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REPORT

2021.05.27

ネクストライブは全国ツアー!「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS NEXT LIVE発表会」と思い出と未来技術が交錯した配信ライブをレポート!

後半戦のライブパートは、「お願い!シンデレラ」からスタート。先程見た最初期の映像のイメージが残っている中、“今”のこの曲を見るのはなんだか新鮮だ。会場は新オープンしたばかりのMIRAIKEN studioで、XR技術による映像演出をリアルタイムで見せることができる。配信スタジオがまるで現実のライブ会場であるような臨場感がある。

原点の楽曲に続いては、“最新”のイメージが強い梅澤めぐ、富田美憂、河瀬茉希による「Brand new!」。スタジオからの配信ライブだが、画面を三分割にした三面アップショットなどが自然に挿入される。ステージの一部がせり上がる演出などは、どこまでが映像演出なのかわからないほどだ。一番新人の梅澤はトークでは緊張の色が強かったが、ライブでは笑顔で全力のパフォーマンスを見せていた。ライブを見ていた藍原と青木も「安定感がすごい!」と絶賛だった。

大橋彩香、福原綾香、原紗友里のニュージェネレーションズが歌ったのは、まさかの「流れ星キセキ」! TVアニメシリーズで様々な経験をして、悩みと涙を乗り越えたニュージェネの絆の楽曲だ。10年の歴史でも数えるほどしか披露されていない“切り札”をここに持ってくることに気合を感じる。感想ルームでパフォーマンスを見ていた若手組からは「すごかった!」「最先端技術の映像演出がすごい」との感想も。河瀬は「絆が深まった今の3人がこの曲を歌うのがエモい」と語り、ひとつひとつの歌詞に感嘆していた。

続いては藍原ことみ、青木志貴のユニット・Dimension-3による「バベル」だ。この2人の組み合わせの時点で予想された楽曲だが、あまりにもセットリストが強い! 篝火の焚かれた荒野で歌うふたりの周りを、バラバラになった遺跡(塔?)のピースが浮遊する映像演出も印象的だ。パフォーマンスに入り込んだ藍原と青木のどこか非現実的ですらある空気感が、XR技術による仮想の演出とよくマッチしていた。感想ルームで見ていたニュージェネ3人の「これが未来……!」という感想が全てな気がする。ふたりのパフォーマンスに、大橋が心から「尊敬する」と話していたのが印象的だった。

ラストナンバーは「EVERMORE」。感想ルームで曲紹介をしていたニュージェネの3人が、イントロの間に歩いてステージに合流できる距離感にこれが仮想のスタジオライブであることを実感する。個人的には「EVERMORE」といえば前橋で開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」のイメージが強い。直前のトークで福原たちがその日のことを話していたこともあり、様々な衣装を着たアイドルたちがこの曲を歌っていると、SS3Aの記憶を新しい形で見ているような不思議な気分だった。XR技術で描かれたステージの周りを取り巻く無数の仮想のペンライト。この光景が現実のものになる日が早く来てほしいと思う。

番組のラストは大橋が音頭をとっての「アイマスですよ、アイマス!」のコールで幕となった。2021年の後半は「シンデレラガールズ」の年になりそうだ。

Text by 中里キリ

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS NEXT LIVE発表会 SPECIAL STAGE @ MIRAIKEN studio2021年5月27日(木)@ASOBISTAGE
セットリスト
1.お願い!シンデレラ/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
2.Brand new!/梅澤めぐ・富田美憂・河瀬茉希
3.流れ星キセキ(Long Intro Ver.)/大橋彩香・福原綾香・原紗友里
4.バベル/藍原ことみ・青木志貴
5.EVERMORE/THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

関連リンク

「アイドルマスターシンデレラガールズ」公式サイト
https://cinderella.idolmaster.jp/

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