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INTERVIEW

2022.08.25

【インタビュー】タケヤキ翔『組長娘と世話係』OP主題歌「未来のヒーローたちへ」リリース――YouTuberとしての活動を継続してきた彼の、今後のビジョンとは?

【インタビュー】タケヤキ翔『組長娘と世話係』OP主題歌「未来のヒーローたちへ」リリース――YouTuberとしての活動を継続してきた彼の、今後のビジョンとは?

登録者200万人超えの人気YouTuber・タケヤキ翔が、TVアニメ『組長娘と世話係』OP主題歌「未来のヒーローたちへ」をリリース!気鋭のクリエイター・ANCHORが手がけたこの曲は、心地良い疾走感とエモーショナルな歌声が融合したロックチューンに仕上がっている。「アニソンは目標の1つでした」というタケヤキ翔に、「未来のヒーローたちへ」の制作、音楽のルーツや好きなアニソン、アーティストとしてのビジョンなどについて聞いた。

“タケヤキ翔”名義の初シングル

――まずは翔さんが音楽や歌うことに興味を持ったきっかけから教えてもらえますか?

タケヤキ翔 小学生の遠足のバスでカラオケ大会になって、そのとき初めて人前で歌ったんですよ。ゆずさんの「また会える日まで」を歌ったんですけど、クラスメイトに「上手い」って言われて、調子に乗って「俺、歌えるんじゃね?」って(笑)。

――10代の頃はどんなアーティストが好きでした?

タケヤキ ゆずさんはよく聴いてましたね。あとはBUMP OF CHICKENさん、大塚 愛さんとか。中学のときにポルノグラフィティさんにハマって、高校でB’zさんが好きになって、リンキン・パークさん、ONE OK ROCKさんもよく聴くようになりました。バンドはやったことないんですけど、歌うのはずっと好きでしたね。

――翔さんはYouTuberとして知名度を得て、音楽ユニット・ラトゥラトゥとして音楽活動をスタート。「音楽をやりたい」という気持ちもずっとあったんですか?

タケヤキ そうですね。学生の頃から憧れていたんですけど、先にYouTubeを始めて。そっちである程度結果が出て、「今だったら音楽をやれるな」という感じです。YouTuberならではの音楽活動をやっていきたいし、ラトゥラトゥのMVの反応やコメントなどを観ると良い感じで自分らしさを出せているのかな、と。ただYouTubeの延長線上で音楽をやってると思われてるだろうし、音楽だけで評価されているわけではないので、まだまだこれからですけどね。

――冷静な分析ですね。

タケヤキ はい(笑)。YouTubeのほうもこのレベルで「俺、売れてる」なんて思ってちゃダメだとは思っていて、まだまだ試行錯誤の毎日です。

――そして“タケヤキ翔”名義の最初のシングル「未来のヒーローたちへ」がリリースされます。自分の名前で楽曲を出すことについては、どう感じていますか?

タケヤキ ラトゥラトゥはコンセプトがはっきりしていて、邦ロックとボーカロイドミュージックをベースに、和の要素を良いバランスで組み合わせているんです。タケヤキ翔名義の楽曲はそれを取っ払っていて。「未来のヒーローたちへ」は、楽曲へのゲスト参加などでご縁のあったANCHORさんに書き下ろしていただきました。最初に聴いたときに「J-POPらしくて聴きやすいな」と思って。そういう曲はあまり歌ったことがなかったので、新鮮でしたね。特にサビのメロディは印象的でした。サウンドもかっこ良くて、すごく気に入っています。

――メロディの起伏も激しくて。ボーカリストにとっては、かなりハードルが高そうですが……。

タケヤキ 高い音がずっと続きますからね。普段は自分で歌い方を考えて、「ここはこんな感じで」と決めていくんですけど、今回はANCHORさんにディレクションしてもらったんです。「あ、ここでファルセットにしてもおもしろいんだ!」みたいなことを含めて、テクニカルな面でもかなり勉強になりました。

――歌詞については?

タケヤキ 『組長娘と世話係』のOPテーマなので、アニメのストーリーや世界観に沿っていて。これから大人になる組長娘である八重花や子どもたちに向けた歌詞なんですけど、「結婚して子供ができたら、こんな気持ちになるのかな」って(笑)。

――“ヒーロー”というワードも、翔さんにピッタリですよね。Youtuberは今や、子供たちが憧れる人気の職業なので。憧れられる存在でいたい、という気持ちもありますか?

タケヤキ うん、そうですね。YouTuberを始めたときもそうだし、今もそうなんですけど、ずっと「自分が一番だ」と思ってやるので。まあ、そう思い込ませているところもありますけど(笑)。

――アニメの印象はどうですか?

タケヤキ 元々原作を読んでいたんですよ。主人公(桜樹組の若頭・霧島 透)は任侠の人で、強面でケンカっ早くて強いんですけど、八重花(組長・桜樹の一人娘)にはすごく優しい。そのギャップも面白いし、意外とほっこりした日常が描かれているんですよ。好きな作品だし、主題歌を担当させてもらって嬉しいですね。アニメは小さい頃から好きで、アニソンは目標の1つだったんです。OP映像を観たときはシンプルに感動したし、「アニメの曲を歌ってるんやな」って実感しました。

――アニメの視聴者のリアクションもチェックしてます?

タケヤキ たまにエゴサーチするんですけど、放送日のたびにたくさんの人が呟いてくれて。この曲を聴いて「タケヤキ翔って誰?」って人も結構いるし、今までとは違うリスナーに届けられているなと。

――素晴らしい。ちなみに翔さんの思い出のアニソンは?

タケヤキ 色々あるんですけど、『幽☆遊☆白書』の「微笑みの爆弾」は好きでしたね。エンディングは変わっていったんですけど、オープニングはずっと「微笑みの爆弾」だったんですよ。小学校の夏休みに1日2話ずつ放送していて、めっちゃ楽しみにしてました。

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