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INTERVIEW

2021.07.13

22/7、待望の1stアルバム『11という名の永遠の素数』リリース記念!ユニット別撮りおろしインタビュー!Part 2:気の抜けたサイダー(天城サリー・西條和)

22/7、待望の1stアルバム『11という名の永遠の素数』リリース記念!ユニット別撮りおろしインタビュー!Part 2:気の抜けたサイダー(天城サリー・西條和)

7月14日に待望の1stアルバム『11という名の永遠の素数』をリリースするデジタル声優アイドル・22/7。ユニットごとに新曲の内容について迫る連続インタビュー企画。今回は気の抜けたサイダー(天城サリー・西條和)に登場してもらった。二人が語るアルバム制作は「感謝」であり「しおり」だという。その想いとは――。

▼Part 1:晴れた日のベンチ(海乃るり・倉岡水巴・高辻麗)
▼Part 3:蛍光灯再生計画(白沢かなえ・河瀬詩・宮瀬玲奈)

「この数字は特別なものであるという思いをこれからも持っていたい」

――この度、記念すべき1stアルバムのリリースとなりました。お二人は“アルバム”というものに対して、どのようなイメージを抱いていましたか?

天城サリー 私はこれまでアルバムとシングルの違いをあまりわかっていなかったんです。制作するなかで、今までの曲や新曲がたくさん入っているのがアルバムなんだと理解しました。ということは、それだけ曲を持っていなければアルバムは作れませんし、ファンの方々の支えがあって活動を継続的にできて初めて出せるもの。私たちにとってのアルバムは、やっぱり今まで応援してくれてありがとうというファンの方々への感謝の気持ちを込めた作品だと思います。

天城サリー

西條 和 活動していくなかで、シングルを出したりライブをすることはなんとなく想像はついていたのですが、アルバムを出すことは私も今ひとつピンときていませんでした。ただアルバムを作るなかで、これは一種の区切りであり、しおりみたいなものなのかなと感じました。

西條 和

――『11という名の永遠の素数』というアルバムタイトルを聞いて、お二人はどんな印象を受けましたか?

天城 色んな素数があるなかで、やっぱり私たちは「11」という数字を結成当初からとても大切にしてきたので、この「11」が永遠に続いてほしいという意味が込められたタイトルなんだなと思いました。

西條 デビュー当時からメンバーが口々に十一人ということをずっと言い続けてきましたが、この1~2年は11人ではない状態でファンの皆さんの前に出ることがあって、それを少し心苦しく思っていました。むしろ自分たちから言わないほうがいいのではないかとも思っていたくらいで。そんななかこのアルバムタイトルをいただけたので、私たちにとって「11」という数字は特別なままでいいんだと思いました。今も「11」人ではないけれども、この数字は特別なものであるという思いをこれからももっていたいなと思いました。

――新曲「ヒヤシンス」についてですが、タイトルや歌詞の内容についてはどんな印象を受けましたか?

天城 歌詞の中に“真っ赤な花”とあるので、赤いヒヤシンスのかなと思って、花言葉の意味を調べたら「嫉妬」という意味でした。なので、曲中の二人は付き合ってるときに言えなかった言葉や、周りにいる人たちに対しての嫉妬があったにもかかわらず、それを口にできなかったからこそ、別れがきてしまったのかなと。でも別れた後に咲いた花を見て、言えなかった色んな感情があったんだなと気づけた。そんな曲なのかなと思いました。

西條 曲調的には温かくて爽やかな感じなのですが、歌詞を読むと、いなくなってから気づくことも多いから、いるときに気づかなくてはいけない。でも本当の意味でそれがわかるのは、やっぱりいなくなってから。そうしたもどかしさを表している曲だなと思いました。

――セリフで繋いでいくこの曲の構成についてはどのような印象を受けましたか?

天城 最初は通常のAメロBメロサビがどこに当たるのかわからなくて、セリフパートがサビだと知ったときに、とても驚きました。ただそこが声優アイドルならではの声の演技も含んだ表現になっているので、とても22/7らしい新しい曲だなと思いました。メンバー全員にセリフがある曲は今回初めてで、優しく問いかけるように言う人もいれば、情熱的に感情を出す子もいて、それぞれセリフの感情の入れ方に個性が出て楽しかったです。

西條 サビのバックをみんなで歌っていて、自分のパートがきたらそこを歌って戻ったり、誰かと一緒に歌うパートも合ったりして、初めて聴いたときにはライブでどのように披露するのかなと思いました。そうしたら、振り入れをとてもきれいに作ってくださって、順番にセリフを発する人が浮かび上がっていきます。気を抜いてるとすぐ次の子にいってしまうので、じっくり観ていただきたいなと思います(笑)。

――では、もう1つのアルバム新曲「空を飛んでみよう」についてはいかがですか?

天城 以前であれば珍しいと思えた曲ですが、最近の22/7ではみんなをこれから引っ張っていこうとする曲でも22/7らしさを出しているので、この曲もそれに入りそうだなと思いました。個人的にもこうした少年マンガの冒険モノのようなテイストの曲が大好きなので、とても気に入っています。

西條 この曲のダンスは勢いよく回ったり手を振り上げたりして、自身も風を感じられる振付になっているので、踊っていてとても気持ち良いです。観ている方にもそう思ってもらえたらと思います。

 

――この曲の歌詞は「チャレンジ」について歌っています。ご自身のなかでこの歌詞のメッセージと重ね合わせることができるような挑戦にはどんなものがありますか?

天城 私も小学生のときに飛ぼうとしたことがあります。そうした「もしかしたら」という思いは誰しもがどこかに秘めている気がします。でも大人になるにつれて論理的に考えるようになり、行動に移す前にできないと決めつけることが多くなるようすを目にすると、何も染まらない子供の強さを感じます。

西條 私の人生でこのチャレンジに一番近いのは、22/7のオーディションを受けたときかな。そもそも人前に出るような仕事をしようとは思っていなかったのですが、募集要項に「演技ができる人」「歌って踊れる人」と書いてなかったので、今思うと無茶なことをしたなと思っています(笑)。

次ページ:気の抜けたサイダーの新曲「好きになるのは自由だし…」について

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