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2019.11.13

5つのDJユニットの個性が品川のフロアに炸裂!「D4DJ 2nd LIVE -Day Party-」レポート

5つのDJユニットの個性が品川のフロアに炸裂!「D4DJ 2nd LIVE -Day Party-」レポート

ブシロードによる、DJをフィーチャーしたメディアミックスプロジェクト「D4DJ」。7月に初ライブを行ったばかりのこのコンテンツが、10月14日に品川プリンスホテル ステラボールで早くも2ndライブを開催した。「Day Party」と「Nonstop Night」の2公演の内、ここでは5ユニット20キャラクターの紹介に重点を置いた昼公演の模様をレポートする。

昼公演はユニットごとにキャラクターを演じるキャストが登場し、ボイスドラマやユニットの紹介を中心としたMC、そしてライブを通じてそれぞれの個性を発揮していった。

最初にステージに姿を表したのは高校生DJユニット・Peaky P-keyから山手響子役の愛美、犬寄しのぶ役の高木美佑、清水絵空役の倉知玲鳳の3人。彼女たちは笹子・ジェニファー・由香役の小泉萌香を加えた4人によるPeaky P-keyが山手響子のカリスマ性に惹かれて結成されたこと、王者として君臨することを示すため王冠をモチーフにしたロゴであることなどを紹介していった。

スゴ腕DJ役であり、自身もさまざまなイベントでプレイする高木がDJブースに移ると彼女たちのパフォーマンスがスタート。何度もユニット名をコールさせる名刺代わりの「電乱★カウントダウン」では、フロントの2人が客席を煽りまくり、高木は間奏でスクラッチを入れてド派手なEDMにアクセントを加える。より攻撃的なサウンドの「Let’s do the ‘Big-Bang!’」ではクラップやハイファイブでフロアの一体感を生み出した。また「電乱★カウントダウン」の歌詞によるリリックムービーが披露されたことから、曲間のMCではお気に入りのフレーズの話題に。愛美が「音楽に制限がない」という一節を挙げて「まさに『D4DJ』というコンテンツを表していると思う」と評すると、高木は「70億ある脳ミソ」というフレーズに「人間って70億もいるんだ」とコメントし笑いを誘った。

大学生DJグループのMerm4idは、瀬戸リカ役の平嶋夏海、水島茉莉花役の岡田夢以、日高さおり役の葉月ひまり、松山ダリア役の根岸 愛が揃って出演。日高の緊張を解きほぐすというボイスドラマを受け、平嶋は「『ボイスドラマいかがでしたか?』と聞いたら『最高!』と答えてください」とファンに頼み込むお茶目な一面を見せる。ライブでは、へそ出しにホットパンツというお揃いの衣装も相まって、セクシーさを前面に押し出す4人。新曲「ING」は葉月が拡声器を使ってフロアにコールを呼びかけ、間奏では8つの言語で「愛してる」を届けるアッパーなナンバー。続く「Floor Killer」では一転してヘビーなサウンドの中で歌声と艷やかなダンスを届け、大人の魅力で魅了する。

会員制クラブの専属DJを中心としたユニットという燐舞曲(ロンド)のターンでは加藤里保菜が演じる青柳 椿、つんこが演じる三宅葵依の親密ぶりを中心にトークが展開。2人が手をつなぎ仲睦まじい様子を見せると月見山 渚役の大塚紗英が邪魔をし、その様子を矢野緋彩役のもものはるなが優しく見守る。こうした微笑ましいくだりが繰り返され、MCパートでもユニットの関係性を表現した。そんな4人が届けたのは「ちょっと大人でダーク」(ももの)なロック色の強い「カレンデュラ」「瞬動-movement-」の2曲。大塚が髪を振り乱しながらカレンデュラ(=キンセンカ)をイメージした黄色のギターを響かせ、三宅葵依役のつんこはシャウト気味に「もっと騒げ!」とフロアに要求。エネルギッシュなアクションでフロアを大きく沸かせた。

4番手のPhoton Maidenはオーディションを通じて結成されたキャラクター達のユニット。メンバー4人の内、今回は新島衣舞紀役の前島亜美を除く、出雲咲姫役の紡木吏佐、花巻乙和役の岩田陽葵、福島ノア役の佐藤日向が出演。近未来や宇宙といったユニットコンセプトを伝えていく。そのコンセプトが示す通り、彼女たちがパフォーマンスしたのは「Here’s the light」「Photon Melodies」という浮遊感のあるエレクトロチューン。センターの紡木がDJブースで会場を盛りたてつつ、岩田と佐藤は息の合ったダンスで楽曲の世界観を表現した。

トリを務めたのは愛本りんく役の西尾夕香、明石真秀役の各務華梨、大鳴門むに役の三村遙佳、渡月 麗役の志崎樺音によるHappy Around!。ボイスドラマで名乗りを上げて勢いよく登場した彼女たちは、好きな音楽を楽しむことを重視しているという。その意気込み通り、DJブースの三村、各務が元気に飛び跳ねて観客のボルテージを高め、「D4DJ」ライブに初参加となった志崎がショルダーキーボードを振り回し、西尾が歌声を届けて、と彼女たちのライブはとにかく楽しそう。ハピコア調の「Dig Delight!」では三村お気に入りというDig(=掘る)というワード由来の掘る振り付けを混じえながら「D4DJの時代が到来」と繰り返す。イベントのラストを飾ったのはDJ関連用語を引用したスピードナンバー「Direct Drive!」。間奏の「D4D」「J」のコールアンドレスポンスも、事前の練習の甲斐があり大成功。会場が高揚感に満たされる中、メンバーは「楽しかった」「最高!」と声を上げながらステージを去っていった。

なお、Happy Around!のMCではユニットごとの音楽プロデューサーも紹介された。Happy Around!は斎藤 滋、Peaky P-keyは上松範康、Photon Maidenは水島精二、Merm4idは都田和志、燐舞曲は中山雅弘(WITH eMPIRE SOUND SYSTeMS)がプロデュースしていることが判明すると、フロアを埋めたアニソンファンは大きな歓声をあげて歓迎する。

また新情報も多数発表。3度目のライブ「D4DJ D4 FES. -Departure-」を目前に控える2020年1月29日には初シングルD4DJ Departure Disc「Dig Delight!」をリリースする。このシングルには2バージョン存在し、Aver.はHappy Around!、Peaky P-key、Merm4id、Bver.はHappy Around!、Photon Maiden、燐舞曲の楽曲を収録。さらに4月には舞浜アンフィシアターでの2DAYSライブを開催する。そして夜公演では第6のユニットとなるLyrical Lilyが発表となり、その内、進藤あまね演じる春日春奈を除く桜田美夢、白鳥胡桃、竹下みいこという3キャラクターの声優オーディションを実施する。「BanG Dream!」、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」に続くコンテンツとして始動したばかりの「D4DJ」だが、プロジェクトのさらなる飛躍を感じさせる1日となった。

Text by はるのおと

「D4DJ 2nd LIVE -Day Party-」セットリスト
2019年10月14日(月)品川プリンスホテル ステラボール

【Peaky P-key】
01.電乱★カウントダウン
02.Let’s do the ‘Big-Bang!’

【Merm4id】
03.ING
04.Floor Killer

【燐舞曲】
05.カレンデュラ
06.瞬動-movement-

【Photon Maiden】
07.Here’s the light
08.Photon Melodies

【Happy Around!】
09.Dig Delight!
10.Direct Drive!

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