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INTERVIEW

2022.09.28

【インタビュー】ラ・ムーや二名敦子など80’sの名曲の数々――降幡 愛が考える“ドライブミュージック”をセレクト!カバーアルバム『Memories of Romance in Driving』リリースインタビュー

【インタビュー】ラ・ムーや二名敦子など80’sの名曲の数々――降幡 愛が考える“ドライブミュージック”をセレクト!カバーアルバム『Memories of Romance in Driving』リリースインタビュー

“ドライブ”と“愛”を歌う、ハイテンションなライブ!

――そんな「AIRPORT LADY」に続いて4曲目が竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」という、まさに王道。いわゆる昨今のシティポップブームの火付け役ですね。前回のカバーアルバムでも山下達郎「RIDE ON TIME」という超王道曲を歌われましたが、「プラスティック・ラブ」を歌うというアイデアはどこから?

降幡 私の選曲だけだとマイナーなものに偏ってしまうので、収録曲のバランスを考えて「王道なのも入れよう」という話になったときに、スタッフさんの提案でカバーすることになりました。あまりにも王道曲でたくさんの方がカバーされているので、そこに加わるのは本当に恐縮です。ライブでも披露しましたけど、本間さんがオリジナルとは全然違うアレンジをしてくださったのがこの1曲だったんです。80’sというよりも、どちらかというと90年代っぽいのかなと私は思いました。

――まさに80年代末から90年代くらいの印象で、ブラックコンテンポラリー感が強い。だからオケやシンセのサウンド感も90年代に近い感じがしますね。レコーディングはどうでしたか?

降幡 すごくノリノリで踊れる感がありました。ライブで披露したときよりも自分の中に入ってきた感覚があったので歌いやすかったですね。最後のサウンド無しで声だけになる部分もすごくかっこよくなったと思っていて。

――良いですよね。こういった王道曲の新解釈という部分は、このカバーミニアルバムにとっても重要なポイントだと思います。

降幡 本間さん様様だなって思います。やっぱり「プラスティック・ラブ」のカバーが数あるなかで、どういう切り口にするのかをすごく考えられたと思うので。

――特にこの曲は海外人気が高いですからね。そして5曲目は二名敦子さんの「Wonderland 夕闇 City」。これもまた素晴らしいですね!

降幡 本か何かで見た二名さんのアルバムのジャケットがすごくかわいくて、そこから聴き始めたのがきっかけでした。でも、(二名敦子の楽曲のことを)知らない方が多いんですよね。7月のライブで(今回のミニアルバムの収録内容を)発表したときも、「愛は心の仕事です」や「プラスティック・ラブ」はみんな知っているんですけど、「Wonderland 夕闇 City」はポカーンっていう感じの反応で(笑)。

――知っている人からすると「ついにカバーしてくれた!」という気持ちもあると思いますが、この曲は降幡さんにめちゃくちゃハマっていますね。これもまたすごく都会感がある一方で、オリジナルの二名さんの大人の色気が薫るボーカルとはまた違った解釈のシティ感もあるのが素晴らしくて。あと、降幡さんが普段書かれている歌詞に近くてシンパシーを感じます。

降幡 そうですね。特にサビの“恋愛しましょうか ずっとあなたと”のところは、自分が書きそうだなって思ったりもしました。あと、Bメロの部分については、ワルツみたいな三拍子の曲を普段歌ってこなかったので、新鮮で楽しかったです。前回の「夏のミラージュ」もそうですが、こういう雰囲気がすごく好きなので、自分の声質と合っているのかな、と思いながら歌っていました。

――これもまた名盤発掘という視点からも大事な1曲ですね。

降幡 そうなんです!二名さんにはほかにも良い曲がたくさんあるので、これをきっかけに知ってもらいたいなと思います。

――そして、最後は杉山清貴さんの「風のLONELY WAY」でございます。

降幡 いやあ、難しかった!(笑)。

――あはは(笑)。原曲の世界観もそうですし、杉山さんのボーカルも含めても、色々な解釈の仕方が出てくると思うのですが、こちらは歌ってみていかがでしたか?

降幡 素朴さがありつつも力強い楽曲で、男性ボーカルというのもあって難しかったの一言に尽きます。この楽曲はスタッフさんから教えてもらった1曲で、杉山さんのファンなら知らない方はいないくらいの有名曲なんですけど、私はそのときに初めて知って。「夕暮れどきに聴いたらよさそうですね」なんて言いながらカバーすることになったんですけど、ただこの曲も「City Hunter ~愛よ消えないで~」と同様、サビが畳みかけるような構成なんです(笑)。たしか1日に2曲レコーディングしたときの2曲目で。「大変だー!」と思いながら録りました。改めてレジェンドはすごいことを痛感した1曲でしたね。

――この曲は、まさにドライブが終わりを迎える感じといいますか、だんだんチルに落ち着いていくっていう。

降幡 本当に1枚でずっとローテーションして聴けるんじゃないかなって思います。この曲を聴いたあとに、また「City Hunter ~愛よ消えないで~」に戻って(笑)。

――また走り出すという(笑)。このカバーミニアルバム『Memories of Romance』シリーズはまさにライフスタイル、生活に隣り合う感じがしますね。最後に、11月に東京と大阪で開催される“降幡 愛 3rd Live Tour 〜愛はハイテンション〜”についてもお聞かせください。まず、このロゴも含めてタイトルが完璧すぎます。最高ですね!

降幡 嬉しい!ありがとうございます。今回のミニアルバムはドライブがテーマではありますけど、6曲とも愛を歌っている楽曲でもあるんです。それに私が好きな楽曲を歌えるというのもあって、お立ち台で踊っているハイテンションな自分を皆さんに見せたいという思いで、タイトルを付けました。会場の味園ユニバースと東京キネマ倶楽部は古風ですごく雰囲気がある会場なので、その雰囲気に合ったライブにしたいなと思っています。

――降幡さんはライブもリリースも継ぎ目なくどんどん展開している印象ですが、ご自身のアーティスト活動の今後について、今現在はどういったイメージをお持ちですか?

降幡 デビューからずっと作詞をしていて、最近はカバー曲続きでなかなか書く機会がなかったのですが、この7月にご一緒した武藤ちゃんなど、少しずつ歌詞を提供できるようにもなったので、今後はもっとそういう側面を皆さんにお見せできたらなと思っています。

INTERVIEW BY 澄川龍一
TEXT BY 河瀬タツヤ


●リリース情報
2nd カバーミニアルバム
『Memories of Romance in Driving』

9月28日(水)発売

ご購入はこちら

■mora
通常/配信リンクはこちら
ハイレゾ/配信リンクはこちら

【通常盤】
価格:¥2,530 (税込)
品番:LAPS-5016

<収録内容>
[CD]
01.City Hunter ~愛よ消えないで~
02. 愛は心の仕事です
03. AIRPORT LADY
04. プラスティック・ラブ
05.Wonderland 夕闇 City
06. 風のLONELY WAY

初回生産特典
2022 年11 月開催・3rd Live Tour チケット最速先行抽選申込券

●ライブ情報
降幡 愛 3rd Live Tour 〜愛はハイテンション〜

日程:2022 年11 月19 日(土)
開場 17:00 / 開演 18:00
会場:味園ユニバース(大阪)

日程:2022 年11 月26 日(土)
開場 17:00 / 開演 18:00
会場:キネマ倶楽部(東京)

関連リンク

降幡 愛オフィシャルサイト
https://furihataai.jp/

2nd カバーミニアルバム『Memories of Romance in Driving』ご購入はこちら
https://lnk.to/LAPS-5016

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