INTERVIEW
2016.11.25
フジムラトヲル、石川智久、松井洋平からなるテクノユニット、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND。『ウィッチクラフトワークス』『トリニティセブン』『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』『魔法陣グルグル』など、数々のアニメ作品に劇伴や主題歌、キャラソン等の楽曲を提供し、近年、アニソン・シーンにて大きな活躍を見せている。大ヒットを記録したTVアニメ『おそ松さん』のEDテーマ「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」の作詞・作曲・編曲を手がけたことでも知られている。
そんな彼らの連載がスタート!題して『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』。《お気に入り》《影響》など、彼らが受けた様々なインプットを、アウトプット=《報告》するという、この連載。TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDとはどのような活動を行なっているのか?メンバーは一体どんな人物なのか?……魅力的な楽曲を次々と生み出している彼らの実態が明らかになる(!?)内容となっている。
アニソン・シーンの最先端で活躍している彼らの初となる連載。
記念すべき第1回は先日、高円寺にて行われた彼らのライブの話から開始!!
■『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』連載一覧はこちら
今月より連載が始まりました「TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information」。
どうも、リーダーのフジムラトヲルです。
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND(以下、TECHNOBOYS)とは、なんぞや?というのは、下記プロフィールを参照していただくことといたしまして……実は、TECHNOBOYSとして連載を担当するのは、このリスレゾが初めてなんです。
はてさて、どうなることやら。
さて、TECHNOBOYSの近況ですが、11/11(金)にKOENJI HIGHにて行なわれました「エレキャン!vol.6」に出演いたしました。
元P-MODELの中野テルヲさんやCOTO(miurashunichi+PEVO1号)さんたちと共演したのですが、とても楽しい一夜でした。
ここ数年、自分たちが昔から音楽を聴いてきた先人の方々と、このようにご一緒する機会が増えたのですが、感慨深いものがありますね。
そして、ライブの物販で持ってきたTECHNOBOYSのCDも完売!
ありがたや、ありがたや。
Photo by NOZOMI FUJIMURA
TECHNOBOYSとしては、これが年内最後のライブとなる予定です。
来年もまたいろいろな場所でライブをしたいなぁ。
何かしらライブやイベントへの出演が決まりましたら、この連載やSNSなどで告知いたしますので、ご興味をもたれた方は会場に足を運んでいただけると幸いです。
そのほかは、11/30リリースの入野自由さんニューアルバム『DARE TO DREAM』に楽曲を提供していたり、諸々情報解禁されていない楽曲制作に勤しんでいたり、来年にはオリジナルアルバムを出したいなぁと想いを馳せていたりしております。
さぁさぁ、やぁやぁ、今月のTECHNOBOYSハイレゾ情報は、10/12にリリースいたしました、TVアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』サウンドトラック「Elektronische Musik für ILLYA」でございます。
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND『Elektronische Musik für ILLYA』のレビューはこちら
ハイレゾに対して情熱を燃やすTECHNOBOYSは、24bit/96kHzと32bit/96kHzの2ヴァージョンをご用意いたしました。
さらに、担当マスタリングエンジニアもそれぞれ異なっております。
24bit/96kHzはCDと同じくテクノマイスター・小池光夫氏、32bit/96kHzはハイレゾマイスター・原田光晴氏。
両巨頭のマスタリングの違いも楽しんでいただければと。
この作品の音楽プロデューサーである佐藤純之介とともに、石川智久とフジムラトヲルがこのサウンドトラックについて喋っておりますインタビュー教えて純之介さん!Lantis音楽プロデューサー佐藤純之介がズバリ回答!!「マスタリングって何ですか?」もぜひご覧ください。
マスタリングの話やCDのリッピングについて、またこの作品についての詳しい話が掲載されております!
●教えて純之介さん!Lantis音楽プロデューサー佐藤純之介がズバリ回答!!「マスタリングって何ですか?」Vol.1はこちら
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
Elektronische Musik für ILLYA 【DIGITAL EDITION】
Lantis
2016.10.12FLAC・WAV 96kHz/24bit WAV 96kHz/32bit
ハイレゾの購入はこちら
©2016 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「プリズマ☆イリヤ ドライ!!」製作委員会
TECHNOBOYSのメンバーが自分のお気に入りを紹介する「Favorite Pulse」ですが、今月の担当はフジムラでございます。
私の大好きなウィスキー「タリスカー」。
子供の頃、お茶と間違えて父親の飲んでいたウィスキーの水割りを口に含んでしまい、あまりの不味さに噴き出してしまってから、匂いだけでも苦手だったのですが、そのトラウマを吹き飛ばしてくれたのが、味わい豊かなこの一品。
タリスカーは、スコットランド北西、スカイ島で作られています。
口に含むと一瞬アイラモルトのようなピート香に包まれ、その後押し寄せる芳醇な甘味と心地よいスパイス感。絶妙なバランスに、飲む度に感服してしまいます。
以前はストレートでいただいていましたが、今ならトワイスアップかな。
こんなこと書いてると飲みたくなってきたぞ。
アテは、牡蠣の燻製で。
TECHNOBOYSのメンバーが影響を受けた音楽からハイレゾリリースされている作品をご紹介。
今回、松井がオススメするのはジョン・レノン『John Lennon/Plastic Ono Band』(1970)、邦題『ジョンの魂』。
John Lennon『John Lennon/Plastic Ono Band』(1970)
誰だって通る道と言えばそれまでのThe Beatlesですが、メロディラインに於いてやはり多大な影響を受けております。
ですがThe Beatlesのハイレゾは未だございません。
そこで今回は解散後、初のジョンのアルバムを。
何がヤバイって、アナログマスター→192kHzマスタリング。
最終的に96kHzとはいえ、96kHz/32bit録音からCDを制作しているTPGの経験上、この工程のメリットは肌身で感じているわけです。
アナログ感を望むならDSDかもしれませんが、PCMならではのキラキラ感が、このアルバムの重い空気感を開放して、新しい視聴体験を提供してくれている気がするのです。
いつか192kHzのリリースを!
では次回の『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』もお楽しみに!
John Lennon
ジョンの魂
Universal Music
1970.12.11FLAC 96kHz/24bit
ハイレゾの購入はこちら
■『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』連載一覧はこちら
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
トラックメーカー・フジムラトヲル(Ba/Syn/Vo)、作曲家・石川智久(Pf./Syn/Vo)、作詞家・松井洋平(Gt./Syn/Vo)からなるテクノユニット。現在まで2枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、その活動範囲は海外にまで及ぶ。細野晴臣氏が音楽監修を務めた2007年の映画『EX MACHINA -APPLESEED SAGA-』をはじめとして、『ウィッチクラフトワークス』『トリニティセブン』『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』『紅殻のパンドラ』『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』『賭ケグルイ』『魔法陣グルグル』など、数々のアニメ作品に劇伴や主題歌、キャラソン等の楽曲を提供。ユニットだけでなく、個人として作品に携わることも多い。宇都宮隆氏、松岡英明氏、浅岡雄也氏ら、時代を創ったボーカリストとのコラボレーション・ナンバーや、TVアニメ『おそ松さん』のエンディングテーマ「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」など、制作したそれらの楽曲は大きな話題を呼んでいる。
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