INTERVIEW
2021.10.09
――『抱かれたい男1位に脅されています。』について、どのような印象がありますか?
宇原 とても純粋な愛の物語だと感じます。元々は抱かれたい男ランキング1位だった西條高人が、不動だった1位を獲られて。その相手である東谷准太から好意を抱かれるという状況の物語ではあるのですが、お互いがお互いの良いところを見つけあっているし、役者としても切磋琢磨し合っているその関係性がすごく良いなぁ、と原作のマンガを読んで思いました。
比嘉 最初にマンガを読み始めたときはすごく刺激が強かったです。驚いてしまうようなところも多かったのですが、読んでいくうちに(苗字)高人の想いも(苗字)准太の想いも入り混じっていって。お互いを想うあまりに擦れ違っていく様子もそうですが、僕らも彼らと同じ芸能界にいるので理解できるところや、なるほどなと思うこともあります。そしてなによりも、純粋な想いで相手のことを考えて動いている姿に、彼ら二人を見守っていきたいなと思わされた作品ですね。
――その『抱かれたい男1位に脅されています。』の劇場版の主題歌である「変わりゆくもの変わらないもの」ですが、最初に聴いたときの印象を教えてください。
宇原 僕たちが歌ってきた楽曲の中でも新しいジャンルの1曲だなと感じました。曲調もそうですが、歌詞についても原作に寄り添ったものになっていて。原作を切り取った言葉も散りばめられていて、切なくも儚いバラードになっている1曲。この曲を歌えることはすごく嬉しかったです。
比嘉 デモを聴いたときにまず思ったのは「めちゃめちゃ良い曲だな」ということでした。日本ならではの綺麗さがサウンドの中に息づいていて。花鳥風月という言葉が浮かんでくるようなイメージの楽曲ですし、リリックも作品に寄り添って、まさに物語を描いているんですね。作品を知れば知るほどこの曲への理解も深まっていくような曲だなと思いました
――そんな「変わりゆくもの変わらないもの」をどのような意識で歌われましたか?
宇原 僕はAメロやサビを担当したのですが、耳元で歌うように囁くような表現を意識しました。あとは疾走感のあるバラードなので、リズムをしっかりキープしつつより切なさを出せるように意識しました。
比嘉 曲の世界観を意識しながら歌いました。歌うときには楽曲の中に入り込む感覚で歌っているのですが、今回も細かいところを意識するというよりも曲を感じながら歌おうという意識が強かったです。コンセプトの強い楽曲でもあるので、入り込みやすかったですね。
――歌っていて「ここ好きだなぁ」というのはどんなところですか?
比嘉 “「心配ないよ」と強がって 「ひとりでやっていけるよ 何処だって」振りむけば頬に つたう雫 儚く”っていう歌詞があるんですが、まさに原作にこんなシーンがあったなと思いながら歌いました。強がりや、相手を想うあまりに言ってしまうけれど、お互いが無理をしているのも感じ取れて、すごく好きなところです。
宇原 僕は最後の“また会えると 笑って”というところです。そこでハッとしたんです。サビでは「あなたがいる世界はこんなに切なくてきれい」と歌っていて、自分が変わっていかなければいけないというなかで最後に綴られたこの言葉は深いですし、考えさせられる歌詞だなと感じて。一番好きな部分です。
――メンバー全員の声が入ったものを聴かれて、いかがでしたか?
宇原 個性を感じました。
比嘉 たしかに!個性が出ていますね。全員サビを歌っているのですが、それぞれの想いを持って歌っていますし、テーマはもちろんあるのですが、音の捉え方もリズムの取り方もそれぞれが自分のカラーを持っていて、それが合わさるのはDEEP SQUADにしか出せないものだなと思いました。あとは本当に良い曲だな、と六人の声になって改めて感じました。
――全員の声が重なると、非常にハートフルな1曲になりますね。
宇原 そうですね。
比嘉 コーラスもあるので、広がりがより感じられますね。
宇原 本当にパート自体も、誰がどこを歌うかを考え抜いて辿り着いたパート分けだったので、それぞれの声がそれぞれの場所に合致しているなと感じます。今回、CDにはソロで歌ったバージョンも収録されているんです。ソロはソロの良さもあるのですが、やっぱり六人の声が重なることで見えるストーリーもあるなと感じました。
――『抱かれたい男1位に脅されています。』のストーリーの見える1曲で、今回の映画をどのように彩りたいですか?
比嘉 僕らが映画やドラマを見て感じた感動を皆さんにも味わってほしいですし、歌詞がしっかり伝わってくる曲だと思うので、劇場でもめちゃくちゃ心に入ってくると思います。メロディも綺麗ですし、キラキラした音も感じていただきながら、曲も作品の1つとして楽しんでいただけたら嬉しいです。
宇原 アニメ自体は最後、ハッピーエンドで終わると思うのですが、曲自体はどこか切なさのある終わり方なんですよね。映画を見終わって流れてきたときに、皆さんを彼らの想いへとより深く誘いたいです。それで最後に「この映画、良かったね」と思ってもらえるような曲になっていきたいと思います。
――それでは、最後に映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
宇原 僕自身も映画がすごく楽しみなのですが、映画を観たあとに楽曲もしっかりと聞いてもらえたら嬉しいです。歌詞からこれまでのストーリーを思い出したり、蘇らせたりしながら作品への想いを深めていただいて、映画とともに皆さんの心に宿る楽曲にしていただけたらと思います。また、『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~』と「変わりゆくもの変わらないもの」を通して、僕たちDEEP SQUADを知っていただきたいなと……。12月にはビルボードのワンマンもありますので、ぜひ一度観に来ていただけたらなという想いでいっぱいです。
比嘉 僕も映画がすごく楽しみですし、実際に物語とどんな風にシンクロしていくのかは僕ら自身も気になっているので、そこも楽しみです。映画を彩れるような楽曲を作れたと自負していますので、映画と一緒に楽しんでいただきたいです。そして映画を観終わって家に帰ったときには、楽曲も配信されていますのでぜひ聴いていただきたいですし、改めて「変わりゆくもの変わらないもの」を聴きながら、高人と准太のことを思い出してもらいたいです。ぜひたくさん聴いて、想いを深めてもらえたら嬉しいです。
TEXT & INTERVIEW えびさわなち
●リリース情報
DEEP SQUAD ニューシングル
「変わりゆくもの変わらないもの」
10月13日(水)発売
10月9日(土)先行配信
【期間生産限定盤(CD+アニメ描き下ろしポスター【封入】)】
価格:¥1,500(税込)
品番:AICL-4119
※CD+アニメ描き下ろしポスター封入
【通常版(CD)】
価格:¥1,000(税込)
品番:AICL-4118
【初回生産限定盤(2CD)】
価格:¥2,200(税込)
品番:AICL-4116~4117
【収録内容】
<DISC-1>
1.「変わりゆくもの変わらないもの」
2.「YOLO」※新曲
3.「変わりゆくもの変わらないもの」(Main Less)
4.「YOLO」(Main Less)
<DISC-2>
※初回生産限定盤のみ
1「変わりゆくもの変わらないもの」(Yuhi Uhara Ver.)
2「変わりゆくもの変わらないもの」(Suzuki Higa Ver.)
3「変わりゆくもの変わらないもの」(Ryoji Sugiyama Ver.)
4「変わりゆくもの変わらないもの」(TAKA Ver.)
5「変わりゆくもの変わらないもの」(YUICHIRO Ver.)
6「変わりゆくもの変わらないもの」(KEISEI Ver.)
●ライブ情報
DEEP SQUAD Billboard Live 2021″Christmas Present”
【ビルボードライブ横浜】
12/20(月)
1stステージ 開場14:30 開演15:30
2ndステージ 開場17:30 開演18:30
【ビルボードライブ大阪】
12/22(水)
1stステージ 開場14:30 開演15:30
2ndステージ 開場17:30 開演18:30
DEEP SQUAD 公式サイト
https://m.ldh-m.jp/artist/index/247?m=deepsquad-official
DEEP SQUAD 公式Twitter
https://twitter.com/deepsquad_jp
DEEP SQUAD 公式YouTubechannel
https://www.youtube.com/channel/UCFnTZiCm2A-1G_Aq6D8_mMg
『抱かれたい男1位に脅されています。』公式サイト
https://dakaretai-1st.com/
『抱かれたい男1位に脅されています。』公式Twitter
https://twitter.com/dakaretai_1st
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