劇場オリジナルアニメ映画『神在月のこども』が10月8日(金)全国公開となる。
日本各地では“神無月(かんなづき)”と呼ぶ10月を、出雲では“神在月(かみありづき)”と呼ぶ由縁。全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという云われを題材に、人々と神々、各地と出雲、そして、この島国の根にある“ご縁”という価値観をアニメーションに描く本作。母を亡くし、大好きだった“走ること”と向き合えなくなった少女カンナ。そんな彼女のもとに一羽の兎(シロ)と一人の少年(夜叉)が現れ、出雲への旅にいざなう。廻りはじめる歯車。人々と神々の境界をまたぎ、駆ける少女の旅がはじまる――。
この度、映画『神在月のこども』の製作がキックオフした縁の地である愛知県・豊田市が、市制70周年を記念して『神在月のこども』とタイアップ。小説「神在月のこども」のみに書かれ、映画『神在月のこども』には描かれなかった幻のロケーションである、豊田市・小原の四季桜や泥ぶち観音を、本作の制作スタジオ&メインスタッフが描画。「TOYOTA ANIME CINEMA FESTIVAL」のオープニングアニメーションとして永く愛されるレガシーアニメが誕生した。
2017年、豊田市駅前にオープンした映画館(イオンシネマ)を記念して開催された同フェスティバルにゲストとして招かれたスーパーバイザーの諏訪道彦と製作スタッフたちが出会い、映画『神在月のこども』は動き出した。まさに豊田市は本作の製作キックオフの地といえる。
解禁された映像はカンナ、シロ、夜叉が出雲へ向かう道中に愛知県・豊田市に立ち寄る小説版のシーンをともに描かれ、映画本編と地続きの映像でありながら、映画本編には登場しないオリジナルカット。秋に紅葉とともに咲き誇ることで有名な四季桜を見渡すカンナ、シロ、夜叉の姿から始まり、泥ぶち観音や、豊田大橋、豊田スタジアムを映し出し、最後に豊田駅前で映画館を含む街中を見上げる映像となっている。
音楽として主題歌「神無-KANNA-」には、7月11日に豊田スタジアムで行われたプレフェスティバルでレコーディングされた、豊田市内の小学生とその家族約2,000名の手拍子と、豊田市少年少女合唱団のコーラスが織り込まれ、こどもたちが参加した楽曲が映像を引き立たせた。
完成した映像は、10月7日(木)〜10月10日(日)に行われる本年度の「TOYOTA ANIME CINEMA FESTIVAL」のオープニングアニメーションとして放映が予定され、9月17日(金)から東海・東阪エリアのイオンシネマの劇場CMで、10月1日(金)から東海でメ~テレの電波CMでショートVer.の放映が開始される。同フェスティバルは、制作スタジオ・ライデンフィルム作品の特集上映が催され、10月9日(土)には同スタジオ代表取締役・プロデュサーの里見哲朗氏、最終日となる10月10日(日)には『神在月のこども』の白井監督の舞台挨拶が予定されている。
映画『神在月のこども』は10月8日(金)より全国ロードショー。
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