諏訪ななかの2ndシングル「Fine Days」がリリースされた。タイトル曲は、彼女もケイト・スターヴェン役で出演しているTVアニメ『新米錬金術師の店舗経営』のEDテーマ。爽やかで前向きな楽曲に、彼女の真っ直ぐな歌声が心地よい楽曲になっている。カップリングには、みんなで盛り上がる「Give Me Emotion!!」を収録!楽曲のことについて、そして年末に行われるワンマンライブについて話を聞いた。
――1stシングルに続き、アニメのタイアップ楽曲になりますね。
諏訪ななか 話を聞いたのは1年半くらい前で、曲を録ったのも1年くらい前だったので、結構時間が経っちゃっているんです。でも、EDテーマなので緩やかなイメージの曲だと思っていました。アニメのEDテーマって、お話の最後に癒せる時間という感じがするので……。ただ、第3話まではエンディングのみではなく、物語のバックに流れている状態だったので、私もまだEDアニメーションは見られていないんですけどね(笑)。一応ミニキャラが出てくるとは聞いています。(※インタビューは第3話放送後に実施されました)
――TVアニメ『新米錬金術師の店舗経営』はどんなアニメですか?
諏訪 店舗経営というタイトルが付いているので、主人公のサラサ(・フィード)がどんな店舗経営をしていくのかという話になります。第1話では、サラサがお店をもらって、このお店、このあとどうなるんだろうと思っていたら、第2話ではもうお店を経営し始めていたので、村の人が協力的でいい人たちだなぁと思いながら観ていました。
――テンポがものすごく速いですよね。面白さはどのあたりに感じていますか?
諏訪 ギャグ要素もありつつ、癒やしアニメの感じもある。そこに戦いもあったりするので、色々な要素があるところが面白さだと思います。
――たしかに戦いがあるのは意外でした。サラサもかなり強いですし。諏訪さんはケイト・スターヴェン役で出演されていますが、アフレコはどうでしたか?
諏訪 アフレコはほとんどサラサが喋っているので、(サラサ役の)高尾奏音ちゃん頑張れ!っていう感じでした(笑)。第1話はほぼサラサのセリフで、第2話も半分以上はサラサで、第3話くらいから、やっとほかのキャラクターも喋ってきたかなっていう感じだったので、台本も、サラサ、サラサ、サラサだったんです(笑)。説明も全部サラサがしてくれているので、長台詞が多かったんですよね。しかもサラサは錬金術師なので、結構言い慣れない言葉とかもあるんですよ。それを私たちのキャラクターに説明しているところもあったので、なかなか大変だろうなと思っていました。戦っている最中も説明していたので(笑)。
――たしかに薬草の名前とか難しそうでした。ケイトはどんなキャラクターですか?
諏訪 幼馴染のアイリス(・ロッツェ、CV.大西沙織)と一緒にいるときはツッコミ役のような感じなんですけど、2人でまとまるとポンコツ系というか(笑)。ロレア(CV.木野日菜)を加えた4人になると、あまりしっかりしていないほうですね……。
――ケイトは、登場シーンで瀕死のアイリスを助けるためにいくらでも払うから治してくれるようにお願いしますけど、友達思いのところはありますよね。
諏訪 ケイトは友達思いです。でも、その治療費のところとかも、結構現実的でしたよね。
――治療になぜお金をかかるのか、正当な対価を払わなければならないとか、結構ためになるアニメでもあるなと思いました。キャストとの接点でいうと?
諏訪 ロレア役の木野日菜ちゃんは、以前同じ事務所だったので、元々仲が良かったのですが、ほかのキャストの方とはガッツリ共演したのは今回が初めてで。でも最終回まで、ずっとこの4人でアフレコができたので、それはすごくやりやすかったです。
――ではEDテーマ「Fine Days」の印象を教えて下さい。
諏訪 初めて聴いたときは、前回のタイアップが疾走感のある「コバルトの鼓動」だったので、穏やかな曲だな、すごくエンディングっぽいなと思いました。歌詞的にはサラサの心境なのかなと思いました。お店を始めるのに新しい世界に行くみたいな感じだったので。
――歌うときのアプローチは?
諏訪 いつも曲に合わせて自然と歌っているんですけど、今回もそういう感じでした。なので、曲調に合わせて爽やかな感じで歌っています。
――ちなみに諏訪さんが最近、新しく始めたことってありますか?
諏訪 本当に新しいこと始めないからなぁ……(笑)。無理矢理答えるとしたら朝風呂を始めました(笑)。始めたというか、夜寝てしまって起きたら朝だったらから、ただ朝お風呂に入っただけなんですけど。
――めちゃめちゃタイムリーな話なんですね(笑)。
諏訪 昨日も今日も朝風呂だったんですよ。最近、お昼寝マットで寝ることのほうが、ベッドで寝るよりも多くて……。とりあえず寝たくなるんです。そしたらいつの間にか朝になっちゃう……。
――途中で目覚めたりしないんですか!
諏訪 あまり目覚めないし、目覚めたとしても床暖を付けるくらいなので、また寝るっていう。10時間くらい寝れるんですよね(笑)。本当はもうちょっとやりたいことはあるんですけど、延々と寝れちゃう。一応アラームもかけているのに、全然気づかないんですよね。
――それは、仕事のときどうするんですか?
諏訪 朝は全然起きれるんですよ。夜寝て、朝目覚ましをかけているときは全然起きれるけど、昼寝でアラームをかけても、まるで意味がないんです。
――不思議ですね(笑)。では、「Fine Days」にちなんで、晴れた日にしたいことは?
諏訪 散歩ですね。散歩は好きで、10キロくらいでも、全然歩けます。
――それはすごい! でも、何でも極端ですね(笑)。
諏訪 知らない土地で10キロくらい歩けるんですよ。どこに行こうかなって考えて、地図を見ながら歩いてます。
――「Fine Days」のMV撮影はいかがでしたか? 室内いちご狩りみたいな映像になっていましたが。
諏訪 ジャケット撮影は実際にスタジオの庭で撮影しているので、自然光なんですよ。MVは室内での撮影なのですが、面白かったです。クリップにいちごを1つずつ付けてもらったので、めっちゃいい匂いがしていました。一番楽しかったのはブランコのシーンですね。MVのために作ってくれたんですけど、スタッフさんが頑張ってくれました(笑)。ブックレットにはMVの衣装を着ている写真もあり、衣装は2パターンあって、それがMVで採用されているんです。個人的には、“鏡に映る 笑顔の私”という歌詞のところで、鏡越しに撮っているところが、MVのポイントかなと思っています。
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