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INTERVIEW

2021.04.21

熊田茜音が新たなダイアリーを紡ぐ! TVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』&TVアニメ『スーパーカブ』両A面ニューシングル「Brand new diary / まほうのかぜ」リリースインタビュー

熊田茜音が新たなダイアリーを紡ぐ! TVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』&TVアニメ『スーパーカブ』両A面ニューシングル「Brand new diary / まほうのかぜ」リリースインタビュー

今年1月に初の配信アルバム『Colorful Diary』をリリースし、アーティストとしても精力的に活動する声優の熊田茜音が、ニューシングル「Brand new diary / まほうのかぜ」を完成させた。収録曲はそれぞれ、自身も声優として出演するTVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』、そしてスーパーカブ×少女の青春ストーリー『スーパーカブ』のオープニング主題歌。豪華クリエイターの参加により新たな表現に挑戦した、さらなる飛躍を感じさせる1枚だ。ますます自然体で明るく元気に新しいページを開く彼女に話を聞いた。

まさかのあの人が作詞を! 『転スラ』の縁が育んだ新たなダイアリー

――2曲のアニメタイアップ曲を両A面で収録した今回のニューシングル。まずは『転生したらスライムだった件 転スラ日記』のオープニング主題歌「Brand new diary」についてお聞かせください。熊田さんは『転スラ』シリーズにエレン役で出演しているので、タイアップが決まったときは喜びもひとしおだったのでは?

熊田茜音 初めて聞いたときは「て、て、転スラ!?」ってなりました(笑)。自分が演じているエレンちゃんも大好きだし、声優デビューさせていただいた作品でもあるので、すごく思い入れが強くて。『転スラ日記』も以前からコミックを読んでいて、アニメ化されることを喜んでいたので、まさか自分がそのオープニング主題歌を担当させていただけるなんて思ってもみませんでした。お話をいただいたときは身が引き締まりましたけど、それ以上に「嬉しい! 楽しみ!」って思いました。

――『転スラ日記』にはどんな魅力を感じますか?

熊田 『転スラ』シリーズは色んなキャラクターが登場するので、推しキャラができやすい作品だと思うんです。私は個人的にゴブゾウやゴブタといったゴブリン族が大好きなのですが、そういった推しキャラたちの日常を見られることが魅力だと思います。

――ちなみにゴブゾウのどんなところに惹かれるのですか?

熊田 見ていてほっとけないところです。ゴブゾウはずっとぼーっとしていて、いつも何かしらに巻き込まれてしまうので。でも『転スラ』のTVアニメ第2期で、自分の身を省みることなくシュナを護るシーンがあって、号泣しました。

――熊田さんは『転スラ日記』にも引き続きエレン役で出演されているとのことですが、アフレコはいかがでしたか?

熊田 『転スラ』は私が初めて声優として参加した作品でしたので、2期のアフレコでは、自分の成長した姿を皆さんに見せたくて、少し気負っていたんです。でも『転スラ日記』で描かれるのは日常なので、普段のエレンちゃんを大切にしたくて、気合いは入っているけど気負い過ぎず、自分がエレンちゃんになり切って、生活感を大切に演じました。

――そんな『転スラ日記』のオープニング主題歌となる「Brand new diary」は、『転スラ』第1期のオープニング主題歌「Nameless Story」「メグルモノ」を歌った寺島拓篤さんが作詞を担当、STEREO DIVE FOUNDATION名義で第2期エンディング主題歌「STORYSEEKER」を担当したR・O・Nさんが作編曲した爽やかなロックチューン。楽曲を受け取ったときの第一印象を教えてください。

熊田 憧れのR・O・Nさんが書いてくださった楽曲ということもあって、聴いた瞬間から「素敵な曲!」と思いました。でも、なぜか作詞をしたのは誰なのかを誰も教えてくれなくて。その後、「ネムルトビラ」(2020年11月リリースの配信シングル)をレコーディングした日に、同時進行で「Brand new diary」のプリプロをしたんですけど、その作業がひと段落してスタッフさんたちとお話していたら、突然、寺島さんがいらっしゃったんです!

――サプライズで知らされたんですね(笑)。

熊田 寺島さんとは以前にアフレコで一度お会いしたきりで、正直、自分のことを覚えてくださっているかもわからなかったので、「熊田茜音です!」とご挨拶をさせていただきました。そうしたら「実はこの曲を作詞してます」と明かしてくださって。私のレコーディング現場にはいつも密着のカメラが入っているので、多分いつかどこかで、私が「うひゃー!」と驚いている映像が使われると思います(笑)。

――それは驚きますよね。寺島さんがほかの方に歌詞を提供するのはこれが初めてですし。

熊田 そうなんですよ! 本当に光栄なことです。この曲の歌詞をいただいたときから、“Sunny Sunny song”や“茜色”といったワードが入っていたので、誰が書いてくださったのか、ずっと気になっていたんです。

――たしかに。熊田さんのデビュー曲「Sunny Sunny Girl◎」を彷彿させる言葉が歌詞に散りばめられているんですよね。

熊田 なので「これは絶対に私の活動を追ってくださっている方だよなあ」と思って。スタッフの方からは「(作詞者が誰かは)絶対に予想できない」と言われていたので、「もしかして(ランティスの)ディレクターさん?」って本気で思っていたんですけど(笑)、まさか寺島さんだとは思いませんでした。寺島さんが「『転スラ日記』という作品にも寄り添いつつ、熊田さんがこれからアーティストとして歌い続けていくうえでも良い曲になってほしいので」とおっしゃってくださったときは、すごく嬉しかったです。

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