとっての初体験がいくつもあった。ワンマン、声出し、そしてアコースティックの弾き語り。「the song」は、学費のかかる音楽学校への進学をサポートしてくれた母親への感謝を込めて制作された楽曲。「緊張しているので、ぜひ温かい“耳”で聴いてください」とRAKURA。アコースティックギターの音色と彼女の温かい歌声だけが響いた会場。途中手を止めて涙を堪える場面もあり、鼻をすする音も。母親や家族への感謝、ここまでの苦労、目の前に広がる光景。様々な感情が、涙となってこぼれ落ちた。

このライブの見所の一つとなったのは、事前に発表されていたrolotrace、Tok10(トキオ)という2人のラッパーの参加だ。rolotraceとは「Night haze」を披露。浮遊感のあるトラックの上で、自由に羽ばたくような歌声を聴かせたRAKURAに対し、低音で独特のリズムを織りなすラップを披露したrolotrace。「また夜になる前に feat.Tok10」では、フューチャーベースのエレクトリックなトラックで、緩やかに融合した歌とラップを聴かせたTok10。RAKURAも非常にテクニカルなラップを聴かせて会場を沸かせた。

また、この日は2曲の新曲も披露してファンを喜ばせた。「負のループにハマる時って誰しもあると思うし、週末ぐらいは好きなドリンクを片手に踊り明かそうっていう曲」と解説したダンスチューン「Weekend Dance」。重低音のベースでラップも繰り出した「Smashing Time」は、数十人のダンサーがステージに勢揃いして華やかに披露。配信などで聴ける日が、実に楽しみになる2曲だった。

「この曲がなければ今私はここにいないし、こんなに多くの人に歌を届けることはできなかった。私の原点となる大切な曲」とコメントし、アンコールで歌ったデビュー曲「Unforgiven」をはじめ、これまでに発表した楽曲のほぼ全てを披露したライブ。博多弁が入り交じったMCの好感度も高く、自身の地元である宗像市について語った際は、「海と自然がすごくきれいなところ。駐車場にはイタチがおるし、おばあちゃんの畑にはウサギやイノシシが出る。海にはウマが走ってる」と話して笑いを誘った。

「RAKURAちゃ〜ん!」「頑張って〜!」など、ファンの様々な声援が飛び交った会場。その一つひとつに嬉しそうに耳を傾けた彼女。ひとたび歌い始めれば大人も顔負けのパワフルでスキルフルな歌声を聴かせるが、地元や母親について語ったMCではまだ幼さの残る20歳の素顔を覗かせたRAKURA。心臓が飛び出そうな緊張も、目の前が真っ白になって止まらなかった手の震えも、流した涙のしょっぱさも、この日味わった全ての経験が明日への試金石。未来のスター候補生RAKURAが、この日歴史的第一歩を踏み出した。

Text:fumiaki kurebayashi

■RAKURA 1st ONEMAN LIVE「Outlook」@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2023.6.10 SetList
01「Shooting Star」
02「Runaway」
03「Jewel in the Crown」
04「Time will tell」
05「Shinjuku no Nekomae」
06「We Fallin’」
07「the song」
08「Night haze」
09「また夜になる前に feat.Tok10」
10「Weekend Dance」※未発表曲
11「Orange soda」
12「Teenage-Dream」
13「BIG FLEX」
14「Outlook feat.さなり」
EN01「Unforgiven」
EN02「Smashing Time」※未発表曲
EN03「BIG FLEX」


●ライブ情報
『movement PARK 2023』
2023.06.24 [ Sat ]

■時間:12:00~17:00
■会場:所沢航空記念公園 野外ステージ
■チケット:https://www.movement-park.com

B All Light -vol.2-@unravel Tokyo
2023.07.22 [ Sat ]
■時間:開場17:30 / 開演18:00
■会場:unravel tokyo
■出演者:all at once / 宮川愛李 / 荒井麻珠 / RAKURA
■チケット:https://l-tike.com/b-all-light/

<RAKURAプロフィール>
2003年1月26日生まれ 福岡県出身20歳。
2020年11月、17歳の時に「Unforgiven」でデビュー。
“Music crosses all borders”を掲げ、ジャンルレスな楽曲をハイペースでDigital Releaseし続ける彼女のリスナーは、
国内のみならず海外からもファンを多く獲得している。
2022年1月、新宿駅前の巨大猫で話題となったクロス新宿ビルのテーマソング「Shinjuku no Nekomae」をリリース。
2022年4月、アニメ「名探偵コナン ゼロの日常」OP主題歌「Shooting Star」をリリース。
2022年より都内を中心としたライブハウスでのライブをスタートし、パワフルかつエモーショナルなステージングとボーカルワークは一聴で惹きつけ魅了する。
2023年1月、ラッパーのさなりをfeat.に迎え同世代に向けたアンセムソング「Outlook」をリリース。
Apple Music、Spotifyの公式プレイリストで常にピックアップされるネクストブレイクアーティストの1人。

関連リンク

Official Site
http://rakura-official.com

Instagram
https://www.instagram.com/rakura_music

Twitter
https://twitter.com/rakura_music

YouTube
https://www.youtube.com/@rakura6443

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