――続く「Beginning」は愛ちゃんセンター曲で、考えてみれば『ゾンビランドサガ リベンジ』で担当曲というのはなかったんですよね。
河瀬 「目覚めRETURNER (3号ソロver.)」もショートでしたからね。
種田 そう、実はなかったんです。「イカの魂無駄にはしない~小島食品工場株式会社社歌~」のインパクトが強すぎて、私もソロ曲はあるからいいか~って思っていたんですけど、あれは厳密にはフランシュシュの曲ではなかった!
田中 社歌だった~(笑)。
種田 なので今回センター曲を作ってくださって。これも愛ちゃんが作詞をしているということなので、余計にエモく感じました。特に落ちサビで、“愚かだと笑われても 一人じゃないから 命を燃やし尽くせ!”と歌っているのが、『ゾンビランドサガ』らしい歌詞で、愛ちゃんの気合いを感じました。
河瀬 “眩し過ぎる夢が…”っていう歌詞もいいよね。
種田 そこでメロディがちょっと落ちるのもいい!
田中 好き!
種田 「ヨミガエレ」や「アツクナレ」系の、かっこいいけど前向きで元気をもらえる曲が増えたなと思いました。あとメロディに懐かしさを感じます(笑)。
田中 愛ちゃんがセンターだったアイアンフリルのときの時代(08年頃)に流行っている曲風ですよね。幸太郎(CV:宮野真守)がそうしたのかな?みたいなことも想像しちゃいます。
種田 平成のJ-POP。イントロもかっこいいんです!
――「佐賀事変」も新曲があって、そこからアニメで流れたので今回もそうなるのではないか?と期待はしています。
河瀬 たしかに!劇場版で流れるのかな。
種田 新曲の「冒険ズンドコドン!」は最初に流れそうだよね(笑)。
河瀬 私たちも、こんな番組に出れるようになったんだな!って感じで始まりそうだよね(笑)。
――「冒険ズンドコドン!」は、聞いた最初は意味がわからなかったです(笑)。リリィがかわいすぎて、語彙力をなくす破壊力がありました。
河瀬 “ゾンビランドサガLIVE 3D Virtual フランシュシュ はじめてのOnlineで Showcase!!?”でも、かなりお客さんもびっくりしていて。でも、『ゾンビランドサガ』だもんな……ってなる。
田中 戻ってきた、戻ってきた!みたいな感じだった(笑)。
種田 歌っているときも、この曲の歌詞の“!”が全部“?”だったから、歌っている後半で、だんだん気にならなくなってきて、“シュッポシュッポシュポ〉”くらいから逆に楽しくなってきていました(笑)。
河瀬 結構後半ですね?(笑)。受け止めるまで時間がかかったんだ。
種田 これはなかなか中毒性が高い曲だと思います。
田中 この曲は、リリィがセンター感があるというか。子供向けの番組の中で流れる曲で、子供人気があるリリィだから、レコーディングも私が最初のほうだったんです。そこで「もっとテンション上げてやってほしい」と言われて、リリィが引っ張る形になったんですよね。でも完成した曲を聴いて、「子どもたち、ゆうぎりさんをボーカルを聴いて大丈夫なんだろうか?」って思いました(笑)。
種田 セクシー(笑)。
――やけにセクシーでしたからね(笑)。
田中 でも、新曲で一番最初に収録した曲なので、久々にリリィとして歌えて楽しかったです!
種田 みんなと連絡を取り合っているときも「今日ズンドコしてきたよ」って話してたよね。
河瀬 純子に関してはサビ以外はしゃべり声の純子で歌っているので、それも珍しいなって思います。
種田 そうか、力強いバージョンじゃないのか。
河瀬 声出しで、サビを「普通の歌声でやって」と言われて歌ったら、面白いねとなり「純子はサビだけ熱くなっちゃおうか」と言われました。“次の駅”ってかわいく言ってるのに、そのあとは熱くなっているという(笑)。
種田 私は“UMA!UMA!”の2回目でやけくそっぽく言ったのが採用されていたなぁ(笑)。あと“3 2 1 ビューーーン スタッ!”の仮歌がすごく冷めてて面白かったんですけど、完成版もクールで笑っちゃいました。
河瀬 ゆうぎりさんが「スタッ!」って着地してくれて(笑)。
種田 そこは楽しそうにやらないんだ?みたいな(笑)。こんなにレコーディングでアホになっていい現場って珍しいから楽しかったです。ぜひ、お子さんと一緒に歌ってほしい。
SHARE