――ニュー配信シングルも、これまで培われてきた経験が活きているかとは思うのですが、「TENSION ENCHANTER」のジャクソン5感はどのあたりから?
ZAQ あぁ!たしかに。そうか、ジャクソン5っぽいのか。イントロですよね?あのギターを入れることは最初から決まっていて。あと、9ヵ月連続リリースに関してはタイトルの頭文字が。
――全曲、先に決められているんですよね。
ZAQ はい。で、今回は「TEN」ということで、スタッフさんと一緒に考えて、「TENSION」になりました。私はテンションが高い女なので作りやすいのではないか、というところで(笑)。そこからジャケットイラストが先に進み、あの、シャンパングラスに風船が飛んでいるイラストが上がってきました。それを元に楽曲を作り始めたんですよね。だから、作り方としてはまさかの逆輸入という(笑)。なかなかやらない方法ですよね。でも、私はキャラクターソングを作るのが得意なので、「こういうジャケットのキャラソンを作ればいいんだ」という考えから、とにかくご機嫌にテンションが高い曲、パーティチューンを作ろうと思いました。というのも、「ASEED」や「ANTHEM」ちWOW WOW系のコール曲が続いていたので。なので、クラップがメインの曲にしました。ご機嫌じゃないクラップの曲ってないじゃないですか?(笑)。
――ないですね(笑)。必然的にパーティチューンになりますね。
ZAQ そうなんですよ。ただ、「TENSION」だけではちょっと難しいので「ENCHANT」、孵化する、付け加えるという単語を加えました。「ン」がやたら多くて語呂もいいし。あと、久しぶりにタイトルを歌詞の中で回収しました。
――歌詞に関しては、ご機嫌なナンバーでありながら、冒頭から“なにやっちゃったっていいんだよ”と伝え、“弱った姿も 愛したい”と、あなたを受け入れる系の歌詞になっていますよね。
ZAQ 最近、あなたを受け入れる系が多いのは自分に向けているからなんですよ。最近、テンションが下がることがとても多くて。個人的に仕事関係で辛いことが続いているときに、自分を励ますようなテンションの高い曲を聴きたくて、今回は自分で書いたというところですね。
――自分で自分を元気づけるための音楽活動だった、と。
ZAQ あと、ZAQのテンションを上げられる人を考えたんですけど、それって圧倒的な「陽」の人なんですよね。で、私はそういう人に人生で2人会ったことがあって……女優の田野アサミさんと、スピラ・スピカの幹葉さんなんですよ。
――たしかに!まさに陽の化身ですね。
ZAQ 幹葉さんは一度しかお会いしたことがないんですけど、歌詞の“いるだけで 雰囲気が パッとあかるくなっていく”はまさにそうですね。連絡先も知らないのでご本人に伝えられていないんですけど。だから、幹葉さんと田野さんに出会ったときの、無理やりにテンションを上げられちゃう感じを受けて作った歌詞ですね。
――そんなパーティチューンですが、最後はピアノで締めていますね。
ZAQ そうなんですよ。最初はJ-POPっぽいクラップ曲と思わせて、2番からは全部のリズムが倍テン(ポ)になってどんどん気持ちが上がっていく要素を入れているんですけど、でも最後はピアノで。あの終わり方は、実は次の曲を意識したからなんです。配信シングルに関しては流れをすごく意識していますね。
――そこは、1曲ずつリリースする配信シングルでありながら、アルバムを制作するような考え方ですね。逆に、「TENSION ENCHANTER」の少し癖のある始まりは、「QUEEN」を受けているというところもあるんですね。
ZAQ そうですね。「ANTHEM」や「ASEED」や「QUEEN」からの流れという意味では、ここまでで結構かっこつけたので、ZAQの原点である、かわいく元気に歌うところに立ち返りました。そこを出せるのは今しかない、と思って。
――それにしても楽曲ってすごいところから生まれるんですね。「テンション」という単語と、ジャケットイラストと、田野さんと幹葉さんという。まるで三題噺みたいな。
ZAQ キーワードはその3つです(笑)。すべての体験が曲作りには活きてきますね。
――最後に。楽曲制作に追われて愛するファンにもなかなか会えない日々ですが、そんな今、ファンに伝えておきたいことはありますか?
ZAQ なんだろう?とにかく会いたい、「会いたい」です。メッセージというか私の欲望ですね。本当に会いたいんですよ。自分の曲ばっかり作っていると、ふと「私の曲を待っている人なんているのかな?」という超ネガティブな方向に進んでしまうんですよね。
――熱烈なラブレターみたいでしたが。では、SNSなどで積極的に話しかけたりお手紙をもらえたりすると嬉しいですね。
ZAQ めっちゃ嬉しい。曲を作っているときが一番寂しいから、そういうのください(笑)。
Q.5 ZAQが最近テンションがエンチャントした(上がった)ことはなんでしょう?
▼正解は第6回インタビューで!
連載企画第4回:ZAQUIZ!の答えは……
5個
でした!
INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司
●9ヵ月連続リリース情報
第六弾配信シングル
「TENSION ENCHANTER」
作詞・作曲・編曲:ZAQ
2022年6月30日(木)配信
配信リンクはこちら
■第一弾
「ZIGZAG」
作詞・作曲・編曲:ZAQ
配信リンクはこちら
■第二弾
TVアニメ『薔薇王の葬列』第1クールエンディングテーマ
21st シングル
「悪夢」
発売中
品番:LACM-24243
価格:¥1,320(税込)
<収録曲>
M1「悪夢」
作詞・作曲:ZAQ 編曲:石川智久
M2「耺」
作詞・作曲・編曲:ZAQ
各インストも収録の計4 曲収録
配信リンクはこちら
■第三弾
「ANTHEM」
作詞・作曲:ZAQ 編曲:ZAQ・RINZO
配信リンクはこちら
■第四弾
TVアニメ『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』オープニングテーマ
22nd シングル
「ASEED」
発売中
品番:LACM-24239
価格:¥1,320(税込)
<収録曲>
M1. ASEED
作詞・作曲・編曲:ZAQ
M2. Coward
作詞・作曲・編曲:ZAQ
各インストも収録の計4 曲収録
■第五弾
「QUEEN」
作詞・作曲:ZAQ 編曲:TeddyLoid
配信リンクはこちら
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