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REPORT

2022.12.29

最高にハッピーなメリークラリスマス!“ClariS HALL CONCERT 2022 ~ Let’s Snow Parade!~”レポート

最高にハッピーなメリークラリスマス!“ClariS HALL CONCERT 2022 ~ Let’s Snow Parade!~”レポート

クリスマスが近づく2022年12月16日、17日の2日間にわたり、ClariSが冬の曲をたっぷり届ける“ClariS HALL CONCERT 2022 ~ Let’s Snow Parade!~”がTOKYO DOME CITY HALLにて開催された(※17日は昼夜2公演)。ClariSとしては初めての試みが詰まったエンターテインメント色の強いコンサートで、冬の名曲カバーも含めて全23曲を披露。3公演のうち、今回は17日昼の部の模様をお届けする。

TEXT BY 金子光晴
PHOTOGRAPHY BY 平野タカシ

夢のお城のショウタイムにご招待!

今回のコンサートは冬をテーマにしたコンセプトミニアルバム『WINTER TRACKS -冬のうた-』の発売直後ということもあり、ミニアルバムに収録されたカバー曲も含めて季節感たっぷりのセットリストとなっていた。また、ClariSといえばストーリー仕立てのコンサートというのが恒例となっているが、今回は音楽をたっぷりと聴かせるという内容で、しかもファンを楽しませる様々な演出も用意されていた。

オープニングのナレーションのあと、舞台の左右からクララとカレンが姿を見せた。幕が開くと、そこにはブロードウェイミュージカルのようなゴージャスな衣装のコーラス隊とダンサーたち。ショウの始まりを告げる1曲目「It’s showtime!!」で、ClariSが今年最後に届ける冬のコンサートはスタートした。

続く「Fairy Party」でパーティへご招待というオープニングにふさわしい流れ。そして「Sweet Holic」ではダンサーとシンクロした妖しげなダンスを披露した。ClariSの代表曲の1つといえる「ヒトリゴト」でキュートな魅力を振りまくと、「Prism」ではカレンがクララの目を見つめ歌っているという尊い姿が早くも見られた。

その後はクララとカレンはステージから姿を消し、コーラス隊によるクリスマスメドレーの時間に。シスターの衣装を着たコーラス隊が「きよしこの夜」などの定番のクリスマスソングを歌うと、客席のペンライトも赤・緑・白に変わり、クリスマスの街の雰囲気を醸し出していた。

カバー曲コーナーで冬の名曲を熱唱!

ここでクララが1人でステージに登場。北海道の雪景色が思い浮かぶ名曲「ウソツキ」をクララのソロで歌い上げた。次の「eternally」からは再びカレンも登場して2人での歌唱。「ひとつだけ」「グラスプ」と冬が舞台となる曲が続いていく。

そして、ミニアルバム『WINTER TRACKS -冬のうた-』リード曲、「スノーライト」を披露。衣装はこの曲のアーティスト・イラストをイメージして作られたもので、真っ白なケープを身にまとっていた。

ここからはお待ちかねのカバー曲ゾーン。まずは「WHITE BREATH」(原曲:T.M.Revolution)で、「ペンライトをオレンジにしてください!」という声に応えて会場はオレンジ一色に。普段はピンクとグリーンのペンライトで淡いイメージの会場だが、この曲ばかりは客席も一体となって熱く盛り上がる。男性ダンサー2人もペンライトを持って登場。激しくペンライトを振り回し、最前列のClariSファンといった感じでステージを盛り上げ、最後は力尽きて倒れて笑いを誘った。カレンが小さくジャンプしながら煽る姿もかわいらしかった。

SPEEDの名曲「White Love」のカバーを力強い歌声と厚みのあるコーラスで聴かせると、ClariS世代の曲で思い入れも強いという「ORION」(原曲:中島美嘉)へと繋いでいく。そして、「サイレント・イヴ」(原曲:辛島美登里)はクララのソロで、情感たっぷりに大人な魅力を表現した。

クララのソロに、カレンのダンスパートも!

すると今度は巫女のような和の衣装に身を包んだカレンがソロで「Butterfly Regret」を披露し、金色の扇を手に日本舞踊のテイストを取り入れたダンスで魅了。さらにそこからソロのダンスパートとなり、カレンの持ち前の切れのあるダンスに、大人の美しさも感じさせるステージが展開された。

ここで2人が退場すると、タキシード姿でヒゲをつけた男性ダンサーズが登場。BGMはドリフターズの「ヒゲダンスのテーマ」で、ステッキを倒さずにキャッチするという芸を披露した。2人がステージにいない時間も楽しんでもらおうというサービス精神が感じられ、観客から大きな拍手をもらっていた。

そしてクララはパステルピンク、カレンはパステルグリーンという2人のイメージカラーの衣装で登場。「blossom」は2人がペンライトを持って、みんな一緒に振りを楽しんだ。さらにダンサーたちとのダンスも見どころいっぱいの「border」「again」を披露した。

最後のゾーンではおなじみのヒット曲を連発。まずはセンターステージでClariSのメジャーデビュー曲、原点にして至高の名曲「irony」を披露。「THE FIRST TAKE」でも披露した代表曲、「コネクト」では曲の最後に2人が小指を絡めるシーンも見られた。そして最後は「カラフル」でコンサートの本編は幕を閉じた。

次ページ:飛躍の2022年から2023年へ!

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