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2017.04.21
ハイレゾ音源をより多くの人に聴いてもらうことを目的にスタートした『ハイレゾ音源大賞』。
毎月、ハイレゾ音源を配信している各サイトが、その月にリリースのハイレゾ音源の中から1作品を推薦し、毎月変わるセレクターに最も印象的な作品を選んでもらっている。
セレクターは、アーティスト、ライター、メディア関係者、芸能人、ラジオ DJなど、音楽に携わるさまざまな分野から参加。
これまでに坂本龍一、大山卓也(ナタリー 前編集長)、小野島 大(音楽評論家)、小倉智昭、いとうせいこう、のん、吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)が参加をしている。
各サイトが推薦するハイレゾ作品の中からの選出とあって、邦・洋、インスト、名盤などが入り混じったユニークなラインアップとなっており、幅広いジャンルを楽しめる企画となっている。
2017年4月度のセレクターには、内田 彩が登場。
どの作品が大賞に選出されるのか、4月28日に大賞結果発表となる。
※内田 彩に関する記事一覧はこちら
ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」、「mora」、 「OTOTOY」、 「レコチョク」 、「VICTOR STUDIO HD-Music.」「groovers」の6社合同企画となる『ハイレゾ音源大賞』。2017年4月度推薦作品は以下の通りとなっている。
アンドレア・モティス
『Emotional Dance』 (96kHz/24bit)
Universal Music
2017.04.05
■作品はこちら
【推薦コメント】
女性版チェット・ベイカーと称されるように、美しい容姿、可愛らしい歌声とソフトなトランペットを聴かせるスペインはバルセロナ出身の女性ジャズ・シンガー&トランペッター、 アンドレア・モティス。
本作のプロデュースは、ノラ・ジョーンズやグレゴリー・ポーターなどを手がけたブライアン・バッカスと、ノラ・ジョーンズの初期のアルバムや『ジャズ・ラヴズ・ディズニー』などのプロ デューサー/エンジニアであるジェイ・ニューランドのチームが担当。
スタンダードなジャズ、ボサノバ、そしてオリジナル楽曲など全15曲を収録。 可愛らしいヴォーカルが耳元でソフトに語りかけ、バックの演奏もライヴ感のある空気を注入した心地良さ抜群の作品。
Santana
『ロータスの伝説 (完全版)』 (DSD2.8MHz)
Sony Music Labels
2017.04.19
■作品はこちら
【推薦コメント】
4月の来日公演にあわせ44年ぶりに復活した、カルロス・サンタナの初来日公演の模様を収めた『ロータスの伝説』(ʻ74年発表)。今回の完全版では、当時アナロ グレコードで収録しきれなかった未公開トラック7曲も追加され、当時演奏された全曲目がここに初めて揃いました。
74年当時、横尾忠則氏が空前絶後の“22面体 ジャケット”を手掛けるなど企画から録音、写真、デザインなどレコード制作に必要な全てを日本人が手掛けたファンにとっても特別な意味をもつこの作品。
今回の44 年ぶりのリマスターもまた、数々の名盤を手掛けてきた鈴木智雄氏が手掛け、74年以降一度も使用されることのなかったアナログ・マルチテープからあらためてミックスダ ウンされています。
第一絶頂期にあったサンタナの凄まじい演奏と、それを最高の音で残した日本人エンジニアの高い録音技術の結晶。ライブアルバムの金字塔が世 界のサンタナ・ファンが驚愕すること必至の”究極のロータス”として、ここに再び蘇りました。
岸田教団&THE明星ロケッツ
『LIVE YOUR LIFE』 (96kHz/24bit)
ワーナー ブラザース ジャパン
2017.04.05
■作品はこちら
【推薦コメント】
リリースしたシングルは続々TVアニメのOPに決定、大規模アニソンフェスへの出演で快進撃を続けている岸田教団&THE明星ロケッツ。
2年ぶりに待望のニュー・アルバ ム『LIVE YOUR LIFE』をリリースし、ハイレゾ配信も開始。OTOTOYでは、「とても手応えのあるアルバムに仕上がった」というアルバムについて、紅一点・ヴォーカルの ichigoにインタヴュー。ハンカチ必須です。
※ichigoのインタビューはこちら
竹原ピストル
『PEACE OUT』 (96kHz/24bit)
Speedstar
2017.04.05
■作品はこちら
【推薦コメント】
芸能人のファンも多く、また、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、幅広い活動で話題沸騰中の竹原ピストル。渾身の7thアルバムとなる今作は、前2 作品のようなバンドサウンド主体ではなく、弾き語りとバンドサウンドが交互に配置されている。
このようなアルバム構成の場合、弾き語り曲を地味にさせてしまうことが多い のだが、ハイレゾの情報量は、彼の独特で力強い弾き語りスタイルを見事に際立たせてくれている。彼のように、言葉を伝える弾き語りアーティストこそ、ハイレゾを武器として携えるべきなのかもしれない。
チック・コリア
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』 (DSD2.8MHz)
Universal Music
2017.04.07
■作品はこちら
【推薦コメント】
HD-Musicが選ぶ推薦作品は、原点回帰、優れた音楽性と高い録音レベルを合わせ持つジャズの名盤の初DSD化作品です。音へのこだわりで知られるドイツECMレーベルが、オリジナル・アナログ・マスターから自らDSD化しました。
本作は、チック・コリアの名を世に知らしめた代表作であり、かつマイルス・ディヴィスが『ビッチェズ・ブリュー』で示したジャズの新しい路線を、ジャケット写真の海洋のカモメの ごとく雄大かつ軽やかに押し広げ、来たる70年代フュージョンブームの道筋を切り開いた作品としても評価の高い一枚です。
いずれも名曲揃いですが、ハイレゾでは特にM-4「サムタイム・アゴー〜ラ・フィエスタ」でのピアノ、フルート、ベース、ドラムス、それぞれの楽器の臨場感あふれる響きと、それらが織りなす自在なアンサンブルにより壮大なサウンドスケープを感じていただけることでしょう。
Hiroko Williams
『MY ROOM side1』 (192kHz/24bit)
Berkeley Square Music
2017.04.19
■作品はこちら
【推薦コメント】
オーディオファンからも高い人気を誇るシンガー、ウィリアムス浩子による「MY ROOM」シリーズの第1作目。ギタリスト、馬場孝喜を従えヴォーカルとギターのみという最 小限の編成で収録された今作は、オーディオの愉しみの原点ともいえる、声やアコースティック楽器の音色そのものをじっくりと味わうことが出来る内容。“Like A Lover”、“Moon River”、“In My Life”といった耳なじみのある楽曲ラインナップも◎です。
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