劇場版アニメ「シュレック」などで知られるドリームワークス・アニメーションのテレビアニメシリーズ「トロールズ: シング・ダンス・ハグ!」が、毎週水曜夕方5時55分からテレビ東京系6局ネットで好評放送中だ。
とっても元気で歌と踊りが大好きなヒロイン・ポピーが、まじめでちょっとシャイなブランチ、そしてトロール村の愉快な仲間たちと、日々巻き起こるさまざまなできごとを歌って、踊って、ハグして、前向きに乗り越えていく、子供から大人まで楽しめるストーリーで人気を集めている本作。
2016年に公開された劇場版『トロールズ』は、全世界興行収入約3億5000ドル(約385億円)の記録的な大ヒットを記録した。そのTVアニメシリーズ『トロールズ: シング・ダンス・ハグ!』は劇場版の物語やキャラクター設定を踏襲する、全世界で絶大な人気を誇るアニメーション作品。
この度、劇場版の日本語吹替え版から引き続き、メインキャラクター・ブランチ役を務めるKENNのオフィシャルインタビューが到着した。
――映画版『トロールズ』から引き続き、ブランチ役を演じてみていかがでしたか。また、収録現場の雰囲気はいかがでしょうか?
KENN 今回もブランチを演じさせていただけることは本当にうれしいです。劇場版とショートムービーではフルCGのアニメーション作品でしたが、今回のTVアニメーションでは2Dアニメーションとなりました。3Dと2Dでは表現方法が良い意味で違うと思いますので、2Dアニメーションならではの表現をどう演じさせていただこうかとワクワクしながら収録に臨んでいます。
――“3D”と“2D”アニメーションの、具体的な違いを感じた部分はありましたか?
KENN 3Dアニメーションはリアリスティックな方向に寄っていると感じましたが、2Dアニメーションはかわいらしい雰囲気に仕上がっていることに気づきました。ブランチも映画版のときと比べて少し性格に変化があり、より表現が豊かになったように感じます。
――映画版から通して「みんなハッピーになる」ことがテーマとなっていますが、KENNさんは普段どんなときに”幸せ・ハッピー”を感じますか?
KENN えー! ありすぎてわからないですね(笑)。おいしいご飯を食べたときですかね。 あとは自分で料理をすることですかね(笑)。お片付けをしながら料理をして、最後にお皿に盛りつけて自分の好みの味が100%再現できたときはすごくハッピーな気持ちになります。
――謎のキャラ“クラウド・ガイ”との、独特な掛け合いに思わず笑顔になってしまいました。何故クラウド・ガイはブランチにちょっかいを出してしまうのでしょうか?
KENN 初対面のときにひと悶着あった出来事を、ブランチはずっと根に持っているんです。TVアニメの第一話では、またクラウド・ガイにちょっかい出されてしまいます。ハイタッチが噛み合わなかったり、枝をボキッと折って追いかけるシーンがありますが、映画版でも起きた展開がTVアニメでも再現されてしまうのです。お調子者のクラウド・ガイは、神経質なブランチの逆鱗に触れることがうまいんでしょうね。男同士でちょっかいをだされて「お前ふざけんな―!」と本気で怒っている感じなので、僕としては見ていて微笑ましい光景ですけどね。ブランチは「もう絶対嫌だ」とつねに言いつつも、相手にしていたり、助けてしまったりするので、嫌いと好きの間という関係かもしれないですね。
――『トロールズ』の中で、お気に入りキャラクターは何でしょうか?
KENN 以前はクーパーでしたが、今はスミッジがイチオシです。先日収録した回で、かなりスミッジのことが大好きになりました。スミッジは女の子なんですけど、声がすごく“グェ~~!”と低い音で男性に近い声が特徴なんです。劇場版では多く喋らないキャラクターでしたが、TVアニメ版では自己主張の強い、かなりクセのあるキャラクターだったことが判明するんですよ。
――KENNさんご自身が元気をもらえる、劇中のお気に入りの曲を教えてください。
KENN 名曲がたくさんある作品なので選ぶのが難しいですね……。ひとつ挙げるとすれば、アニメ版のオープニングソング「Hair up 空へ!」ですね。すごく元気付けられる楽曲です。
私達はいつもリハーサルビデオをチェックして、いろいろ注意点等を台本に書き込んだりしてから本番に臨みます。リハーサルビデオを見るときに、いつも歌が原音で収録されているんです。この「Hair up 空へ!」を聴くと、“さあ、『トロールズ』の始まりだ!”という感じがして元気が湧いてきます。アニメ版は収録が進んでいますが、かなり名曲揃いの作品なんです。私がお話の中で歌わせていただいた楽曲が、リミックスされて流れる事があるのですが、それもすごい楽しかったですね。全話に歌が登場するわけじゃないですが、かなりの楽曲が歌われます。
――KENNさんが元気をもらえる曲、子供の頃に聴いていた曲、影響を受けたアニメ作品はありますか?
KENN 親が厳しくて、国民的アニメしか観せてもらえなかったんです。ですが映画『ライオン・キング』(94)に連れて行ってもらい、そこで買ってもらったサントラCDの曲がすごく印象に残っています。何度も聴いて、エルトン・ジョンが歌っている楽曲も好きですし、劇中で流れてきた曲も好きでした。また「サザエさん」、「ドラえもん」、「ちびまる子ちゃん」といった、今でも放映されているアニメも観ていましたが、楽曲に関しては映画作品の方が影響受けているかもしれません。
――歌のシーンはどのように収録されていますか? キャストの皆さんと合わせて歌っているのですか?
KENN セリフを収録するときに一緒に歌う場合もありますし、後日スタジオでレコーディングする場合もあります。この作品に関してはいろんなやり方で、その都度工夫しながら録っています。
――ポピー役の清水さんといったキャスト達と共に歌うことが多いと思いますが、共演するうえで工夫した点や、協力したことはありますか?
KENN レコーディングは別々に収録することが多いのですが、アフレコ現場では“この曲はこういうアプローチで行きましょう”とか、“感情も大事にして、表情だったり画の雰囲気だったり、シーンに合わせて歌い方のアプローチも変えていこう”とスタッフの方々のオーダーをお聞きしながらディスカッションさせていただいています。清水さんや、共に歌うキャストの方々とも、このような形でコミュニケーションをとらせていただいています。
――この先のトロールズ達の冒険はどうなっていくのでしょうか? 作品を楽しみにしている皆さんに、見どころをお教えください。
KENN 私自身も観れば観るほど、『トロールズ』の世界観に引き込まれてしまうような魅力的な作品です。いろいろなジャンルのお話があり“次どんなのが来るんだろう? あ、こんなのが来た! 裏切られた! でもうれしい!”という連続ばかりです。まだまだ可能性がたくさんある『トロールズ』なので、ぜひ楽しんでワクワクしながら毎週待っていただければと思います!
●作品情報
TVアニメシリーズ
「トロールズ: シング・ダンス・ハグ!」
2018年10月からテレビ東京系列にて放送決定
【キャスト】
ピー:清水理沙
ブランチ:KENN
<世界中の女子を魅了した『トロールズ』とは?>
映画ドリームワークス『トロールズ』は2016年に公開され全世界興行収入約3億5000ドル(約385億円)の大ヒットを記録。DVD & Blu-ray、玩具やアパレルなどでも記録的なヒットを打ち出し、いまや全世界で絶大な人気を誇っている。TVアニメシリーズ「トロールズ: シング・ダンス・ハグ!」は劇場版の物語やキャラクター設定を踏襲していて、ドイツやスペインでは既に大成功を収めており、スペインではClan TVEでNo.1ランキングを獲得。また全米では「トロールズ」動画のYouTube累計再生回数が2,200万回を突破(ドリームワークスとNetflixのチャンネルの合計)するなどその人気ぶりをみせつけている!
※映画版のDVD&Blu-rayは、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社より絶賛発売中
<KENN プロフィール>
3月24日生まれ。歌手からミュージカル、舞台そして声優までとお仕事の範囲を広げ、現在は声優としての活動がメインとなっている。
主な出演作品には、TVアニメ「宇宙兄弟」南波日々人役、「スタミュ」虎石和泉役、「サンダーバードARE GO」ジョン・トレーシー役、「アイドリッシュセブン」四葉環役、吹き替え作品では「ヒューマンズ」レオ役、「SQUIRREL TALE」マクドノー役、「レディ・プレイヤー1」ウェイド役などに出演している。
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