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2023.06.01

「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」1周年記念特番&FLOWライブスペシャルレポート

「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」1周年記念特番&FLOWライブスペシャルレポート

大人気アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの、アニメ第一期からR2までのあいだ、つまりルルーシュ(=ゼロ)のいない空白の期間を描いたアプリゲーム「ロストゼロ編」が展開中のアプリゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」。そのリリ-スから1年が経過し、新たな展開にユーザーの心も躍る中、人気投票やプレゼント、さらにはFLOWによるスペシャルな主題歌ライブなどファン参加型での配信イベントが開催された。そんなイベントでのFLOWのライブのレポートと終演後のインタビューをお届け!

PHOTOGRAPHY BY 草刈雅之 TEXT BY えびさわなち

アプリゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」のリリースから1周年を記念した配信イベントが開催。「本日の無料スカウトでビスマルクさんが出た」と笑顔のC.C.役のゆかなと「今回1周年で盛り盛りなので、(ゲーム課金の)財布のひもを緩めようと思っている」と不敵の表情の女性主人公役の大橋彩香、「コードギアス」シリーズプロデューサーの谷口廣次朗氏をゲストに迎えてはじまったイベントは、視聴するファンもコメントによってリアルタイムに参加していくスタイル。次々に届くコメントを司会の吉田尚記アナウンサーもどんどん広いながら、楽しいトークが展開していった。

そもそも現在はアプリゲーム戦国時代。群雄割拠の名にふさわしく、さまざまなゲームが乱立している。そのなかで「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」をプレイしているツワモノなユーザーたちに、まずはルルーシュ役の福山潤、C.C.役のゆかな、女性主人公役の大橋彩香の3人がそれぞれにサインをしたメタルポスターがプレゼントとして用意され、序盤からの熱いプレゼントにユーザーは続々と反応を見せる。
物語の第1期の裏で起きていたことを、主人公というプレイヤーの目線を通して見つめていくことが出来るこのゲーム。物語を愛してきたユーザーにとっては「あのときこんなことが起きていた」と間近に感じられるとても得難い視野を持つことができ、なおかつその場でのキャラクターたちとのやりとりも得難い体験が出来ていることを実感するファンも少なくないはず。新たに収録している声の芝居についてのゆかなの感想や、放送当時はまだ声優ではなくアニメを見ていたいちファンだったという大橋が女性主人公として目指している表現のことなど、貴重な話が聞けた。また一周年を迎えたことへの福山潤や谷口悟朗監督、脚本の大河内一楼氏やユーザーからのコメントの紹介や現在渋谷の街中などで展開している広告の紹介、1stアニバーサリーで登場するキャラクターの紹介や新機体のスキル動画の公開など序盤からユーザーを歓喜させる。

さらに5月30日より公開となった「ロストゼロ編」第3章についての新情報も公開!コノエナイツ衣装のレドとサザーランド・カスタム(レド機)など3章で実装されるキャラクターとスキル動画も披露されると、動画へのコメントの数は加速度的に増えていく。そして6月イベント「激走ブライダル~撮りたい?撮られたい?撮られたくない!花嫁たち~」の詳細が紹介されたあとには、ユーザーから募集していた「キャラクターとナイトメアフレームの好きな組み合わせ」の投票結果の発表もあり。ゲームファンを喜ばせた。2006年の誕生から今なお衰えることのない人気を示すように、先日発表になったミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ」の新たな情報もここで公開に。サブタイトルが「正道に准ずる騎士」であること、上演日程や開催場所、脚本を舞台「ぼくらの七日間戦争」の脚本・演出を務めた久保田唱、演出を舞台「文豪とアルケミスト」、ミュージカル「スタミュ」などの演出で知られる吉谷光太郎が務めることなどが発表になった。ここで枢木スザク役の赤澤遼太郎とルルーシュ・ランページ役の小南光司からのコメントもあり、キャスト2人の本作への並々ならない熱が届けられると、期待の声がコメントとなってあがる。

配信イベントが中盤に差し掛かり、いよいよ配信のメインステージへFLOWが呼びこまれると「FLOWキターーー!」とコメントが書き込まれる中でメンバー5人は笑顔を見せる。彼らの登場のタイミングから韓国や中国語圏での動画配信も始まったということで、ワールドワイドに挨拶をするKEIGO。アニメ版の主題歌「COLORS」、「WORLD END」でもおなじみのFLOWだが、本作「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」の主題歌「PENDURAM」から、アプリゲームともタッグを組んでいる。

「16年前に『COLORS』でコードギアスをやらさせてもらって、お互いがちゃんと続いていて、いろんな時期にさまざまにコラボレーションをさせていただいていることは、本当に嬉しい限りです」とKEIGO。「今日はそれぞれの場所からですけど、みんなで、デッカいコードギアス愛を一緒にぶつけ合えるようなライブにしたいなと思っていますので、楽しんでいきましょう!」と言うと、機材のセッティングのされたステージへと向かう5人。カメラがそのあとを追う。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」×FLOWでしかできないスペシャルなライブは、配信イベントの冒頭でも流れた「PENDURAM」からスタート。繊細に紡がれるギターの音と力強いドラム、鼓動を叩くようなベースラインとが放つスペシフィックなサウンドに軽やかに乗るKEIGOとKOHSHIの歌声。黒の騎士団がエリア11総督府を陥落させようとした、あのブラックリベリオンの後の物語が幕を開ける曲は、どこか寂しさあるメロディと、それでも顔をあげることをあきらめない人々の想いを感じさせる強さを孕んだ1曲。ここからの、望んだ未来を掴むための新たな戦いへの序曲がライブのはじまりを告げるように響く。高らかにイントロが鳴る。「コードギアス 反逆のルルーシュ」のはじまりを告げたあの日のことをありありと思い出させるように、目の前の景色が拓けていくような「COLORS」だ。ライブ会場に観客はいないけれど、カメラの向こうで、画面を挟んだそれぞれの場所で「コードギアス 反逆のルルーシュ」への熱い想いを抱く人々へと届くように、と願いが込められた歌声は、パワフルなバンドの音によって遠くへ、遠くへと放たれていった。

「ロストストーリーズ一周年おめでとうございます!」の声に、動画コメントで沸き起こる拍手喝采。「今の僕らの音でまたこうやって『コードギアス』とコラボレーションさせてもらえていることが嬉しいです。そしてまた今回、このロストストーリーズと僕らの楽曲でコラボレーションさせていただきます!」とKEIGOの言葉。お互いが終わらないストーリーの上で再会し、タッグを組んだことで生まれた「コードギアス愛」の結晶ともいえる新曲「LOST」を、このステージで全世界初披露する。「COLORS」のはじまりを思わせる銅鑼の音にメロディアスなギターの音が重なる。エレクトロの音とダンサブルなビートだけのシンプルな序盤はミディアムなメロディに伸びやかなKEIGOとKOHSHIの歌声が乗る。絶望のあとの世界。息をひそめ、世界を見つめるような一曲は、この「ロストストーリーズ」と出会っていなければFLOWが綴ることのなかっただろうと感じる1曲だ。繊細に、ていねいに音と言葉とが紡がれていくのを感じる。とても人間的で、切なさの滲むこの曲が第2部を彩ることになる。

「新曲『LOST』を初披露させていただきましたけど、『ロストストーリーズ』と共にまた皆さんが愛してくれる楽曲になってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします」とKEIGO。まだまだコードギアス愛をぶつけ合おうぜ、とアニメ「15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ」のOP「DICE」を歌い上げる。「COLORS」から15年を経て、物語と関わり続けてきた彼らだからこそ描けるアグレッシヴでスピード感に溢れたナンバーは、ルルーシュの止めることのできない進軍を思わせる疾風怒涛のサウンド感で、会場を飛び出し全世界を席捲していく。「これからもコードギアスで盛り上がっていきましょう!コードギアス、最高!」の声に誘われて鳴り出すラストチューンは「WORLD END」だ。どこまでも爽快に、明快に響くメロディが印象的な1曲。世界の終わりを歌いながらも、そこで生まれた光のまばゆさを思わせるポジティブなパワーを放つ疾風のロックンロールで、「ロススト」の一周年に大きな祝砲を響かせたFLOW。「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの躍進がまだまだ続いていくことを、高らかに歌で告げるライブとなった。

最後は吉田、ゆかな、大橋、谷口プロデューサーもステージにあがり、FLOWと共にイベントの感想を届けてイベントは終幕した。17年目に突入した「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズ。アプリゲームの今後、そして作品の未来の輝きを改めて刻む時間に、ファンはコードギアス愛を深めたはず。ここから先もこのコンテンツを追いかけたい。

次ページ:イベント終了後、FLOWインタビュー

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