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INTERVIEW

2020.04.28

TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』リングマリィ インタビュー!金森まりあ役・茜屋日海夏&黒川すず役の徳井青空が選ぶシーズン2の3大“可愛い”は?

TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』リングマリィ インタビュー!金森まりあ役・茜屋日海夏&黒川すず役の徳井青空が選ぶシーズン2の3大“可愛い”は?

現在、シーズン3が放送中のTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』。そのシーズン2のBlu-ray/DVDの3巻が発売されることを記念して、抜群の個性で物語を盛り上げたユニット・リングマリィの2人にインタビュー。“可愛い”を愛する金森まりあ役の茜屋日海夏と、“かっこいい”にこだわる黒川すず役の徳井青空にシーズン2を振り返ってもらった。

――まずキャラクターの第一印象と、1年間演じる中で変化したことを教えてください。

茜屋日海夏 最初にまりあちゃんの絵を見たときは「“ザ・ラブリー”な子なんだろうな」と思っていたけど、まさかこんなぶっ飛んだ子だとは。役が決まった際に(シリーズプロデューサーの)大庭晋一郎さんに「いいキャラ来たね」みたいなこと言われたときは「可愛いですよね、ありがたいです」なんて言っていたんですけどね……登場する回の台本だけでも「『可愛い』が何個あるんだろう」みたいな感じで(笑)。それからは毎回台本の「可愛い」に○を付けるようになりました。

――そんなに「可愛い」は多いんですね。

茜屋 チェックしても、見返したら漏れているものがあるくらい多いんですよ。ただ「可愛い」だけでなくいろんなバリエーションもあって、「○○可愛い」とか「可愛い○○」とか。もう、一生言わなくてもいいくらい「可愛い」と言いましたね。私が可愛いと無縁なので、まりあちゃんに引っ張り出してもらいました。

――アイドルとして活躍されている茜屋さんなので、無縁ではないと思いますが……では改めて“可愛い”を意識するようになりましたか?

茜屋 まりあとしてのアフレコが始まる前は「可愛いって何だろう」と哲学っぽいことを考えていました。電車のホームにいる人のカバンをチラッと見て「可愛い……」とつぶやいたりして、何でも可愛いと思う精神を自分に刷り込んでいました。

――アドリブも入れていたと伺いました。

茜屋 可愛いステッカーを貼るところなどですね。最初はSEだったのが、あるタイミングで「ペタリ」と入れてしまったので、それから言い続けるようになりました(笑)。

――では徳井さんから見たすずの第一印象と、変化したことは?

徳井青空 まりあの可愛いとの対比とは言え、今よりは女の子らしい子なのかなと思っていたんです。でも最初の収録で「セリフや口調はもっと男の子っぽくていいですよ」とディレクションいただいたのでその点は意識しました。「私の心の中に眠るイケメンさを出せたらいいな」と(笑)。あと当初すずちゃんはツンツンしていたので、冷たい感じにはならないように気をつけました。

――かなり低い声でしたね。

徳井 どちらかと言えば私は地声が低く、そういった役に挑戦したかったのですずちゃんではかなりやりたいことがやれました。

――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか? シーズン2は当初メルテックスターの面々が修行に出ていたので、桃山みらい役の林 鼓子さんは「静かだった」と感じていたそうですが。

茜屋 それはありますね、『プリパラ』シリーズのときと比べて落ち着いていました。単純に人数が少なかったし、あんなやさらを演じるやかましい人たちもいなかったし(笑)。

――そのぶん、2人はじっくり仲を深められたのでは?

徳井 はい。ライブなどでひみちゃんと一緒になることは多かったんですけど、これまでアフレコで一緒になることはあまりなかったので新鮮でした。だから一緒にじっくり収録できて嬉しかったです。

――まりあとすず、2人の物語は第67話「まりあとすず!ついにグループ結成!? だもん!」と第68話「さよなら、すず まりあ笑顔のお別れ! だもん!」で一旦のクライマックスを迎えますが、収録を振り返っていかがでしたか?

茜屋 テストでそらまる(徳井)さんが発したすずちゃんの言葉でうるっと来ちゃいました。それまでもスタジオでずっと一緒にいてふたりの空気感はできていたけど、その2話でより呼吸を感じられるようになり受け取るものがぐっと大きくなったのは感じました。

徳井 私もうるっと来ながら収録をした覚えがあります。まりあちゃんがすずちゃんに対して真剣に訴えかける声に、すごく気持ちが込められていて。

――周囲の反応はいかがでしたか?

徳井 「リングマリィの関係性はいいね」と言ってくれました。鼓子ちゃんたちも「エモい」って言って。

茜屋 鼓子ちゃんがいちばん言ってました。『プリパラ』のときからそうですが、ユニットの結成回は感動しますね。普段はギャグテイストだからこそ、ふざけていたキャラクターがたまに真剣になると「こんな一面もあったんだ」とグッとくるものがあります。

――68話で流れた「インディビジュアル・ジュエル」で特に好きな部分は?

徳井 やっぱり落ちサビですね。尊い、エモい……。

茜屋 同じことを言おうとしていました(笑)。

徳井 ね、ライブの思い出がすごく強くて。

茜屋 まりあちゃんの「ねぇ ウソみたいに ホントに」からすずの「バラバラがかみ合った今」まで。ここは向き合って歌ったんです。

徳井 もう目が潤んじゃいました。ひみちゃんがまりあちゃんに見えてきて、向き合って歌ったのがすごく思い出に残っています。

茜屋 「こんなに泣ける曲なんだ」と思った(笑)。「インディビジュアル・ジュエル」については、ライブの思い出がすごく強いです。

――リングマリィとしてこの曲を歌われたのは、昨年9月に行われた“プリパラ&キラッとプリ☆チャンAUTUMN LIVE TOUR 2019 ~キラッと!アイドルはじめる時間だよ!~”の大阪公演だけなんですよね。また観られるのを期待します。それぞれのソロ曲についても印象を教えてください。

茜屋 まりあちゃんの「シアワ星かわいい賛歌」は、最初は「『五ゾウ六プに超かわいい』とかすごい歌詞だな」と思ったんですけど、よく見るといいこと言ってるんですよ。小さい子の教育にぴったりなので、どこかの学校の校歌にしてほしいですね。もしくは音楽の教科書に載せてほしい(笑)

――すずの「キューティ・ブレイキン」は?

徳井 “かっこいい”に全部振ってる曲ですよね。元々ラップが大好きで歌ってみたかったので、この曲で挑戦できて嬉しかったです。経験はなかったんですけど、「絶対私はラップはできるだろうな」と思ってたんですよね。

茜屋 わ~。

徳井 いざやってみたら「やっぱり」「いいものできたな」と。すごくお気に入りの曲です。

――ありがとうございます。続いてシーズン2全体の話を伺います。せっかく可愛い向上委員会委員長のまりあ役の方がいるので、お2人でシーズン2から可愛いものを3つほど選んでください。

徳井 まりあとすず的には、やっぱり2人の気持ちが一つになった話は可愛いかったですけど……。

茜屋 ほかのみんなも可愛いからな~(笑)。どうしようかな……えもとあんながユニットを結成する話は可愛いかったですよね。

徳井 可愛かった!

――なぜかサバイバルして仲良くなる第88話「あんなとえも!仲なおりサバイバル! だもん!」ですね。

徳井 あれは極限状態で2人の気持ちを確かめ合ったんですよ。

茜屋 なるほど! ほかにもいろいろあるけど……

徳井 全体的になる店長が可愛いかったな。大体「ハピなる」で話を締めて、次のシーンにいくみたいな。

茜屋 私は「だよん」が好きでした。「だもん」とはまた別の可愛いさがあって。

徳井 あれを言っている佐々木李子ちゃんも可愛いかった。

茜屋 マイク前で「だもん」って言ってるとき、チャラい表情をしているんですよ、可愛いかった!

――では、まりあとすず以外でいいカップルだと感じるのは?

茜屋 だいあちゃんからみらいちゃんに向けて伸びる矢印はすごいですよね。

徳井 矢印が超巨大だし(笑)。家のモニターもすごいし、びっくりしました。

茜屋 Twitterでファンがライブ会場の客席にいる2人について指摘していたんですけど、みらいちゃんはほかの人と喋っているのに対して、だいあちゃんはみらいちゃんの後頭部を見ていて(笑)。すごいラブですよね。

徳井 でもみらいちゃんは普通にさらっと対応していて。あの愛の深さに気付いているかはわからないですけど、彼女は心が広いですよね。

――最後に、この記事が掲載される頃には始まっているであろうシーズン3について伺います。すでに収録は始まっているんですか?

茜屋 実は、私たちはちょうどシーズン2の最後で一旦さよならするんです。ブロードウェイに招待されて。

徳井 そう、メルテックスターの修行みたいな感じで(笑)。

――ではシーズン3でまた登場したら、リングマリィとしてやってみたいことは?

茜屋 ブロードウェイなんて大きなところに羽ばたくからには、さらに進化した「インディビジュアル・ジュエル」みたいな曲を歌いたいです。

徳井 私もリングマリィが、たぶん両思い度合い? というか……。

茜屋 (笑)。

徳井 思い合っている度合いがすごいと思っているので、シーズン3でもほかのチームに負けないような仲のよさをアピールしたいです。

茜屋 たしかにシーズン2ではまりあとすずでインパクトを残せたと思いますが、シーズン3で帰ってこようものならば、新キャラクターに食われないようにしたいですね。毎回、初期からいるメンバーは「食われる」という恐怖に駆られんですよ。

――さすが、「経験者は語る」ですね。

茜屋 また濃いキャラクターがたくさん出てくるようなので。負けないように頑張ります。

徳井 私もかっこいい路線をもっと極めて、キャラを立てていきたいです。「すずちゃんみたいになりたい」という女の子も増えてくれたら嬉しいですね。

Photography & Inteview & Text By はるのおと


●リリース情報
『キラッとプリ☆チャン』シーズン2
Blu-ray&DVD BOX 3
発売中

【Blu-ray BOX】
価格:¥10,000+税
品番:EYXA-12661~62

【DVD BOX】
価格:¥9,000+税
品番:EYBA-12650~2

<収録内容>
キラッとプリ☆チャン シーズン2 第25話~第36話(テレビ放送第76話~第87話)

初回特典
・描き下ろし三方背BOX仕様
・特製ブックレット
・プロモプリチケ
「レインボーライブレッドシューズ」
「レインボーライブレッドトップス」封入

●作品情報
TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』
テレビ東京6局ネットにて毎週日曜ごぜん10時~
仙台放送にて 毎週日曜あさ6時30分~
テレビ新広島にて 毎週日曜あさ5時30分~

<キャストプロフィール>
あかねや・ひみか
7月16日生まれ。秋田県出身。81プロデュース、エイベックス・ピクチャーズ所属。主な出演作は『プリパラ』シリーズ 真中らぁら役、『手品先輩』お姉ちゃん役など。

とくい・そら
12月26日生まれ。千葉県出身。エイベックス・ピクチャーズ所属。主な出演作は『ラブライブ!』シリーズ 矢澤にこ役、『ご注文はうさぎですか?』マヤ役、『私、能力は平均値でって言ったよね!』レーナ役など。

©T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PCH3製作委員会

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