【ライブレポート＋本人コメント】バーチャルアーティスト・長瀬有花が初の試みで見つけたもの――全編三次元（実写）の無料配信ライブ「SEEK」レポート

【リスアニ！WEB限定】長瀬有花コメント

●ライブを終えた今の感想をお聞かせください。

やりきったで～～～～～～
見に来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。

●今回のライブで「長瀬有花」の世界観を伝えるために意識したこと・こだわったポイントは？

コンセプトに合わせたパフォーマンスを大事にしました。
これまでのライブでは楽曲ごとに振付をつけてみたりと、視覚的な動きのパフォーマンスも意欲的に行うようにしていたのですが、
今回のライブはストリート、都会の雑踏をビジュアルのテーマにしていたので、
そこを意識して、歌一本ですべて伝えきるということを意識してみました。
小学生以来触ることのなかった鍵盤ハーモニカを演奏してみたり、ビデオシンセサイザー（※入力された音声と同期した映像を生成するシンセサイザー。音楽に合わせたビジュアルをリアルタイムに演出でき、今回のライブでは「ライカ」で使用）を使ってみたりとチャレンジしたことも多々ありましたが、そのどれもがこのライブで感じられるアナログ的な懐かしさを生み出してくれたのではないかなと思います。
観てくれた方の思い出や昔に見た景色がぼやっと浮かんでくるようなライブになっていたら嬉しいです。

●今回のライブ“SEEK”の「見つける」楽しさというコンセプトにちなみ、長瀬さんが今回のライブを通じて「見つけた」ものを教えてください。

今まで以上に歌と一対一で向き合ったので、準備期間はずっと自分自身の歌と真っ向勝負していました。
おかげで感覚が研ぎ澄まされたのか、喉の調子のベストな持っていき方だったり歌い方だったりが以前よりもスルスルと見つけられるようになっていって、自分の中のパズルが解けていくような感覚を見つけられた気がします。
ライブ中は伸び伸びと自分の出したかったものを表現できているのがとても嬉しくて、歌うことの楽しさを初めて知った頃の、純粋な「楽しい！」という思いが湧き上がってくるようでした。
自分の歌を改めて発見できた、忘れられない時間となりました。