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INTERVIEW

2020.09.02

2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ・学芸大青春がリスアニ!WEB初登場!待望の1stアルバム『HERE WE ARE !』リリースインタビュー

2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ・学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)が、歌手デビュー日から1年後となる9月2日に1stアルバム『HERE WE ARE !』を初のCDパッケージでリリースする。オーディションによって選ばれた相沢勇仁、内田将綺、仲川蓮、星野陽介、南優輝は、東急東横線・学芸大学駅近くの寮で共同生活を送りながら、レッスンを中心とした強化訓練期間を経て、2019年9月2日に1stシングル「JUNES」を配信リリースし、年内にさらに4枚の配信シングルを連続リリース。じゅねルーム/じゅね生/じゅねラジなどの動画配信をYouTubeやTwitter上で開始し、2020年1月からは、役者経験皆無の5人が、新感覚ホームコメディ3Dショートドラマ「漂流兄弟」に主演として出演するなど、その活動は多岐に渡る。ジュネスのこと、これまでの配信シングルや初のソロ曲を収録した『HERE WE ARE !』について、近い将来に爆発的なパワーを秘めている5人へ、リスアニ!初のインタビューを実施。作品の魅力は元より、作品を輝かせるハートフルな5人の人柄が溢れたロングインタビューをプレゼント!

――まず、自己紹介と他己紹介をお願いします。

星野陽介 じゃあ行きまーす! チームいち元気で明るいムードメーカー。せーのっ、星野陽介です!(両腕を上げ、大きく手を振りながら)こんにちはー!他己ってください!

内田将綺 まんまだな。

南 優輝 天真爛漫で俺らジュネスのムードメーカー。

相沢勇仁 太陽みたいな存在だよね。

優輝 いきなり抽象的なところから入ったね。

勇仁 わかりやすいでしょ。

優輝 あと、食いしん坊だね。食べ物大好き。アボカド大好きだもんね。

陽介 アボカド大好き!

勇仁 アボカドの専門店によく行くくらいだもんね。

陽介 そう!

将綺 食べごろのアボカドをスーパーで選ぶのがめっちゃ早いんですよ。しかもちゃんと当たりっていう!

優輝 陽介っていえば、いたずらっ子なんですよ。もう少年みたいな感じ。すぐにメンバーというか主に俺にいたずらしてくるんですけど。

陽介 いたずらし甲斐があるメンバーなんです、この4人は。

優輝 蓮、何かイメージある?

仲川 蓮 陽介はおしゃれなんで服が好きですね。

陽介 服は本当に大好き。今はなかなか行けないんですけれども、休みの日はよく皆で古着屋に行ったりとか。

優輝 セールの情報とか仕入れたら教えてくれて連れていってくれるよね。

陽介 あと、蓮と1回家でファッション対決したよね。

将綺 夏祭りっていうお題を決めて。

優輝 俺と将綺と勇仁で、どっち(の服)が好きか。

陽介 俺と蓮が5回くらい服着替えたよね。

将綺 で、廊下を歩いてくるんですよ。

勇仁 あれ、どうなったんだっけ?

優輝 2:3で蓮が勝った。

勇仁 めっちゃいい勝負だったね。

優輝 陽介、もう「ファッションキング」名乗るのやめよっか?(笑)

陽介 いやいやいや(笑)。

勇仁 おしゃれだけど自分がしたいのだったら、蓮だったみたいなことが多かった。おしゃれすぎて逆に俺らはできないみたいな。彼はそういうレベルなんで。

陽介 またあれやりたいなあ。

――では将綺さんお願いします。

将綺 ジュネスのメンタル大黒柱、内田将綺参上!

優輝 まず、スーパーポジティブね。そして筋肉ゴリゴリマッチョくん。

将綺 全部抽象的だな(笑)。

陽介 肉体美が本当に素敵なんですよ。

勇仁 いつか大会とか出てほしい。

将綺 それは、ちょっと厳しい(笑)。

陽介 将綺は声が太くてエネルギーがすごいある。それが歌に活きてるよね。

将綺 う~る~さい! ってたまに蓮に怒られる(笑)。

陽介 部屋で声が聞こえるんだもん。

 本当にうるさい……(笑)。

勇仁 あと、料理してくれますね。

将綺 料理好きです。

陽介 結構洋風タイプよね。

将綺 和風は頼まれないから作らないだけ。

陽介 そうなの? それは知らなかった。

 サッカーも上手いです。

将綺 サッカー大好きです!

優輝 昔はサッカーが恋人だったんだよね。

将綺 そうですね(笑)。

勇仁 いいところばっかり言ってもあれだから……将綺って面白くて皆を笑わせようとしてくれるんですけど、ギャグとかがスベっても、絶対誰かが拾ってくれるまでずっとやり続ける。

将綺 ひとりターゲットを決めてその人に向かって言い続けるとかね。

勇仁 誰も拾ってくれない時は、「あ、今の独り言」みたいな。

陽介 そう! わかる(笑)。

――では優輝さんお願いします。

優輝 特技はブレイクダンス。専攻は生命理工学の大学生。南 優輝です。

将綺 短所、よく噛む南 優輝です!

優輝 短所からありがとう。

将綺 短所から言っちゃった(笑)。

陽介 でも短所は長所でもあるから。

優輝 長所なの? 本当かな?

将綺 噛みやすいんですけど、俺は、トークのヤマができる天才肌だと思ってるので。

優輝 みんなが突っ込んでくれるおかげだね。

陽介 文武両道っていえばまさに優輝のこと。

勇仁 いつか大会出てほしい。

将綺陽介優輝:……何の(笑)?

将綺 現役大学生なのに本当にすごいよね。ずっと高学歴なのにバスケもダンスも極めて、ジュネスになり、何ができないの?

優輝 できないこと、いっぱいあるわ(笑)。

将綺 紹介してきて、ちょっと嫌になってきた(笑)。

勇仁 優輝といったらダンスですね。

優輝 ダンス、大好きです。

勇仁 ブレイクダンス得意だしね。

――ブレイクダンス?

優輝 頭でぐるぐるヘッドスピンして回ったりとか、アクロバティックな動きが多いダンスです。

陽介 やってみなよ。ちょっと優輝がやってみせてくれます。

(皆で協力し合いながら優輝の椅子を退け、万全の状態で軽快なブレイクダンスを披露)

陽介 すげー! やっぱ何度見てもすごいね。

勇仁 こういうことです、ブレイクダンス。

――えー……すごい……。

陽介 ありがとうございます!(と連呼しながら、手前に居た優輝より前に出て両手を広げ、左右にお辞儀)

一同 ははは(笑)。

優輝 (陽介に向けて)代わりにありがとね。

――ダンス経験者は優輝さん以外にいますか?

勇仁 優輝だけです。

優輝 俺もブレイクダンスだけでヒップホップはやってなかったんですけど。

陽介 みんな未経験だね。だからうちのダンスリーダーでございます。

将綺 そして、食堂担当。本当にお母さんなんですよ。

優輝 お母さんって言わないで?(笑)。

将綺 それこそ、じゅねルームとか始まってファンの皆さんが、「優輝くんお母さんみたい」って言ってくれるようになったじゃん。俺、それ言われてなんも違和感なかった。

優輝 嬉しいけど複雑だわ(笑)。母になった記憶はないからね。

陽介 俺らの面倒をすごい見てくれるんですよ。

将綺 「今日何食べる?」って聞いてくれるんですよ。

優輝 ありがとう……ちょっと恥ずかしくなってきたから勇仁いこう。

――はい(笑)、では勇仁さんお願いします。

勇仁 皆の笑顔が俺のモチベーション。相沢勇仁です。

優輝 勇仁くんは、とにかくセクシーなんですよ。俺らが言ってあげないと、伝わらないもんね。どうもセクシーです! って勇仁も言えないし。

将綺 セクシーじゃなかったらセンターパートはできないよ。

勇仁 誰でもできるよ。

優輝 遊ぶのが好きというか、おしゃれな雰囲気の場所とか好きだし。そういうところから来てるのかなって思うね。

陽介 たぶんそういうところで生まれたんだと思う。

優輝 元々? めっちゃおしゃれなバーとかカフェで生まれたんだ(笑)。

勇仁 なわけないだろ(笑)。

陽介 きっとそう。

将綺 あと、自分の歌を研究する歌研究家マニア。曲とかスタイルに寄って歌い方が変わるんですよ。

陽介 勇仁自身が自分の良さをわかってないとできないからね。

優輝 歌への愛も伝わるし、自分の声とか歌に対する追求がすごいよね。

勇仁 歌が好きだからね。

将綺 見た目によらずアグレッシブだな。

勇仁 アグレッシブ?

将綺 意外と挑戦していく。

勇仁 それはあるかもね。

優輝 あと、すごく甘え上手なんですよ。気づいたら(勇仁に)、いろんなことしてあげちゃってるみたいな。逆に気づいたら意外といろんなことできないみたいな(笑)。お米炊けなかったり、洗濯機回せなかったり。

勇仁 今ではそんなことないけどね。ある程度は。

一同 ははは(笑)。

勇仁 昨日初めて洗濯物を手洗いした。

優輝 洗面台で水溜めてやったの? えらいね。

勇仁 おしゃれ着だったから、ぬるま湯で。俺できるんだって思って。

陽介 できるね(笑)。

将綺 この間は初めてネギのみじん切りやってたな。

優輝 目玉焼きくらいしか作れなかったもんね。

勇仁 そうだね。

――料理は、将綺さんと優輝さんが教えているんですか?

将綺優輝 そうですね。

将綺 1回、俺と優輝が何も言わずに「勇仁の思うみじん切りをやってみて」って言ったんですよ。そしたら輪切りからストーンって入ったんで、それを見て優輝が見かねたのかレクチャーに入りました。

勇仁 手間がかかったね。

優輝陽介 自分で言うな!(笑)

――では最後に蓮さん、お願いします。

 ピアノは僕の恋人、仲川 蓮です。

将綺 不思議ちゃんですよね。

優輝 薄々(ライターさんも)感づいてらっしゃるかもしれないんですけどね。

陽介 微動だにしてないもん。

優輝 今日言葉発した? 蓮。

 発してますよ。

陽介 蓮といったら、ピアノが本当に本当に本当に上手で。

優輝 そうなんですよ。本当にピアノ上手だし、ピアノだけじゃなくて、蓮は楽器全般的にできるんだよね。

――ピアノ以外で何の楽器ができるんですか?

 最近はギターを練習してます。

陽介 あと、サックス!

 吹奏楽部だったんで。

陽介 ドラムもちょっとできるよね。

勇仁 ベースもちょっとできるんじゃない?

将綺 お琴も上手って聞いたよ。

 本当にちょこっと、ちょこっとです。

陽介将綺優輝 (!)ことだけに~~(笑)。

勇仁 あー、うまい!

――(笑)。

優輝 でもその中でも特にピアノは本当に上手で。

陽介 ずば抜けてるんですよ。

優輝 本当に蓮のピアノは上手いね。

勇仁 鍵盤の上から生まれたんじゃないかっていうね。

将綺 生まれた場所返し(笑)。

優輝 勇仁はバーで生まれてね(笑)。楽器に精通しているのもあって、蓮は作曲ができるんですよ。それが本当にすごいなと思って。「学芸大青春 バクステアプリ」っていう俺たちのデビューから今までのストーリーを描いているスマートフォンアプリがあるんですけど、その中のBGMの一部は蓮が自分で作曲してピアノで弾いているんです。

陽介 俺たちの曲の中でも蓮が一部分を作ったりしてくれてるよね。

優輝 「WHO WE ARE !」っていう曲の中で、蓮がピアノを弾いてるのが入っていたりとか。しかも、今度のアルバムに入っている蓮のソロ曲「Maybe Maybe Not」には、蓮自身が作曲して、ピアノで弾いてるところもあるんだよね。

 そうそう。一部分だけ、「雨」をイメージして作りました。

優輝 いずれは俺らの(ソロ曲)も作ってもらいたいね。

――皆さんは寮での共同生活を送られて、2019年9月に1stシングル「JUNES」をリリースして歌手デビューされました。これまでの活動を積み重ねて今はどんな思いがありますか?

優輝 1年目は何に対しても初めてのことばかりで、そのときの自分が持てるすべてで必死にぶつかってきたんですけど、気づいたらもう1年経ってたみたいな感じで。曲とかドラマに挑戦させていただいて成長した1年だったなとは思うんですけど、今振り返ると、だからこそ、もう一回今やり直したいなと思うこともよくあるよね。

――やり直したいというのは、例えば?

優輝 例えば、「JUNES」のレコーディングはそのときの自分のマックスで録ったけど、今だったらまた違う曲になりそうだなーって思ったり。

将綺 それはいつまでもありますよ(笑)。

一同 ははは(笑)。

勇仁 ライブのパフォーマンスで出せばいいからね。

陽介 俺は、この1年、不安と焦りがありました。歌だったらカラオケとかでしか歌ったことないくらいで、ダンスなんてしたことなかったし。プロの方とかアイドルの方って、人前でパフォーマンスできる一定の基準を超えたうえで個性があったりするのに、俺らはそこにすら達してなかったからさ。

優輝 本当にこのままで大丈夫かな? みたいなね。

陽介 そうそう。不安がすごくて、一人だったら多分どこかで折れちゃってたんじゃないかなって思います。

将綺 それは間違いないね。

陽介 やっぱりダンスだったら優輝が先導して俺たちの背中を押してくれたりしたから、今、5人で居られるってのがありますね。

将綺 1年を振り返ると優輝が言ったようにすごく早かったんですけど、本当に濃かった。デビュー前に、武者修行でどこかのイベントに出させてもらったり、路上ライブをしてるときは、「なんで名乗っちゃ駄目なんだろう」っていうもどかしさを抱えながらすごく試行錯誤して戦っていた印象だったんですけど、そこから、「学芸大青春です!」って言えるようになってからは本当に早くて。そういう意味では、さっき優輝が言ったように振り返るとあの瞬間でもっとできたことあったのかなっていうのには繋がると思います。

――グループ名が決まってからは皆さんで喜ばれたんですね。

将綺 嬉しかったですね。やっと名乗れるというか。それまでは、「俺たちって何?」みたいな感じだったので。

優輝 そうだね。

将綺 名前を持って活動できるのが嬉しかったですね。

陽介 間違いない。

――ジュネスさんは、音楽も歌声もすごくかっこいいので、これからより、注目されそうですね! それぞれの歌声について思うことはありますか?

将綺 今思えば、作品を重ねてそれぞれが立ってきた感じもしない? 元々、例えば、低音だったら俺と優輝が似てるねとか言われることがあったんですけど、ジュネスとして活動していくうえで、自分の長所を自分で磨いてきたので、立ってきたんだと思います。

――5人の個性が被っちゃいけないというのもいつの間にか意識してるという。

優輝 そうですね。3Dモデルの姿を通してっていうのもあって、声を聴いてすぐに、「あ、誰誰君だ」ってわかるのもすごく大切なことだなって。だから無意識に分かれていったのもあるかもしれないです。

陽介 より声には敏感になってたなとは思います。

将綺 アニメとか観るときも、「わー、このキャラ俺っぽい」とか、「これ陽介っぽい」みたいになったり。

優輝 参考にできそうだなとかね。

将綺 聴き方が変わったよね。

陽介 やっぱり、声の分別って大事だよね。

将綺 すごいところに気づくんだよ。(陽介を指しながら)それいいとこ。

――声の表情以外にも、例えば、身体とかも意識して動かれてます?

将綺 俺は声を意識したら身体も動いた。

勇仁陽介優輝  あー。

優輝 3Dモデルだから、普段より動きを大袈裟にするみたいな工夫はそれぞれあったよね。

陽介 どういうふうに大袈裟にすればいいかなってなったときに、自分だったら、ディズニーとかのぬいぐるみを着てる人の動きとかを参考にしたり。

 ……着ぐるみ?

陽介 あ、ごめんなさい(笑)。着ぐるみを着てる人の動きを見たり、アニメとかで自分の性格に近そうなキャラクターががどういうふうに動いてるかなっていうのは、たしかに参考にさせていただいたかなって思いますね。

――共同生活が始まった頃はいろいろ不安な気持ちもあったかと思いますが、5人がそれぞれ打ち解けるために努力したことはありましたか?

 いい?(4人を見ながら片手を上げて)。僕、元々潔癖症なんですけど、陽介が寝る前とかにおやすみのハグって言って全員とハグをするんですよ。でもこういうの拒んだらダメだなーと思って。

陽介 嫌だとー?

一同 ははは(笑)。

 我慢してそういうのをやって、徐々に慣れていきました(笑)。

優輝 陽介って人一倍、パーソナルスペースが近いからね。

 そうそうそう。

陽介 ほら、海外式じゃないけど、触れてたい気持ちわかる?

 うん。

陽介 そう、それよ!

――陽介さんは小さい頃からフレンドリーな感じだったんですか?

陽介 もう、家族がこういう感じですね。

将綺 1回、寮に陽介のご両親が荷物を渡しに来たんですけどその時に陽介が、「お母さんじゃあね!」って言ってお母さんとぎゅうってハグしたんですよ。俺、それを見て「わあ!すごい」って思って。

陽介 普通すぎて!

将綺 それが普通なのがすごい素敵だなと思って。俺、絶対あり得ないから。「はい、お疲れ!」ってなるだけだから。

陽介 たぶん、将綺の親より、俺のほうが将綺とハグしてるね。

勇仁将綺優輝 そうだね。

陽介 みんなそうかもしれない。

将綺 絶対そうだよ。

――それでは、ここから1stアルバム『HERE WE ARE !』についてのお話を伺っていきます。まず、このアルバムの制作はいつ頃始まりましたか?

優輝 アルバムの制作は、結果としてこの1年間ずっとしていたことになります。ただ、ソロ曲を制作し始めたのは、今年の5月に開催した配信ライブの前だよね。

勇仁将綺陽介 うん。

――今回はソロ曲が収録されています。それぞれにエピソードはありますか?

優輝 俺の曲は「南 優輝がどうしたらモテるか」みたいなテーマで書かれているんですけど、プロデューサーのスーさん(杉沢氏)から、「優輝のソロ曲はこれです」って言われたあとに、歌詞を書いてくださったラッパーのマチーデフさんと杉沢さんから恋愛観についてインタビューを受けて。そのうえでリリックを書いてくださったのがすごい印象的でした。

将綺 俺らも、「優輝がモテないのはこういうとこじゃない?」って提案したよね。

優輝 みんな送ってくれてね。

将綺 一人何個あげる? みたいな。そういうのも踏まえて出来上がった感じですね。

――楽曲を作るときに自分の気持ちを伝えていたんですね。

将綺 優輝のソロの場合はそうですね。

――ほかの方の場合は違うんですか?

将綺 例えば、レースの勝敗を決める「Race !」は、「あのときこんなことあったんですよー」ってスーさんに報告したときの会話が勝手に作品になってて。起きた出来事をすごくラフに報告するんですけど、気づいたら作品になってるのが多いですね。

陽介 実は、スーさんに、「ソロもいつかやりたいですね」ってポロって言っていて。今回のアルバムで本当に実現したので、俺らも驚きが多いよね。

将綺 「ライブとかやってみたいですね!」みたいなことを最近はあえて言うようになった。

優輝 実現させるためにね(笑)。

――勇仁さんのソロ曲「That’s shape of my love」のフレーズは、イメージする勇仁さんの口調そのもののようでした。

勇仁 語り掛けるようなフレーズにしてほしいっていう要望はしてないんですけど、スーさんがたぶん俺のことをいろいろわかってると思うので。

陽介 それはあるよ。

勇仁 ご飯に連れていってくださったときにプライベートの話もいろいろするので、そういうときに俺らが気づかないところで、「この子はたぶん、こういう子だからこういう曲がいいな」とか考えてくれて曲を提供してくれたんだと思います。

優輝 それで言うと、雨がテーマになってる蓮の曲も、たぶん、蓮とスーさんがご飯とかで話してるうちに出来たんだよね。

 そうだね。プロフィールにも書いてるんですけど、雨の音って僕すごく好きで。

将綺 雨っていうよりゲリラ豪雨だよね。

 最後らへんね。

陽介 ゲリラ豪雨は言いすぎじゃない?(笑)。

――先ほどお話にあがった「Race !」は実話とお聞きしました。皆さんで何かを競い合うことはよくありますか?

勇仁将綺陽介優輝  (口を揃えて)しょっちゅうあります。

陽介 自分と優輝と勇仁とチャリで帰るときに、めっちゃ長い上り坂があるんですけど、レッスンとかいろいろ終えてマジで疲れてるのに優輝が自転車で俺の前に行くんですよ。ちょっと嫌じゃないですか(笑)。だから俺が追い越すんです。そしたらまた追い越してくるんですよ。で、結局二人でめっちゃ猛スピードで、お~~~!! って坂を上るみたいな。

優輝 だいたい俺が勝つもんね。あと夏は、レッスンが終わったあとに、アイスを賭けて、コンビニで男気じゃんけんをやったりとか。あと、「ウイニングイレブン」っていうサッカーゲームが俺らのなかで流行ってて、それですぐ対決するよね。

将綺 小さいことで言うと、ジュネスの中で、ご飯をみんなで食べて、作ってない人がお皿洗いをするルールがあるんですけど。

優輝 例えば、俺が作った日は俺以外の4人でじゃんけんするとか。

将綺 それをじゃんけんじゃなくて、最近スマホのアプリに入ってるあみだくじでやって勝敗を決めてますね。

陽介 あれ、めっちゃ祈るもん。なのに皿洗いしたくないときに限って自分になっちゃう。

優輝 毎日のように勝負してるよね。

――仲が良いんですね。陽介さんは、「君の全部」のサビ部分を担当されていますが、実際に歌われてみていかがでしたか。

陽介 「君の全部」だと高くて、母音が“い”でいちばん高いところにいくんですよ。自分は結構、母音が“い”のところで高い音を出すのが苦手で、首をしめちゃう……あ、喉を絞めちゃう。

勇仁・将綺・蓮・優輝 うんうん……首を締めちゃだめだよ(笑)。(優輝と将綺のそれぞれが首をしめる動作に加え、足をバタバタさせる)

陽介 喉をしめちゃうとその音が出たとしても苦しそうに聴こえて、聴いてる人も不安になっちゃうかなと思ったので、そこは結構、苦戦したところです。歌詞もストレートでシンプルなので、逆に気持ちを乗せるのが難しかったです。くどすぎても軽すぎても……みたいな。その中間を調整していくのはレコーディングするうえで難しかった部分ですね。それこそ、勇仁の色気だったり、優輝の優しさだったりは自分の中で参考にさせてもらってて。それに自分の個性を乗せることができたので、いい感じに歌えたかなって最近は思います。本当に皆ありきです。

将綺 すごい。そんなこと考えてたんだね、陽介って。

勇仁 ね、俺も初めて知った。参考にされてたんだね、俺ら。

陽介 はい、してました!

――ほかの皆さんでもメンバーの方の歌声で参考にしているところはありますか?

優輝 ありますね。俺は例えば勇仁と一緒に歌ったり、ラップをするパートが多いんですけど。

勇仁 ユニゾンとかね。

優輝 勇仁は英語の発音が、「あ、ここいいな」って思うところがすごいあったりして、それを聞いて真似したり。歌のことになると基本すぐ勇仁に聞いて、「あ、そうやってるんだ」って。

勇仁 結構聞いてくれること多いよね。

――ちなみに、今回のアルバムの収録曲で、頑張ったから聴いてほしいなと思う楽曲は、それぞれどれになりますか?

優輝 陽介は「君の全部」だよね。将綺は、もうあれでしょ。

将綺 「Happy Ever After」です。

優輝 絶対そうだよね!

将綺 フェイクがいちばん多かった楽曲で、いちばん苦労しました。いろんなアーティストさんの楽曲を聴いて必死に練習しましたね。

優輝 俺が苦労した点で聴いてもらいたいなって思う曲は、陽介と同じで「君の全部」。蓮の歌声に合わせてラップするパートがあるんですけど、歌と合わせてラップするのは初めての挑戦だったので。音だけ聴いてても蓮の声と合わないし。逆に蓮の歌ばかりを聴いちゃうとリズムを取りにくくなったり。すごい難しくて苦労したところでもあるので、ぜひ聴いていただきたいなと思います。

勇仁 俺は、「Don’t leave me alone」ですね。俺と将綺がメインパートで歌ってるところが多い曲で個人的に気に入ってるんですけど、レコーディング前のプリプロでもどういう感じで歌ったらいいのかなってすごく悩んで。将綺とかに相談して練習したり、みんなからアドバイスをもらったりした曲なので、そういった意味では苦労もしましたし、曲としても思い入れがあるので、ぜひ聴いてほしいなって思います。

 僕は、「星になれ」ですね。普段はハモリをすることが割と多いんですけど、「星になれ」ではサビをメインで歌ってて。メインはあまり歌ったことはなかったので、そのときはどう歌ったらいいかと苦労したので聴いてほしいですね。

――また、皆さんは、役者として初めて、3Dショートドラマ『漂流兄弟』に出演されていますが、演技を通してダンスや歌に生かせている部分はありますか?

陽介 自分は樹根洲ヨウっていう役で樹根洲ユウ(勇仁)とよく喧嘩をするんですけど、怒ってないのにお互いに怒らないといけないのって歌も一緒だなと思って。切ない歌詞だったら言葉だけを見て歌ってたら、絶対気持ちは乗らないし。怒ってなかったり悲しくなかったとしてもそれを思い出して歌に乗っけるのは、演技を通して身に着いた力なんじゃないかなってすごく思います。

優輝 表現者として作品の世界観に入り込むのは歌もダンスも一緒だよね。

陽介 演じることも歌もダンスも根本的に同じところがあるんだなって感じさせられました。

優輝 俺は5人で合わせることがすごく大事なんだなと学ばせていただきました。5人で家に帰って、もう1回あそこのシーンやろうって合わせたりすることがすごく多くて。それは例えば5月にやった配信ライブの準備をするときも一緒で。一人で練習しても限界があって5人で揃えたり歌聴き合って掛け合いをするからこそ、演技もダンスも歌もいいものができあがるんだなって。

――11月28日には、新型コロナウイルスの影響で中止になったその5月の無観客配信ライブのリベンジとして改めて、1st LIVE『WHO WE ARE ! Return !!』を予定されています。こちらは同時に生配信も行われるとのことですが、前回の5月に開催されたライブを踏まえてどういったライブにしていきたいと思いますか?

勇仁 ライブ会場にファンの子に足を運んでもらって、今までよりもファンの子との距離が縮まるようなライブになったらいいなって思ってます。今までって、映像でしか見れてなかったわけじゃん。でも、ライブ会場でやるライブとかパフォーマンスを見るってなると感じ方が絶対違うからさ。

優輝 生だからこそ、一緒にコミュニケーションを取ったり、同じ感情を共有したりするのができるライブだと思うから、今までの応援してくださった恩返しっていう気持ちで俺たちも一緒に楽しめたらいいなって思います。

陽介 「今この空間を一緒に過ごしてるんだよ」っていうのをお互い認識する時間にできると素敵だなと思うから、絶対やりたいと思ってます。

――活動開始1周年記念として今回のアルバムがリリースされます。最後は今後に対する皆さんそれぞれの決意を教えてください。

 1周年を迎えることができたのは応援してくださるファンの皆さんのおかげなので、感謝の気持ちを忘れずにこれからももっと幸せにしていけたらいいなって思います。

勇仁 俺ら5人だけじゃなくていつも俺らのことを支えてくれてるファンの皆のおかげだなっていう感謝の気持ちでいっぱいなんですけど、これからはもっともっとたくさんの人を喜ばせていけるようなグループになれたらいいなと思っているので、これからもよろしくお願いします。

優輝 このアルバムが俺たちの初めの一歩だなという気持ちで、これからもっともっとたくさんの人を笑顔に出来るエンターテイナーになっていきたいなと思ってるので、これからもどうか応援よろしくお願いします。

将綺 皆と一緒に成長してきたと思ってるので、これからもこの1年をどんどん超えられるように皆と一緒に成長していきたいと思ってます。

陽介 初めから応援してくださってる方、途中から応援してくださった方、最近知ってくださった方もいると思うんですけど、これからこれ以上にないくらいの恩返しをずっと長く続けていけたらいいなと思ってるので、ぜひ、ついてきてください!

INTERVIEW & TEXT BY 小町碧音


●リリース情報
1st アルバム
『HERE WE ARE !』
9月2日発売

【完全生産限定盤 A(CD+Blu-ray)】

品番:VOYZ-2~3
価格:¥6,000
※縦型 Blu-ray パッケージ
2020年5月8日に開催された配信 LIVE「WHO WE ARE !」を全曲映像収録。さらに、新型コロナウイルスの影響で当日披露できず幻のパフォーマンスとなった5thシングル『星になれ』を特別収録。加えて、学芸大青春5人で初の実写ロケ収録を行った特典映像企画「じゅねすの休日」を収録。B4 サイズの 4 つ折りポスターも封入。

【完全生産限定盤 B(CD+グッズ)】

品番:VOYZ-4~5
価格:¥6,300
※シューズ BOX型パッケージ
アルバム限定で製造された、「ソックス」「コインケース」「ラバーバンド」「缶バッジ 3点セット」「冨士原良氏描き下ろしブロマイド 5枚セット」の豪華限定グッズを封入。

【通常盤(CD)】

品番:VOYZ-6
価格:¥2,700

<CD>
01. JUNES
02. WHO WE ARE !
03. This is ラブソング (Yosuke from 学芸大青春)
04. 君の全部
05. Don’t leave me alone
06. 終わらない恋のリサーチ (Yuki from 学芸大青春 feat. Yuto & Junko)
07. Race !
08. 星になれ
09. Maybe Maybe Not (Ren from 学芸大青春 feat. Masaki)
10. youthful days
11. JUST
12. That’s shape of my love (Yuto from 学芸大青春)
13. ノンフィクション
14. Happy Ever After
15. Don’t think, Feel (Masaki from 学芸大青春)
16. スニーカー

全国アニメイト店頭、アニメイトオンラインショップ、学芸大青春 公式ECサイトにて発売
商品ページはこちら

●イベント情報
学芸大青春 1st LIVE『WHO WE ARE ! Return!!』

2020年11月28日(土)
時間未定
harevutai -IKEBUKURO LIVE SPACE-

※新型コロナウイルス感染拡大抑止の為、最大150名(会場キャパシティの約1/3)限定での会場入場とさせていただきます。今後の感染状況により入場可能人数が変動する可能性がございますので、予めご了承ください。

チケット
①後日詳細発表となる有料配信チケット
②1st アルバム『HERE WE ARE !』CD封入応募コードを使用した応募抽選当選者対象・会場入場チケット

価格
①後日詳細発表
②8,500円

●番組情報
テレビ朝日系全国放送音楽番組『BREAK OUT』
毎週水曜 25:26〜 ※関東エリア
「Pickup Artist」として、以下の日程で放送予定です。
9/2(水)25:26〜(予定)
9/9(水)25:26〜(予定)
9/16(水)25:26〜(予定)
9/23(水)25:26〜(予定)
9/30(水)25:26〜(予定)

※地域によって放送日が異なります。詳しくは番組 HP をご確認ください。
※放送時間は変更になる可能性がございます。

●配信情報
『学芸大青春の青春ラジオ』
毎週月曜21時配信
配信先:TOKYO FM・JFN アプリ「AuDee」
番組ページはこちら

『漂流兄弟』
学芸大青春 公式 YouTube チャンネル公式 Twitter にて配信中(全11話)

Season1 第1話~第6話 配信中
第1話 「兄弟と地球滅亡の危機」
第2話 「兄弟とマグマオーシャン我慢大会」
第3話 「兄弟とティラノサウルス襲来」
第4話 「兄弟とクレオパトラの誘惑」
第5話 「兄弟と恐怖の幽霊船」
第6話 「兄弟と縄文土器ゲット大作戦」

Season2 第7話~第11話 2020年内配信予定
『漂流兄弟』HPはこちら

<イントロダクション>
都内某所、ひとつ屋根の下でケンカ三昧の日々を送る、樹根洲(ジュネス)家の兄弟。
「もう我慢できない、今日で家族は解散だ!」
そう決めた翌朝、目を覚ますと、窓の外にはマグマの海が広がっていた――。
突如現れたクマ型ロボット「くまま」が、兄弟に驚愕の事実を告げる。
地球滅亡が確実となり、政府は全人類を過去の時代に移住させようと計画。
テスト被験者に選ばれた兄弟は、住み慣れた一軒家ごと、時間旅行することに!
白亜紀、古代エジプト、深海に縄文時代……
時空を超えて繰り広げられる、兄弟ゲンカの行方やいかに!?

全編ヴァーチャル空間で撮影された、アニメでもない実写でもない、新しい感覚の3D ドラマ。
2019 年 9 月に活動を開始したばかりの、2 次元と 3 次元を行き来するボーイズグループ「学芸大青春」の 5 人が、初めて「俳優」として挑んだ意欲作。

時空と次元と国境を超える、新感覚ホームコメディ、ここに開幕!

【キャスト】
樹根洲マサ:内田将綺
樹根洲ヨウ:星野陽介
樹根洲ユウ:相沢勇仁
樹根洲レン:仲川蓮
ユキ:南優輝
くまま:大久保ちか
ミスターP:花江夏樹

【スタッフ】
監督・演出:篠田利隆
キャラクターデザイン・イラスト:冨士原良
企画・構成・脚本:三本恭子
音響監督:えびなやすのり
劇伴音楽:日向萌
プロデューサー:杉沢達哉・大久保“youkiss”優樹(異次元 TOKYO)・伊藤慧
製作:VOYZ ENTERTAINMENT
主題歌:学芸大青春 『JUST』

●アプリ情報
スマートフォンアプリ
「学芸大青春 バクステアプリ」

歌が好きで、ダンスが好きで、誰かを幸せにすることが夢だった。
エンターテインメントの世界に、初恋みたいに、焦がれていた。
けれど、現実という名の壁が、ぼくとぼくの理想を引き裂いた。
初恋は叶わない、らしい。
そんな言葉を信じかけたとき、ぼくらは出会った。
立ちふさがる壁を超えて、手放しかけた憧れを、
もう一度捕まえにいく。青春には、まだ間に合う。

価格: 無料
シナリオ: 三本 恭子・福井 あや

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<学芸大青春プロフィール>
青春と書いて、ジュネスと読みます!
厳正なオーディションによって選ばれた、相沢勇仁・内田将綺・仲川蓮・星野陽介・南優輝の 5 人が 2 次元の姿で活動する、本格派ダンス&ボーカルグループ「学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)」!
寮での共同生活を営みながら、長期に及ぶ強化訓練期間を経て、2019年秋、1st シングル『JUNES』でデビュー。
2020年からは、5人が「俳優」として主演する3Dドラマ『漂流兄弟』をネットで配信放送。
5 月には配信 LIVE『WHO WE ARE !』を開催。活動 1 周年となる9月2日、待望の1st アルバム『HERE WE ARE !』を CD リリース! 11月28日には1st LIVE『WHO WE ARE ! Return !!』を開催!

(C)VOYZ ENTERTAINMENT INC.

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