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2022.08.29

【ライブレポート】アニソンアーティストたちの全力の輝きが創った、最高のステージ!“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”DAY3・徹底速報!

【ライブレポート】アニソンアーティストたちの全力の輝きが創った、最高のステージ!“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”DAY3・徹底速報!

8月28日、さいたまスーパーアリーナにて“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”のDAY3が開催。アニソンアーティストや声優アーティスト、キャラクターがそれぞれの煌めき・輝きを放つステージを次々に展開。大衝撃を与えたウルトラサプライズも炸裂し、忘れられない思い出を刻んだ1日となった。

■8/28(日)セットリストはこちら
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次代を担うアーティストは、きっとこの中に!ニューカマー揃いの前半戦

DAY3は鈴木愛奈とi☆Risのスペシャルコラボユニット“Nyai☆Ris”による、「太陽曰く燃えよカオス」からスタート。“Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-”(以下、“アニサマ”)のテーマソング「Sparkle」の作編曲担当の田中秀和が作編曲を手がけたこの曲では、以前アニサマで本家・後ろから這いより隊Gが披露したときと同様に、メインスクリーンの映像に「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」の弾幕が流れる演出も。サビではi☆Risの5人がダンスも揃えつつ歌唱していたのに対し、鈴木愛奈がじゃれる猫のようにかわいらしく跳ね続けていたのも非常に印象的だった。

そこから一転、さざ波の音をバックにステージへと登場したのは、“アニサマ”初出演・ARCANA PROJECT。『白い砂のアクアトープ』主人公・海咲野くくる(CV:伊藤美来)のセリフをきっかけに、同作の第2クールオープニング「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」でライブをスタートさせる。曲に沿った美しいフォーメーションも織り交ぜた、フレッシュさと確固たる歌・ダンスの実力を兼ね備えたパフォーマンスをみせれば、同作の第1クール OPテーマ「たゆたえ、七色」では、爽やかで疾走感あるA・Bメロと、拍子が変わりダンスもタイトル通りたゆたうように変化するサビとのコントラストが目を引く。特にサビ冒頭の、ゆっくりとゆらぎながらユニゾンするポイントの揃い具合は特筆すべきもの。今後パフォーマンスがどう進化するか、さらに注目すべきユニットの1つと言っていいだろう。

と、メインスクリーンにデジタル時計が映し出されたかと思えば、それがどんどん早回しされて「Tokyo 7th シスターズ」の舞台・2034年に到達し、アリーナ中央のスペシャルステージに秋奈(空栗ヒトハ / フタバ役)が登場。KARAKURIのハードなEDM「AMATERRAS」が披露される。この曲ではメインスクリーンを二分割し、左右反転の映像を並べる演出で「2人のステージ」を現実のものに。パフォーマンス自体も質高く、会場中の“支配人”をノらせていくと、続けてメインステージに登場した4Uは「メロディーフラッグ」と「LOVE AND DEVIL」をメドレー形式で披露。ガールズバンドという設定に沿って各キャラクターの担当楽器を演奏しながら、表情や歌い方にキャラクターらしさの表現も同時に行いさらに会場を湧かせていく。

曲明けには入れ替わりに777☆SISTERSの12人がステージに勢揃いし、「FUNBARE☆RUNNER」を歌唱。楽曲自体にある青春感を歌声で増幅させ、パフォーマンスと併せてキャラクターの持つフレッシュさもしっかりと表現してみせる。そして最後はKARAKURI・4Uも加わって、劇場アニメの主題歌「Departures -あしたの歌-」を披露。この大舞台で、ユニットごとにパートを担当して歌を繋いでいく光景もまた、“支配人”にはたまらないものだったはずだ。

歌唱後、スクリーンに再びデジタル時計が映し出されて2022年8月28日まで時を遡ったところで、鈴木愛奈が「Reverse-Rebirth」から出番スタート。メロディラインが非常に難解なBメロも難なく乗りこなすなど、パワフルさと繊細さを兼ね備えた歌声で楽曲の世界を会場中に届ける。また、シリアスなシンフォニックロック「Endless Pain」にはスーッと伸びやかで美しい歌声を乗せ、技術とパワフルさを兼ね備えた歌声を通じてさらなる成長が楽しみにさせられた。

曲明けのMCパートで、彼女は「ですのっと」なる怪しげなノートを発見。そこに書かれた呪文を詠唱し、昨年とは逆に鈴木愛奈がhalcaを“召喚”すると、2人が歌ったこの夏の新曲「あれこれドラスティック」を歌唱!2-Bメロ終盤をhalcaが少々荒っぽくセリフ調に歌えば、鈴木愛奈も直後の2サビのラストにウインクを盛り込み観客のハートを撃ち抜いてみせたりと、ハイスピードなロックにのせて歌声でアツいバトルを繰り広げ、halcaにステージをバトンタッチ。

まずは自己紹介代わりになる曲として「センチメンタルクライシス」を歌唱。彼女の歌声のガーリーさが活きる、アニメとともに多くの人に広まった爽やかなラブソングにキュンとくる歌声を乗せて会場いっぱいに笑顔で届けると、続く「告白バンジージャンプ」では、1曲の中で力を抜いたりパワー全開にしたりと曲調に合わせて目まぐるしくアプローチを変えていくことで、観客を盛り上げながらボーカリストとしての巧みさを感じさせてもくれた。

続いて登場したsajiは、アカペラで優しく繊細に歌い始めた「明日の空へ -Album ver.-」で、初“アニサマ”のステージを踏む。次第に歌声をクレッシェンドさせることで、曲に乗せた想いを会場中にじんわりと広げていく。そしてもう1曲、初めてアニメのオープニングを飾った大切な曲「星のオーケストラ」を披露。彼らのみならずアニソンファンにとって大切な存在であるはずのこの曲を、ヨシダタクミ(vo)の言葉通り大会場で共有し、一緒に遊んでいった。

そんな会場の空気を少々チルさせたのが、鈴木みのりが歌唱した最新曲「Wherever」。R&Bのテイストを有する曲を程よく肩の力を抜きつつ歌い、同時に楽曲のもつグルーヴ感にもしっかりと乗る巧みな歌声を響かせていく。曲明けのMCでは「色んなタイプの曲に挑戦したい」という今の想いも語り、その言葉通りにすべての曲で“声優・歌手”ならではの高い表現力を活かして、異なる表情をみせていく。

2曲目として歌ったハードなロックナンバー「BROKEN IDENTITY」には熱く力強い歌声を叩きつけて会場のボルテージを上げてみせると、「エフェメラをあつめて」のイントロでは、彼女の隣にこの曲の作詞を担当した憧れの存在・やなぎなぎが立ち、スペシャルコラボが実現。2人とも透き通る歌声を活かして、温かく柔らかな感情をふんだんに込めて楽曲を表現してみせた。

次ページ:極大のサプライズも“らしさ”の発揮も、どちらも最高の“Sparkle”

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