キュートな癒しの歌声と、フレッシュ&パワフルなパフォーマンスで、ファンを増やし続けているhalcaさんが、2022年1月よりマンスリーライブ「halca monthly live [playgood]」を連続開催!毎回本人がコンセプトを決め、“ファンと一緒に作るライブ”を自身の企画で贈る[playgood]シリーズに、リスアニ!WEBが密着!
2022年7月17日、シリーズのホームグラウンドである東京・Spotify O-Crestにて開催された第7弾「[playgood] #07」は、1月から続いた[playgood]に一区切りを打つステージに!
連載12回目となる今回はマンスリーライブのラストを飾るにふさわしい、賑やかな“party”をテーマに届けた「[playgood] #07」の模様をレポートします♪
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今年1月から毎月ファンが通い詰めたSpotify O-Crestは「[playgood] #07」も大入り満員の大盛況。開演5分前に流れるシリーズ恒例のhalca本人による生影ナレも、すっかり堂に入っている。
「今日は7月17日、「[playgood] #07」ですね!“ナナナナナナ”ですね!今日は直接、(7月7日生まれの)私のお誕生日をお祝いしてくれますかー?」と全員で拍手の練習。「今日が一旦、最後の[playgood]になります、また次回の開催に繋げられるような楽しいライブにしましょう!」と元気に語るhalcaの声にも、今日を素敵な思い出の日にしたい気持ちが滲み出る。
開演の12時半。いつものように「Hail to the world!!」のイントロに乗って、halcaがニコニコと手を振りながらステージに現れると、客席は、この日の“ゆるゆるドレスコード”カラー=purpleのペンライトに包まれる。halcaの衣装ももちろん、薄いパープルカラー。シアーなフリルが重なって全身にあしらわれたドレスが超キュートだ。大きな白い襟元とチャイナガールのようなかわいいお団子ヘアには、真っ赤なイチゴが飾られている。
のちのMCでも語っていたが、7月7日のhalcaバースデーを改めてお祝いするパーティと、[playgood]シリーズのラストを祝う打ち上げパーティを意識したテーマ“party”に合わせて、この衣装はお祝いのケーキをイメージしたのだそうだ。
「「[playgood] #07」スタートです!今日も来てくれてありがとうございます!」と大きな拍手の中、グー!サインを交わして始まったOPナンバーは「cue」。軽やかなリズムに合わせてフロアがジャンプし、楽しい気持ちは2曲目の「うそじゃないよ」へとシームレスに繋がっていく。「cue」の“おんなじような帰り際で次の期待もしてる”と彼女自身が書き記した歌詞も、「うそじゃないよ」の“これだけは確かなこと 私は君が好きなんだ うそじゃないよ”のフレーズも、ラストを迎えた[playgood]シリーズだからこそ、いつもより胸に刺さる。
「最初はどうなることかと思ったら、あっという間の7回目になりました。寂しいんですけど今回は一旦ね、[playgood]はお休みになるんですけど……今日まで7ヵ月間やってきたことを発揮できるように、一生懸命頑張りますので、今日もよろしくお願いします!」
今日はパーティ!ということで、セットリストにも随所にサプライズな選曲が盛り込まれたこの日。「アルバムの曲で、まだ自分のライブでお観せしたことのない曲があるんですよ」と言って「みんなで一緒に踊ろう!!」と3曲目に届けられたのは、『Assortrip』に収録されていた、ちょっと懐かしいディスコサウンドを感じるファンキーな「Ride on Music!」だ。halca Official YouTube Channelでも公開されている楽しいMVも思い出す。“この曲はもう終わるけど 全て始まったばかり!”と歌うhalcaに、みんなが一斉に手を挙げて跳ねた。
大きな拍手のなか、「楽しかったー!」とニコニコ顔のhalca。水を飲んで一息ついて、「次のブロックは、みんなで考えた“セトリ投票・セトリ会議”のコーナーです!」と宣言してスタートしたのは、事前にhalcaが挙げた7曲の中からファンクラブ会員投票で1位に選ばれていた「キュンとさせてあげるよ」だ。オーディエンスと目を合わせながら、“片思いの相手は ねえ わたしにすればいいよ”と自分を指差してアピールするhalcaにキュンとする。続いては2位になった「A・WA・WA・WA」。クールな表情で歌い上げるアップテンポなロックナンバーが真っ赤なライトに照らされて、熱を急上昇させた。
「どっちもすごい好きな曲なので、選ばれて嬉しかったです。もう1曲行く前に……ここで“はるけっちぶっく”のコーナーです!」
7ヵ月にわたる[playgood]シリーズで、毎回、最大の見どころだったのが、halcaが直筆イラストを描いたスケッチブックを見せながら、パーソナルなおしゃべりをするこのコーナー。7回目のお題はマンスリーライブの集大成となる「[playgood]の思い出」だ。
去年の7月頃、初めてスタッフからマンスリーライブを提案され「マンスリーライブって何?」と理解が追いついていなかったが、自分が成長するためにはいいと思い、OKしたこと。自分で企画を考えると決めてからは、去年の12月、「[playgood] #01」まであと1ヵ月前という時に「毎月ライブするなんて正気なの?」とじつは思っていたこと。MCにも新しい企画を!と“はるけっちぶっく”が生まれたが、スケッチブックがギリギリまで完成せず、締め切りが怖かったこと。でも、不安だったライブをいざやってみたら楽しくて、毎月が楽しみになり、「マンスリーライブ、もう怖くないぜ!」と思えるようになったこと。「楽しかったな!という思い出がなければ、たぶん毎月頑張れなかったと思う。来てくれた方、皆さんありがとうございました。次きっと、9月のワンマンライブで、あの時楽しかったから大丈夫!ってなると思います」と話すhalcaに、温かい拍手が贈られる。
そんなhalcaの成長を促した[playgood]シリーズでは、自分でテーマを決め、セトリ投票、セトリ会議など毎月、ファンと直接コミュニケーションをしながら企画を立て、“はるけっちぶっく”を毎回描いたりと、新しいことに数々挑戦してきたとも振り返る。25ページほどにおよぶ“はるけっちぶっく”を描くときに、事務所の会議室の机をクレヨンでめちゃめちゃ汚してごめんなさい!という謝罪にも笑いを誘われる。「この[playgood]で私は、ずっと苦手だった“完成させる”ということを達成できました」と言うhalcaの顔は晴れやかだ。
「みんなともっと会える時間を作るために( [playgood]は)一旦お休みしなきゃいけなくて。このあとにトレーニングもして、リリースも控えているので、そういう時間も大事にして……もっとパワーアップできたら、[playgood]をまた開催したいなと思っています。そのときは、ぜひまた皆さん遊びに来てください!」
“はるけっちぶっく”を終えて、再びセットリストに戻り、みんなと決めた“セトリ投票”コーナーの最後の1曲として披露されたのは、夢を諦めずに進む明日に光を当てる「Hail to the world!!」。不安だった[playgood]シリーズを乗り越えたhalcaの明るくパワフルな歌声が、楽曲にシンクロし、新しい感動を呼んだ。
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