リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2019.06.19

KOTOKO 15th Anniversary SPECIAL SITE~FIFTEEN TALES~ #08

KOTOKO 15th Anniversary SPECIAL SITE~FIFTEEN TALES~ #08

KOTOKO メジャーデビュー15周年記念 アルバム 第2弾『tears cyclone –醒-』インタビュー【前編】

メジャー・デビュー15周年を迎えて、4月には北海道と東京でアニバーサリー・ライブを開催したKOTOKO。そんな記念イヤーをスタートさせた彼女が、昨年よりアナウンスされていたニュー・アルバム『tears cyclone -醒-』をついに完成させた。昨年リリースした、盟友・高瀬一矢とのアルバム『tears cyclone -廻-』に続く二部作の2作目となる本作は、同じくI’ve時代の盟友である中沢伴行とのコラボ作となった。長い付き合いのなかで意外とコラボ実績の少ないふたりが”涙”をテーマにこの傑作をどう作り上げていったのか。KOTOKOにじっくり聞いてみた。

――これまでリスアニ!本誌でもお話されていましたニュー・アルバム『tears cyclone-醒-』がついに完成しましたね!

KOTOKO 聴いていただけましたか!だいぶ変わりましたでしょ?

――実はこれまで、デモ・バージョンのようなものは聴かせていただいたんですよね。そこから大きく進化したというか、驚くべき完成度になっていると感じました。

KOTOKO よかった!

――そんなアルバムのお話に入る前に、4月に2週に渡って開催されたメジャー・デビュー15周年記念ライブ”Fifteen Tales”について、改めてお伺いしたいと思います。セットリスト含めて大変なライブでしたね。

KOTOKO いちばん最初に15周年記念ライブをやろうってなったときに、せっかくだったらファンの皆さんの投票でということを思いついて。じゃあそのリストを作んなきゃっていう作業からだったんですけど……そもそものリスト作るのが大変だったんですよ(笑)。

――リスト作成にまず膨大な時間がかかると(笑)。

KOTOKO もう何百曲とあって。そのピックアップするところから自分でやってたので、「すっごい多いぞ、ファンの皆さんも選べないんじゃないかな……?」と思っていたんですよ。で、いざネットで投票開始したら、投票期間は約1ヵ月ちょいだったのかな?びっくりするぐらい票数が集まって、またその結果も結構びっくりして。

――予想を超える投票結果となったと。

KOTOKO こうした人気投票の場合、ライブ未発表の曲や昔の楽曲、レアな楽曲とかに集中しちゃって、15周年と関係ない感じになっちゃうんじゃないかなっていう不安も当初あったんですよ。でも蓋を開けてみると全然そんなことはなくて。皆さんすごくよく考えてくれていて。

――投票の形式はメジャー・デビューした2004年からの15年を5年ごとに分けて、その3ブロックからそれぞれ5曲ずつ投票できました。加えてメジャー・デビュー以前の3年とからは3曲選べる方式でしたよね。

KOTOKO はい。その限られた投票枠の中で皆さんすごい熟考されたらしく。すごくバランスのいい投票結果になってびっくりしたんですよ。

――投票に偏りはなかったと。

KOTOKO 代表曲もきちんとセットリストにも入れられたし、ライブでよくやっている楽曲もきちんと入っていって、「みんなわかってるね~!」っていう(笑)。素晴らしい!

――投票前にあった不安が払拭された結果だったわけですね。

KOTOKO 本当に15年以上を満遍なく聴いてきてくれたんだなっていうのが、そのアンケートを見るだけでもわかる。もうこれでもう15周年完成って言ってもいいぐらいのアンケート結果が出たんです。

――投票結果がそのまま、きれいに15年プラスアルファを網羅できるセットリストなったと。

KOTOKO だからセットリスト組むのはすごく簡単で。上位10位までを選んで、あとは日替わりがあったので調整したり。いつもよりちょっと楽だったぐらい(笑)。

――今まででいちばん簡単なセットリスト作成かもしれませんね(笑)。

KOTOKO 私の曲ってCDリリースされてない楽曲もたくさんあるじゃないですか。今までもライブでやったりとかもしてるんですけど、ファンの中にもライブで初めて聴くっていう曲も多いと思うんですよね。にもかかわらず、それでも盛り上がってくれたり、あとで「ライブで聴いてよかったから」って一生懸命調べて手に入れてくれたりして。

――また2004年以前の楽曲もメドレー形式でパフォーマンスされたのもファンにとってはうれしかったですよね。

KOTOKO メジャーデビュー15周年ですけど、2000年に歌手としてお仕事を始めて、そこからの3年間があったからこそのメジャー・デビューだったという部分はやっぱりあると思うんですよ。そこでファンになった方が「KOTOKOっていいよ」って言ってくれて、メジャーデビューも異例の全曲ノンタイアップのアルバムだったにもかかわらず実績も残せたっていうのがあるので。なので今回その3年を切っちゃうのはちょっと違うのかな?っていうのはあったんですよ。

――そうですよね。

KOTOKO それもあって、しれっといろんな曲を入れちゃったライブになったんですけど(笑)。ファンからも冗談で「ハードル高い」ってよく言われるんですけど、アンケートでも「知らない曲でも楽しめた」って書いてくれる人も多いので、そこはやっててよかったなぁって思います。

――そうした15周年のセットリストは歴史を網羅しつつ、一方で非常にタフなものになりました。やりきったっていう感じはありますか?

KOTOKO やりきった感はありますね~。

――特に豊洲公演では冒頭や幕間にナレーションも入っていましたね。

KOTOKO ”Fifteen Tales”って、「15の物語」というタイトルをつけていたので、15年の物語を読んでるように感じてもらえたらいいなあって思って、そういう演出をちょっと閃いてやらせていただきました。口で言うより、もう作って渡したほうが早いなと思って、オルゴールのBGMの上に物語を読んでるみたいなナレーションというのを自分で家で録って、マニピュレーターさんに渡して。なので、オルゴールも全部自分で打ち込んだものなんです。

――またそうした15年のキャリアを時間旅行するというテーマのなかで、各ブロックごとにクリエイターのゲストがありました。

KOTOKO 私の活動のなかで作家さんというのはやっぱり外せない要素のひとつだったので、その時代で色濃く関わっていただいた方をお呼びして、っていうこともひとつポイントだったんですよ。

――高瀬一矢さん、齋藤真也さん、C.G.mixさん、そして中沢伴行さんですね。

KOTOKO 私的には15周年イヤーの幕開けは、中沢さんとのタッグのアルバムから始まるよっていうところに繋げたくて、ライブでもいちばん最後のゲストさんにしていたんですよ。ずっとオファーしてたんですが、「ごめん!その時期きっとそれどころじゃないから行けない〜」ってなって(笑)。

――中沢さんはアルバム制作が忙しくて断ってきたんですよね。

KOTOKO 「ええー……」みたいな(笑)。全体の演出に関わることなので、相当頼み込んだんですよ。それでも「やっぱり無理だわ」って言われて。でもアルバムが出なくなるのも困っちゃうじゃないですか。だからどっちを選ぶって言ったらやっぱりアルバムに専念していただいたほうがいいと思ったので、苦肉の策として思いついたのが、等身大パネル(笑)。

――中沢さんの等身大パネルが出てきたときは何事かと思いましたよ(笑)。

KOTOKO ちょっと思いついてしまったので(笑)。出来もしっかりしてて良かったです!

――そこから本人が出てくるというドッキリがありましたが、それも含めて15周年らしいお祭り感が出ましたね。

KOTOKO もうこれ以上ないぐらい出ちゃったので、20周年どうしようかなというぐらい(笑)。

――しかしこれが15周年イヤーの締め括りではなく、始まりであると。

KOTOKO そうなんです。締めじゃなかったです。スタートなんです。

――このライブを経て、『tears cyclone』二部作の2枚目である『tears cyclone -醒-』がいよいよリリースとなります。

KOTOKO ついに!

――すでに情報としては昨年からありましたが、ついに全貌が明らかになるという。

KOTOKO 出すよ出すよ出すよ出すよ~と言って1年間ですから、なかなかないパターンですよね。

――昨年リリースした『tears cyclone -廻-』は全曲をI’ve時代の盟友でもある高瀬さんとのタッグ。今回はI’veに所属していた中沢さんとのタッグとなりました。

KOTOKO はい。

――そもそもアルバム1枚をひとりのクリエイターと組むという経験自体がフレッシュだと思うんですけど、付き合いは長いけど高瀬さんほど共作のない中沢さんと組むというのは、どういうアルバムになるのか妄想が膨らむというか。

KOTOKO 妄想していましたね。高瀬さんとはまるっと一枚やったことはなくても相当数作ってもらうという経験はあったのでわかっていたんですけど、まるっと1枚中沢さんというのは本当になかったから、私自身もどうなるのかわからないというところから入ったので……私もファンの人と同じくらい期待と不安が(笑)。

――ありましたか(笑)。ただそのなかでも。「中沢さんとならこういう作品になるだろう」という予測はあったと思うんですよね。

KOTOKO 予測の前に期待がすごくあったんですよ。こうなる、こうなりたい、中沢さんだったらこういう作品が出来るんじゃないかなっていう、希望と期待がめちゃめちゃありました。

――はい。

KOTOKO ただ、それを受ける中沢さんは、それをもう一身に背負うわけなので、そのプレッシャーは感じていたと思います、すごく。痛いぐらいに感じてたと思います(笑)。

――また昨年は同じ方式で高瀬さんとのアルバムも出ているので……。

KOTOKO そう。だからオファーをしたときに、高瀬さんとのアルバムのあとに出ますというのも伝えてあったし、それを分かった上で「自分にとっても挑戦になると思うので、お受けします!」とお返事いただいてたので、相当覚悟しての制作だったんじゃなかな〜。

――そうですよね。そうしたプレッシャーのなかで1年間じっくり制作していって、紆余曲折もあり。

KOTOKO はい。途中で1回心が折れかけてましたね。

――折れかけましたか。

KOTOKO もうボキボキです。もう骨がないぐらいに(笑)。

――以前リスアニ!本誌でのインタビューでは、2018年からアルバム制作を始めたけれど、2019年に入って一度大きく作り直したとお話しされていました。

KOTOKO これまで7回アルバム制作をしてるんですけど、いちばん作家さんとやりとりをしました。今まででいちばん”濃い”っていう気がしてますね。

――今年に入って、アルバム全体や各楽曲のコンセプトを事細かに作って中沢さんに渡すようにしたんですよね。

KOTOKO これ、お互いの性格もあって。私も細かいのもあるんですけど中沢さんも細かいし、あとお互い頑固なんですよ。納得しないと次に進めない者同士なので、ひとつの説明に対しても、お互い長文で説明したり、それをがっちり読み解いていく。ほかの人と比べて倍ぐらい時間のかかる相手であるっていうこともあるし、そもそもここまで深く組むのも初めてなので、言わなきゃわかんないこともあると思うんですよ。高瀬さんとは勝手知ったる仲だったので、言わなくてもわかることだらけだったんですよ。それとは真逆の性格だったので、もう言わなきゃって思って。初めてのことなので、もうやり合うんだったらやっちゃおうと思ったんですね。

――ここまで密に制作することは始めてですが、付き合いは短くないから言える間柄でもありますよね。

KOTOKO そうですね。だから多分折れてはいると思うんだけど、かといって投げ出す人ではないですし、そこは信頼してました。すごくそこは真面目な方で熱い人でもあるので、今回に賭ける想いも熱く語ってくれてたんですよ。「僕はKOTOKOちゃんとやるんだったら、もうメロディと歌詞だけで勝負できるようにしたいんだよ」って語ってくれたんです、(川田)まみちゃんとのお家に遊びに行ったときに(笑)。

――中沢さんと川田さんの家で!(笑)。

KOTOKO ふふふ、ただ飲みに行っただけだったんですけど(笑)。

――KOTOKOさんにとっても初めての経験であると同時に、中沢さんにとっても初めての経験だけに期するものがあるんでしょうね。

KOTOKO はい。中沢さんも曲げられないことは普通に言ってきてますし、そこはお互い様でしたね。いいキャッチボールはできていたのかなって私は思ってます。

――たしかにそういった中沢さんの想いというものもアルバムから感じられますよね。KOTOKOさんのテイストや中沢さんのテイストがある一方で、それが合わさると非常に新鮮な印象もあって。

KOTOKO うんうん。

――既視感があるけどフレッシュ、そして何よりものすごくメロディアスなアルバムだな思いました。

KOTOKO そこはやっぱり、中沢さんとやったらそうなるなっていうのがありました。「絶対にメロディアスになる」って思っていたし、だからこそ彼を選んだっていうところがあったので。元々”涙”がテーマというのは決まっていたので。中沢伴行という作曲家が書くメロディが、もう涙にピッタリだっていうのがあって。もう本当に思った通りになったな!……といったところです。

――元々今回の2部作を作るきっかけが中沢さんの存在だっただけに、アルバム・コンセプトがぴったりとハマったわけですね。

KOTOKO そうですね。そこがないとやっぱりふたりのアルバムではないなって思っていて。でもそこは私がわざわざ言わなくても彼が書けばそうなるだろうなって思っていた部分なんですよね。

――一方中沢さんのアレンジについては、どうすり合わせて行きましたか?

KOTOKO 楽曲によるんですけど、曲ごとのざっくりしたイメージはいちばん最初に伝えてあったので、中沢さん的には一応そこを基準にしたアレンジはしてくださってました。で、あとは出来上がっていくなかで、例えば「もうちょっとこういう感じにしたかったんだよね」ってこだわりポイントを微調整していくというようなやりとりはありましたね。なので、私が思ってたより重くなっちゃった曲もありますし、ちょっとだけカラーが変わっちゃった曲とかも実はあるんですけど、まぁその辺は一曲一曲細かくやりとりをさせていただきました。例えば2曲目の「水無月の恋 ~mimetic memory~」は当初、8ビートのもうちょっとロックっぽい感じの曲だったんです。

――ふたりのやりとりでアレンジが変わっていった曲もあるわけですね。

KOTOKO そうですね。昔ふたりで作った「flow ~水の生まれた場所~」という曲があるんですけど、16ビートっぽい打ち込みメインの楽曲なんですよね。「水無月の恋」もそういうリズムがいいんだよねって話になって、そこガラッと変えてもらいました。

――それもあってか、今回メロディアスなアルバムなんですけど、一方で各曲のアレンジが立っているというか、いい意味でアプローチがバラバラでもありますよね。

KOTOKO そうですね。

――逆にコンセプトとメロディというものが先にあるので、アレンジは自由にできてしまうというか。

KOTOKO そうなんですよ。最初に中沢さんがちょっとそこを危惧していて、最初に私が渡したリスト通りにはできるんだけど、ちょっとバラついちゃうんじゃないかって。

――なるほど。

KOTOKO でも私のなかで、「いや、それでいいんだ」と。メロと歌詞で勝負というのと、私と中沢さんでやるっていうこと自体でまとまりがあるから、曲調はもう全部バラけさせたいんだと。「ふたりだけで作ってることで統一感は出ると思うから、心配しないでバラけさせて」って、逆にそこは押しました。

――ドラムンベースやトランスといったデジタル・サウンドからエモーショナルなもの、あとはらしいロッキンなものまで視点が様々ですよね。それに対してKOTOKOさんのボーカル・アプローチに曲に応じてどんどん変わっていくというか。

KOTOKO 作品ありきの主題歌とかだと、今まで私は雰囲気に合わせて歌い方とか声とかも結構変えてきたんですね。過去の曲を並べても「これ別人なんじゃないかな?」って曲もあるんですけど、アルバムってそういう縛りがないからわりと真ん中のところで全部歌っちゃうんですね。でも今回はもう楽曲もカラーをバラけさせたので、私も思いっきり曲に寄せて歌いました。全部A面、主題歌を集めたみたいになっていいやと思っていたんですよね。

――まさにそういったバラエティ感は歌唱からも感じられますね。

KOTOKO タイトルに”覚醒”って打ち出した以上、もう本当に「覚醒してやる!」って気持ちでいて、ここはもう出し惜しみせずに、やってみたいことを全部やるんだぐらいの気持ちだったんですよ。なのでバラけていいんだ、もうやりたいこと全部やろう、全部挑戦しようっていう気持ちのほうが強かったんですよ。

――このふたりでやりたかったことを全部やってみようと。

KOTOKO 1曲目の「醒 -metallic tears-」は、例えばまみちゃんの曲にありそうな楽曲なんですけど、私とはやってないじゃんって。そこ私やってみたかったんだよねっていうようなジャンルだったりするんですよ。あとは今までKOTOKOと中沢っていうのでやってきたいいところをちょっともう一回再建っていうのもあって、全部新しいじゃなくて、ちょっと懐かしいのも入れてね。それを欲張りに全部やったらこうなったって感じです。”わがままセット”みたいなね(笑)。

――そんな、KOTOKOさんのまたあらたな代表作となった『tears cyclone -醒-』ですが、各曲については後編でじっくり全曲解説をしていただくとして(笑)。

KOTOKO はい(笑)。

――そのアルバムがどうライブで再現されるかも楽しみですね。

KOTOKO ツアーですね。

――はい、8月からスタートとなります。

KOTOKO 始まりますね。楽しみ!地元札幌を皮切りに、東京に来る頃にはもう成熟したライブになってるかなと思います。今回はわりと音楽的には広いんですよ。前回の『tears cyclone -廻-』のときはデジタル・サウンドに絞って音作りをできたんですけど、今回ちょっと音楽性が広いからどこに持って行こうかなっていうのがまず課題。あと曲順も難しいなっていう。

――たしかにセットリストも組みがいがありそうな楽曲ばかりですもんね。

KOTOKO 2案、3案ぐらい考えていて、結構悩んでいます。もしかしたら曲順もグチャグチャにしちゃうかも。アルバムコンセプトとしては完成されてるので、もう一回ひっくり返して、ちょっと組み直そうかなとは思ってます。ちょっと古い曲を入れていくなかで、ただ言えるのは、アグレッシブな曲が多いのでハードなライブになりそうな気はしますけどね。

――”Fifteen Tales”も相当タフでしたが、それにも勝るタフさになるかもしれない。

KOTOKO あ、あと今回、いつもツアーをまわってくれてるベースの田口智則さんが、アルバムにもベースで参加してくださってるんです。昔I’veのときは(尾崎)武士くんがレコーディングでも弾いて、ライブでも乗ってというのがあったんですけど、今回は田口さんが一度弾いているので、いつもとちょっと違うかもしれないなとは思ってます。

――ツアーでもまさに”覚醒”という。

KOTOKO そうなんです。覚醒を見せたいですね。

――ファンのみんなもその覚醒具合を期待していると思いますよ。

KOTOKO そうですそうです。その期待があるから、頑張らないと!私も自分で大風呂敷広げちゃってるし。それでライブで「あれっ、全然覚醒してないじゃん」ってなったら困りますもんね(笑)。

――覚醒したKOTOKOさんとともに、15周年イヤーは続いていくよと。

KOTOKO 終わらないですよ。まだまだ続きます。せっかくね、こうやって15周年イヤーを、年跨ぎで2作アルバム作らせていただいたり、記念日のライブもさせていただいて、こんなに幸せな15周年ってあるのかなっていうぐらいのものを周りの人が作ってくれたので、これはもう全力で、いくしかない! っていう感じですね。

――やっぱりKOTOKOさんには全力が似合うというか、今年に入ってもずっと全力続きだと思いますが(笑)。

KOTOKO はい!もう全速力大好きなので!(笑)。

Interview & Text By 澄川龍一 Photography by 小賀康子


●リリース情報
KOTOKO 8th Album
『tears cyclone -醒-』
6月26日発売

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:GNCA-1545
価格:¥5,000+税

【通常盤(CD)】

品番:GNCA-1546
価格:¥3,000+税

<CD>
M01:醒-metallic tears-
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M02:水無月の恋~mimetic memory~
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M03:Thank you Birthday!!
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M04:scale〜変ホ短調のラブレター〜
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M05:不機嫌な人魚
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M06:明日への涙 – timeless tear mix -(カバー曲)
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M07:Bug
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M08:・HACHI・=Flunky puppy “Eight”
作詞/作曲:KOTOKO 編曲:中沢伴行
M09:トビウオ
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M10:azure blue〜天色の架空線〜
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行
M11:ナミダノエノグ
作詞/作曲:KOTOKO 編曲:中沢伴行
M12:オパール
作詞:KOTOKO 作曲/編曲:中沢伴行

<Blu-ray>
KOTOKO LIVE TOUR 2018「tears cyclone-廻-」ライブ映像(2018/09/30@TSUTAYA O-EAST)

●ライブ情報
KOTOKO LIVE TOUR 2019 ”tears cyclone-醒-”
8月3日(土) 北海道・札幌 cube garden
8月17日(土) 福岡・DRUM Be-1
8月18日(日) 広島・SECOND CRUTCH
8月31日(土) 愛知・名古屋 Electric Lady Land
9月1日(日) 大阪・umeda TRAD
9月7日(土) 東京・TSUTAYA O-EAST

料金:オールスタンディング¥5,400(税込) ※入場時別途ドリンク代要
開場:16:00 / 開演:17:00(※全公演共通)

関連リンク

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP