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2021.05.28
昨年12月に自身が全曲作詞・作曲を行った2枚目のフルアルバム『in bloom』がオリコンウィークリーランキング5位を記録し、これまでのシングル・アルバム・ライブ映像が全てオリコンウィークリーランキングTop10入りとなっている声優であり、アーティスト活動も行っている斉藤壮馬。
その斉藤壮馬の初となるライブツアー「斉藤壮馬 Live Tour 2021 “We are in bloom!”」のファイナル公演が、5月23日に東京ガーデンシアターで開催された。
本公演は2019年2月に舞浜アンフィシアターで開催したファーストライブ “2quantum stranger(s)”より約2年ぶりのライブとなっており、オルタナやシューゲイザー、ギターロック、シティポップ等様々なジャンルを吸収し、自身の世界観として表現してきた斉藤壮馬ならではのステージとなった。
開演時刻を迎えると、静謐な空間にSEの優しいピアノの音と共にステージ上に芽吹く草花の映像が流れ、サウンドが展開されるに合わせ成長してゆくと幻想的な森のように。その中に”S”のロゴがデザインされたキューブが出現するとその中に斉藤壮馬が登場。森の蔦が今回のタイトルWe are in bloom!の形に収束していくと、1曲目はデビュー曲でもあり、前回のライブのアンコール最後の曲でもあった「フィッシュストーリー」。旅をテーマにした前回からの旅の続きを彷彿とさせる始まりとなった。
前半は声優として様々な役を演じてきたからこそ身についたとこれまでに本人も語っている声色や発声、感情ののせ方を、役ではなく自身を表現することに落とし込んだシンガーとしての楽曲が続く。「デート」や「夜明けはまだ」といった明るく楽しさを感じるシングル楽曲から、徐々に彼独自の世界観にどっぷりひきこまれる感覚と共に妖艶さをまとったダークな表現へと移っていく。
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