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2022.09.21

【イベントレポート】新グループ・VadLipより小野賢章、花江夏樹、増元拓也がサプライズ登場! 作品の魅力が詰まった“アオペラ -aoppella!?- Summer Festival”イベントレポート

【イベントレポート】新グループ・VadLipより小野賢章、花江夏樹、増元拓也がサプライズ登場! 作品の魅力が詰まった“アオペラ -aoppella!?- Summer Festival”イベントレポート

期待値が爆発的に上昇した、新グループ・VadLipのCV発表!

アカペラに魅了された高校生たちの青春ストーリーを、その美しいハーモニーと躍動感溢れるサウンドとで届ける「アオペラ -aoppella!?-」。コンテンツの開始から1年半を経て、高校生らしい夏のお祭りともいえるイベント“アオペラ -aoppella!?- Summer Festival”が開催された。超満員となった会場は、イベント告知のイラストでメンバーたちも着ていた浴衣姿の観客も多く、共に夏の祭りを楽しもうという空気で満ちていた。

大きな拍手の中で登場したのは、リルハピからは鈴宮 壱役の木村良平、丹波 燐役の逢坂良太、雁屋園道貴役のKENN、四方ルカ役の柿原徹也、宗円寺雨夜役の前野智昭の5人、FYA’M’からは宗円寺朝晴役の佐藤拓也、猫屋敷由比役の濱野大輝、深海ふかみ役の仲村宗悟の3人。MCを務める木村が「ついにやってきたサマーフェスティバルでございます!アオサマ!」の声に再び拍手が沸く。今年3月に開催された1周年イベントからさらに会場が大きくなったホールでの開催とあって、出演者も満足気に笑みを見せる。

今回リルハピのキャスト全員が揃っており、「リルハピの優秀さが証明されたということで。アオペラへの愛が強いということかな」との木村の言葉に「そういうことじゃないですよ!」と慌てる仲村、「ちょっとワガママなメンバーが多くてね」と佐藤は笑いを誘う。さらに、先日録った曲が非常に難しかったという話で楽屋が盛り上がっていたというトークでは、リルハピは文句を言っていた、と自己申告するのに対し、FYA’M’は「文句の“も”の字もないです」と佐藤たちが反応し、会場からは笑い声の代わりに大きな拍手が響いていた。

ステージに並ぶ椅子に座るFYA’M’の隣には空席の3つの椅子が。FYA’M’の残りのメンバーがやってくるのか!?などといじられていた座席だったが、実は発表になったばかりの新グループ・VadLipのキャストのサプライズ登場のための席!ということで、ここでVadLipのPVが公開され、キャストが発表になる。Lead・春宮永臣のCVは内田雄馬、Lead(2nd)・柊迫 侃のCVは小野賢章、Top・大里帆波のCVは花江夏樹、4th・反郷 粋のCVは八代 拓、Bass・雛乃 秀のCVは増元拓也、HBB(ヒューマンビートボックス)・伊佐良和のCVを武内駿輔が務めることが発表されると、名前が出るたびに会場からは悲鳴のような声と盛大な拍手が沸いた。卓越した歌唱力と表現力を誇る超豪華キャストがアカペラを歌うとあって、期待値は爆発的に上昇したと言っても過言ではない。そんなVadLipから、ステージへ小野、花江、増元が登場した。

改めてビジョンにVadLipの集合イラストを出して、キャスト陣が語らう。「アカペラは難しいよぉ?」とKENNが言えば、「僕らのアカペラに賭ける想いは、今日の気温にも負けないくらい熱いです!」と花江。その言葉を聞いて「一緒に頑張ろう!」とKENNもアオペラ先輩声優として大きく頷くなど、微笑ましいシーンが。豪華なメンバーがキャスティングされたVadLipだが、実は小野と花江は「アオペラに出たい」と話していたそう。最初のJ-POPのカバーが出たときに、小野が「これ見て!ヤバくない!?」と花江に持ってきたのが始まりだったという。「やりたいね」と2人で話をしていたことが、制作陣営にいつしか届き、VadLipは誕生したのだとか。普段からの仲の良さも見えるテンポの良い会話で冒頭から会場を盛り上げた。

VadLip

VadLip

ここからイベントは企画コーナーへ。まずは「VadLipについて“ミリしら”やってみよう」として、新グループ・VadLipについて登壇している3人が演じる役がどんなキャラクターなのかを知るためのゲームに。新キャラクターのビジュアルと名前を見ながら、既存チームがキャラの設定、性格、言いそうなセリフを考えて解答し、実際のキャストである小野、花江、増元と共に答え合わせをしていく。「VadLipのコンセプトはバッドなリップなので、口が悪いんです」と花江からのヒントが出ると、「曲調も結構、攻めています」と増元からもヒントが出てくる。さらにカバーした曲がAdoの「踊」、YOASOBIの「怪物」であることもVadLipの3人から発表される。まずは侃について答えた逢坂とKENNは、侃はマザコン設定で、性格は二重人格。言いそうなセリフは「君、ハンカチ落ちたよ。早く拾えよ」と解答。セリフを読んだ小野から「不正解です!」と言われて、ガックリと肩を落とす逢坂とKENN。真実の侃は一歩引いているような性格で、なかなか素直になれないキャラクターなのだそう。

柊迫 侃(CV:小野賢章)

柊迫 侃(CV:小野賢章)

続いて帆波について回答した柿原と前野。帆波の設定は「父が有名声優」で、性格は「自分の声にコンプレックスを持っている」、そして言いそうなセリフを読み上げた前野。「オレは親父とは違う!」とドスの効いた解答に思わず笑う花江。前野を越えるデスボイスでセリフを読んだ花江から不正解を告げられると、「だから違うって言ったんだよ!」と前野を責める柿原。「カッキーがそうだって言ったからだよ!」と言い合ってさらなる笑いを誘う既存チームの2人。そんな帆波は場を掻きまわすトラブルメーカーであるものの、底抜けに明るく憎めない性格であると発表された。

大里帆波(CV:花江夏樹)

大里帆波(CV:花江夏樹)

最後に秀について答えを出したのはFYA’M’の3人。「リルハピはちょっと自由にやりすぎだな」と言う濱野が自信を持って出した答えた秀像は、8人兄弟の3男坊設定で、カレーライスは右上から食べる性格。言いそうなセリフは「ああ、足りない。アカペラが足りない…足りない、足りない、足りない、足りない…」というものだった。アカペラを心から欲している苦労人かつこだわりの強い人物であることを予想したものの、あえなく不正解。実際には人と群れないクールな性格ながら真面目で面倒見が良いタイプであり、親同士に繋がりがあったことからふかみのことを一方的にライバル視している、ということが明かされる。「ここでも遺恨を作っているよね」と増元が言うと「中の人同士もね」と意味深に返す仲村。既存のキャラクターとの関係性があることで今後が楽しみなキャラクターだ、と話は盛り上がる。そのほかのキャラクターもここで紹介され、VadLipの様子が少しずつ見える機会となった。

雛乃 秀(CV:増元拓也)

雛乃 秀(CV:増元拓也)

続いては「チーム対抗イラスト当てクイズ」のコーナー。ユニットごとのチーム編成での対抗戦で、絵を描く担当となったキャストがお題をイラストで表現し、残りのメンバーが解答するという内容。ユニットの絆が試されるゲームだ。VadLipからイラストの担当に増元、解答者に小野と花江での挑戦だったが、花江の冴えわたる閃きによって全8問中6問正解という好成績。続くFYA’M’はイラスト担当に仲村、佐藤と濱野が解答するが、仲村の画力に大苦戦することに。そんなFYA’M’は4問正解。そして最古参チーム・リルハピはイラスト担当に柿原、解答するメンバーが逢坂、KENN、前野、と1人多いものの「イラストが柿原なのはハンデである」ということでOKとなった。芸術的(!?)な作画力に珍解答続出だったものの6問正解。しかし柿原がお題の順番を飛ばし、描きやすいお題を選んでいったことで減点対象となり、勝者はVadLipに。笑い声が収まらないコーナーでも新進気鋭なユニットの力を見せつけた結果となったのだった。

そして、イベントの醍醐味でもあるオリジナルストーリーの生朗読のコーナーへ。11人がずらりと並び紡ぐ物語は、夏祭りに各々が浴衣や甚平姿となって出掛けたリルハピとFYA’M’のメンバーたち。慣れない姿を褒め合う彼らだったが、普段とは違った格好でいることもあり歩くのに疲れたという壱。ラムネを飲みたい、という壱がみんなの元を離れようとすると「1人にするのは風紀が乱れる」と由比に諫められてしまう。そんな厳しい声に朝晴が「風紀ではなく予定が乱れる」と声を掛けると、「はぐれないように手を繋ごう」と雨夜が壱へと手を伸ばす微笑ましい場面に会場もほっこり。

同じ頃、VadLipの面々も夏祭り会場に。永臣たちがいないと騒ぐ帆波。「それ、逆ね。俺たちがはぐれたんだよ」と言う侃に、気づかなかった!とさらに声をあげる帆波を「なにか見つけてもちょこまかと走り回るな」と呆れ顔の秀も共にいた。そんな3人も喉が渇いた、とラムネの屋台へ向かうと、リルハピとFYA’M’と遭遇。ここで燐と帆波が同じバイト先であること、帆波が由比に憧れていること、そして「元気?」と声をかけるふかみに冷たい反応を返す秀の様子が見られ、観客にも彼らの関係性が見えてくる。見知った者同士の会話やその空気から、ふかみのことで秀をよく思っていない光緒や永臣相手には声を荒げてしまうという朝晴、良和のファンだという壱といったこの場にいないメンバーとの関係性ややり取りも浮かんでくるような会話劇。この先のストーリーにどう関わってくるのかがますます楽しみになった。

次ページ:各グループにしか表現できない世界がある――。

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