INTERVIEW
2021.03.21
May’n でもハッとしたのが、「私はMay’nさんみたいに強くないので」というファンレターをもらったことがあったんですよ。たしかに私は、ネガティブなときも、ポジティブな自分でいたいからハッピーなことしか発信していなかったんですよね。嘘をつくことはなくても、ブログで嫌なことがあった話題を避けて昨日のことを書くとか。でも私も隣にいてくれる人の心地良さや安心感を得ることも多いので、私の存在が少しでも毎日を生きる支えになれれば、それこそが「表に出ていること」の意味だとも思っています。15年が経ち「ありのままの自分で、楽に、ラフに音楽を届けていきたい」という気持ちが芽生えたんだと思っていて。デビュー当時のがむしゃらに「もっともっと頑張るぞ!」という前のめりな気持ちも失わず、でもキャリアや年齢を重ねてきたことでいい意味でのOFFスイッチも手に入れ、「もっとラフに楽しく、音楽を楽しめるんだろうな」と自分に期待してもいます。「気持ちにふたをしない」というの人生のテーマです(笑)。
――背中で語ってついてこい的な部長像だけではなく。
May’n いや、背中は傷だらけですよ。でも、「傷1つないけどね」と言って、背中は一切見せないタイプでした。「漢」ですね(笑)。ただ、ポジティブなところが自分の良さだ、という意識もあるので、そこは失わず。
――強いし寄り添ってくれるなんて完璧な部長像ですね。逆に改めて、フライングドッグでのアーティスト・May’nを振り返ってみると、どのような想いがありますか?
May’n マクロスとの出会いから11年間、フライングドッグさんにはたくさんお世話になりました。様々なチャレンジをさせていただきながらMay’nとしてのアーティスト像を一緒に二人三脚で作っていただけたことにすごく感謝しています。フライングドッグの佐々木(史朗/代表取締役社長)さんは前作の『15colors』を聴いて感想もくださいましたし、皆さん新しい活動もすごく応援してくださっています。私にとって、これからもずっと関係が続いていく大切な方々です。
――15周年イヤーの中に、ミュージカル「生きる」の活動もありました。音楽以外の活動については何か考えていますか?
May’n 「生きる」の初演が終わったとき、「はぁ……、私はやっぱり歌を頑張ろう」って思ったんですよ(笑)。それは素晴らしい役者さんに出会ったことで、「私は歌手として頑張る」という気持ちになれたということなんですけど、ただ、再演のときにはお芝居の魅力にも気づくことができました。少しだけステップアップできたことで、「昨日とは違う気持ちでお芝居したら変わった」「もっとお芝居が面白くなった」と思えたんですね。俳優の皆さんとも濃い話をさせていただく機会がありました。鹿賀丈史さんにお芝居について伺ったら、「どんな人間を演じるときも感情のダイナミクスを表現することを忘れたくない」という言葉をいただいたんです。「感情のダイナミクスにふたをしたら僕がやる意味がなくなる」「どんな役でも感情の起伏を持つ人間として自分と結びつける感覚を大切にしたい」と。それって歌手ともすごく通じるところだと思うんですよ。恋愛の曲だったり、戦闘の曲だったり、様々な曲を歌うなかで絶対に心も変化していくんですよね。だから、自分の心を動かす作業という面では歌手も俳優さんも同じだと思ったとき、お芝居にすごく魅力を感じました。もしもお芝居の機会をいただけることがあったら、また全力で頑張りたいですね。
――では、その経験も今後の新たなMay’nとしての活動にも生かして。
May’n そうですね。素晴らしいと思うお芝居をされる人、素晴らしい歌を歌っている人、ライブをしてる人、全員がすごい人間力の持ち主だと思うんですよ。それも「生きる」の再演ですごく感じました。どんなエンターテインメント作品でも、人間力を高め、エンターテインメントを皆に届けるという点で学ぶことがあると感じました。やっぱり私はエンターテインメントという世界がすごく好きで、毎日を生きるうえで欠かせないということもすごく思うんですよね。だから、軸はアーティストではありますけど、エンターテインメントをたくさん届けていきたいと思います。
――今が閉塞感に満ちたコロナ禍にあることで、逆にエンターテインメントの大切さを実感します。
May’n 私も、人からもらうパワーのありがたさや、助けてもらったり支えてもらったりしてくれる皆への気持ちを、もっと形に残していきたいという気持ちが強くなりました。だから、15年の感謝はもちろんですけれども、生きていくなかでたくさんある「感情の動き」に耳を傾け、1つ1つ音楽に変えていけたら嬉しい、そんな気持ちでいます。
PHOTOGRAPHY BY 堀内彩香
INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司(セブンデイズウォー)
●応募期間
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2021年3月21日(日)~3月28日(日)23:59
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●リリース情報
ニューアルバム制作中!
詳細はOPENREC「アイ・マイ・ミー・マイン・May’n!」にて随時解禁予定!
May’n OPENRECはこちら
●ライブ情報
アーティストデビュー15周年を記念した5ヵ月連続ライブ開催中!
May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5」
1月23日(土)May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5 -POP-」
2月23日(火・祝)May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5 -DANCE-」
3月20日(土)May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5 -ROCK-」
4月29日(木・祝)May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5 -ACOUSTIC-」
5月30日(日)May’n 15th Anniversary Monthly Concert「1 to 5 -MUSIC-」
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