REPORT
2022.01.11
アカペラに魅了された高校生たちの青春ストーリーを軸に、都立音和高校のアカペラ部メンバーによるリルハピ、私立奏ヶ坂中学高等学校のアカペラ部で結成されたFYA’M’のメンバーたちが奏でるアカペラソングを届ける音楽プロジェクト「アオペラ -aoppella!?-」。
そのプロジェクトのスタートから100日が経過したことを記念して、リルハピの四方ルカ役・柿原徹也と、FYA’M’の猫屋敷由比役・濱野大輝をナビゲーターに始まった、公式YouTubeチャンネルで配信中のWEBラジオ「アオペラジオ」。放送開始から人気を博すこの番組の公開収録が、2021年12月19日に行われた。普段から柿原、濱野が奔放に作り上げてきた笑い声の絶えない楽しさのある「アオペラジオ」。今回は応援してくれるファンを前に、気心の知れたゲストを迎えたうえでの番組初のイベントでもある。どんな番組になっていくのか、と会場は期待感で熱を帯びていた。その熱気が高まったところで盛大な拍手が沸くなか、ステージに柿原と濱野が登場。
「どうですか?皆さん!こんにちは!」と早くも楽し気な声をあげる柿原。「今日は皆さん、M-1グランプリの敗者復活戦同時視聴イベントにお越しいただき、ありがとうございます!」と濱野もウィットに富んだ挨拶で会場に笑い声を生むも「違いますよ!」と即訂正。青春×アカペラをコンセプトとした純度100%の最強ボイスエンターテイメント・アオペラを盛り上げる、という本文を思い出した濱野(笑)。「楽しんでいきましょう!」の声に大きな拍手が沸いた。
イベントの開催が楽しみだった、という柿原と濱野。会場に足を運んだファンを一気に番組に巻き込む軽快なトークに、観客はマスク越しにもわかるほどの笑顔に。これはまだ公開収録前の、フリーダムな時間なだけに放送コードもなにもない、“ここだけ”のちょっぴりセクシーな小粋(!?)トークに盛り上がっていく2人。「普段からアオペラジオをお聴きの方はわかると思うんですけれども、いつもこんな会話をしています(笑)」と濱野。「むちゃくちゃな話をしてるんだけどね?俺たち」と柿原が笑み混じりで話せば、「すごく巧妙にカットされていますからね。まるでなにもなかったかのように!」と濱野が続ける。「すごいよね!あの技術!」と柿原はなおも楽しくて仕方がない、といった様子になり、語らいは止まることなく楽しい時間へと観客を巻き込んでいく。「ゲストもいらっしゃっているので、始めのくだりはサクッとやりましょう」と時間の経過に気づいて、ステージを正しい道筋へと持っていく濱野。ここでようやく、舞台袖で「早く出たい!」とソワソワしていたゲストの佐藤拓也が呼び込まれる。
FYA’M’の4thを担当する宗円寺朝晴を演じる佐藤。「すごい、お客さんがたくさんいらっしゃいますね」と言うと、ステージ上が眩しい、というところからまた3人でわちゃわちゃ。しかしあまりの自由さに「こういう番組なんですか!?」と思わずつっこんでしまう佐藤に、「普段からこういう番組ですか?」と濱野は会場にその質問を投げかけると、観客から会場いっぱいの拍手が沸くという場面も。アオペラジオ初登場という佐藤、しかも番組のゲストも逢坂良太に続き2人目とあって、新鮮な反応に会場が包まれていた。
そして、2021年3月にスタートをした「アオペラ」とともに過ごした2021年はどんな時間だったか、と尋ねられた佐藤は「FYA’M’もリルハピもたくさん色々な曲に挑戦させてもらいましたね。まさか『白日』をカバーさせてもらえるなんて思ってもいませんでしたから」と話す。そこからカバーした楽曲やアオペラで歌ったオリジナル曲についての話で盛り上がっていると、おもむろに「ねぇ、あれはなに?」とステージの真ん中に置かれた台の上を指差す柿原。「あれですか?サプラ~~イズ!」と声を弾ませる濱野と佐藤。堂々と台の上に置かれたそのケーキは表面にルカがプリントされた“サプライズ”ケーキ。
柿原の誕生日が12月24日ということで、収録日である12月19日に誕生日に先んじてのお祝いをみんなで開催しよう、と用意されたものだった。「番組では、柿原さんの誕生日をサプライズでお祝いはしません!と宣言しておりましたので、堂々とお祝いします!」と濱野の言葉に会場から拍手が沸いた。佐藤がロウソクに火をつけると、「ハッピーバースデー」の音楽とともに会場一体のクラップ。そして「良い年になれ」と願いを込めて火を吹き消す柿原。会場はアットホームで幸せな空間となった。
本来は舞台袖に下がり、番組本編の公開収録の開始後の呼び込みでステージへと登場する予定の佐藤だったが、「ラジオなんでしょ?」と言うと舞台の上手の隅に腰掛け、観客を煽りながら出番を待つ。そして「アオペラジオ」の公開収録スペシャルが始まった。
SHARE