キュートな癒しの歌声とフレッシュ&パワフルなパフォーマンスでファンを増やし続け、その日渋谷でhalcaは新しい風を吹かせた――。2022年1月29日、東京・Spotify O-Crest。halcaが初めて挑戦する、自分自身でコンセプトを決めるワンマンライブシリーズ「halca monthly live [playgood] #01」が、ついに開催に。ファンとの温かな触れ合いを存分に楽しませてくれた「[playgood] #01」の模様をレポートします♪
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彼女が本連載のインタビュー編で「皆さんが悩んだとき、落ち込んだとき、もちろん嬉しいときにも、halcaに会いたいと思ってもらえるような、グーッと距離の近いライブにできると思う」と語っていたように、「[playgood] #01」は今まで以上にフレンドリーに、声を出せないファン達と心の手をしっかりと繋ぎ合いながら、ライブの可能性を広げることができたワンマンになった。
記念すべき「[playgood] #01」は、halca本人による開演前アナウンスからスタートした。ライブの注意事項を読み上げたあと、「…halcaのこと、大好きなんですかー!?」と勢いよく呼びかけると、客席から元気な拍手が起こる。“一緒に楽しむ準備はバッチリできてるよ!”というファンの声が聞こえるようだ。その温かく力強い拍手を聞くだけで、「[playgood] #01」に出会えて良かったと思う。
そこからしばらくのあと、薄暗かったステージから光が放たれ、「Hail to the world!!」のイントロにのせて、イエローのタータンチェックとリボンがポイントのカジュアル&キュートな衣装を着たhalcaが、手を振りながら登場する。みんなを見てニコニコしながら手拍子して跳ね、客席を真っ直ぐ指さして「初めての[playgood]、スタート!!」とコール。曲のイントロにのせて「最初の曲はやっぱり、(#01の)テーマがスタートなので『スターティングブルー』にしましたー!」と言って、伸びやかな歌声を聴かせる。halcaのフリに合わせてブルーのペンライトが揺れ、本当の自分を見せて新しい関係をスタートさせる願いを歌う「うそじゃないよ」、マイナスとプラスのピースを入れ替えてリスタートしよう!と背中を押す「放課後のリバティ」へと続く。リズミカルなオープニングに心が躍る。
「こんにちはー!halcaでーす!お久しぶりです~」と笑顔のhalcaは、コロナ禍でワンマンライブがなかなか開けない状況が寂しく、1日だけの開催ではどうしても来られない人もいる状況下で、「皆さんと一緒に過ごせる時間をここで作って、いつでも皆さんのことを待っていたいと思って、マンスリーライブを始めました!」と[playgood]シリーズのコンセプトを紹介。インタビューでも「みんなにぜひやってほしい!」と話していた “プレイグーッ!”のハンドサインを掲げる。みんなの微笑みを誘う、和やかなMCもhalcaらしい。
「楽しむ準備はできてますかー?次の曲行くよ!!」と放たれたのは、自分らしく世界に飛びだそうというスタートの気持ちを歌う「サカナイトデイズ」と恋心のスタートを歌う「FIRST DROP」だ。どの曲も、新しい自分に出会い、新しい世界が広がっていく予感やそこに挑む勇気を与えてくれる楽曲ばかりだ。
MCでは、事前にTwitterで告知していた “ゆるゆるドレスコード”=テーマカラーのイエローを、オーディエンスが様々な形で身につけてくれたことに感謝し、今回のライブは楽曲ごとの照明からピクチャーチケット、衣装デザインなど、あらゆるコンセプト作りにhalcaが参加していることを報告。「今までよりも皆さんと近く、楽しく、身近に感じられるホームパーティのようなライブにしようと取り組んでいます!」と、改めて[playgood]シリーズへの意気込みを語る。
そして「[playgood] #01」は2022年の最初に新しいライブシリーズが始まり、ずっと応援してくれている方、新しくhalcaを知った方にも改めて自己紹介をしたかったから、テーマを“start”にしたと紹介。お立ち台に上って客席を隅々まで見渡しながら、「そこにも黄色!」「黄色いマスクの方も多いですね!」「でも来月は(ゆるゆるドレスコードの色を)変えます!ごめんね~!(笑)」と宣言すると、堪えきれず客席から静かなクスクス笑いが巻き起こった。
続いて、会場全員で “プレイグーッ!”サインをアップしてスタートしたのは、事前にオープンなインスタライブを行ってファンと相談していた“みんなで一緒に考えたセットリスト”のコーナーだ。お立ち台にピョンと飛び乗って歌った「HORiZON」、全員で手拍子を合わせて疾走感を加速したアッパーナンバー「告白バンジージャンプ」を熱唱する。
そして、halcaが大きな声で「みんなで一緒に決めたMCのコーナーです!!」と宣言すると、さらに大きな拍手が起こる。今日のために用意したイラスト入りのスケッチブックを紙芝居のようにめくりながら、halcaについて覚えて欲しい自己紹介の言葉――ライブタイトルの「playgood」に込めた想い、halcaの誕生日の7月7日に毎年行っている「ナナナナ」の振り返り、間違えられやすい「halca」という名前の表記などについて発表していくhalca。
「皆さんがSNSでhalcaのことを発信してくださっているおかげで、今日こうして多くの方が集まってくれて、追加公演も決まって、まずは6月までの半年間、ライブさせていただけることになりました。ここからもっともっと[playgood]を広めていきたいので、これからもよろしくお願いします!」
halcaからファンに向けての感謝の言葉は、尽きることがない。
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