INTERVIEW
2018.03.30
フジムラトヲル、石川智久、松井洋平からなるテクノユニット、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND。『ウィッチクラフトワークス』『トリニティセブン』『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』『魔法陣グルグル』など、数々のアニメ作品に劇伴や主題歌、キャラソン等の楽曲を提供し、近年、アニソン・シーンにて大きな活躍を見せている。大ヒットを記録したTVアニメ『おそ松さん』のEDテーマ「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」の作詞・作曲・編曲を手がけたことでも知られている。
そんな彼らの連載『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』は、《お気に入り》《影響》など、彼らが受けた様々なインプットをアウトプット=《報告》するという内容だ。TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDはどのような活動をしているのか?メンバーは一体どんな人物なのか?……魅力的な楽曲を次々と生み出している彼らの実態が今明らかになる!?
アニソン・シーンの最先端で活躍しているTECHNOBOYS初となる連載。
第16回は彼らが出演した「かなざわアニメソングフェス」や、TVアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』OSTについて。また松井洋平による絵画の話や、フジムラトヲルがオススメするハイレゾなど、興味深い話題が満載!
■『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』前回の連載はこちら
■『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』これまでの連載はこちら
今年の3月は少し暖かめだったからか、先日スタジオまで歩いているとちらほら桜が咲き始めておりました。
毎年恒例のTECHNOBOYS花見会が待ち遠しい、フジムラトヲルでございます。
3月のTECHNOBOYSは、「かなざわアニメソングフェス2018」出演のため、金沢に行ってまいりました。
TECHNOBOYSとして、初めての金沢ライブ。
フェス系のイベントに出演するのも数少ないので、場違いにならなければいいなぁと思っていたのですが、温かいお客様のおかげで気持ちよく演奏ができました。
ゲスト・ボーカルの結城アイラさんと久しぶりにご一緒できたり、照明や演出をとても凝っていただいたりと、いやはや楽しいライブでした。
そして、金沢といえば美味しい海の幸と日本酒、そして温泉。
もちろん、満喫してまいりましたよ。
のどぐろ、ガスエビ、タイ、ヒラメ、ブリ、タコ……。
全部おいしかったなー。また、金沢行きたいなー。
それはさておき、4/8 (日) 20:30よりCS日テレプラスにてその模様が放送されるそうなので、ぜひご覧くださいませ。
そして、4月からはTECHNOBOYS怒涛の楽曲制作が始まりそうな予感がいたしますが……それはまたおいおいと。
そんなこんなで、今月のTECHNOBOYSハイレゾ情報は、TVアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』OST「music beneath the cherry blossom」の中から「MIRRORS」でございます。
TVアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』OST「music beneath the cherry blossom」
実は、この曲を歌う大竹佑季さんの新曲「MOONLIGHT」(作・編曲:石川智久)の制作をお手伝いすることになり改めて聴いてみたのですが、彼女の歌はホントいいんですよ。
TECHNOBOYSの音との相性が良いし、我々の音楽を彼女なりに解釈してくれているので、より馴染むんでしょうね。
アニメ本編でも「MIRRORS」が流れたのですが、内容と楽曲の雰囲気が合っていて、とてもいいシーンになっていました。
あぁ、旭川に行きたいなー。
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
TVアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』オリジナルサウンドトラック「music beneath the cherry blossom」
Lantis
2015.12.23FLAC・WAV 96kHz/24bit
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© 2015 太田紫織・エブリスタ/KADOKAWA/『櫻子さん』製作委員会
大竹佑季「MOONLIGHT」
作詞:大竹佑季 作曲・編曲:石川智久(TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND)
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TECHNOBOYSのメンバーが自分のお気に入りを紹介する〈Favorite Pulse〉。
今月は松井洋平が担当です。
めちゃめちゃ詳しいとか、趣味とよべるほどではないんですが、美術館にはよくいきます。特に西洋絵画展がお気に入り。
大学時代にはまった漫画に『ギャラリーフェイク』というアニメにもなった作品がございまして、絵画は意図を理解してもいいし、好きに理解していいということ、まつわるストーリーや画家の人生という側面の楽しみ方を知ってからさらに機会が増えました。
その派生として関連する映画や旅先での楽しみも。
油彩画アニメという凄まじいジャンルの『ゴッホ ~最期の手紙~』は、「画業は画くことの業」という側面も観せてくれますし、表現としても興味深いものになっていますので気になる方はぜひ。
石川智久作曲、松井洋平詩のクラシック歌曲をイタリアで演奏することになった折、朝一番に足を運んだノルウェーのオスロ国立美術館でムンク所蔵室を30分ほど独り占めできたことは最高の思い出です。
「叫び」(ムンク美術館Ver.ですが)来日しますよね!
ちなみに推しは国立西洋美術館蔵のマリー=ガブリエル・カペちゃんの自画像です。
まさに会いに行ける肖像画(アイドル)ですね。ではでは〜。
TECHNOBOYSのメンバーが影響を受けた音楽からハイレゾリリースされている作品をご紹介。
今回、フジムラトヲルがオススメするのは、杉山清貴&オメガトライブ『ANOTHER SUMMER』(1985)。
杉山清貴&オメガトライブ『ANOTHER SUMMER』
小学生の頃から、なぜか杉山清貴さんの歌声が好きで、ベストテンなどの音楽番組に出る度チェックしておりました。
バンド解散後のソロももちろん聴いていて、「風のLONELY WAY」は、この曲が聴きたいがために『火曜サスペンス劇場』を観ていた記憶があります。
このアルバムの中でも、杉山清貴&オメガトライブの最大のヒット曲となった「ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-」を、今改めて聴いてみると、シンセベースとスラップベースの共存や、エレタムの使用などTECHNOBOYSとの共通点がいくつかあって、なるほどなるほどと変に納得してしまうのでした。
ハイレゾは、96kHz/24bit(WAV、FLAC)。
音場が広くスッキリして、爽やかな曲がもう一段と爽やかに聴こえます。
何年か前に、楽器フェア(日本最大の楽器総合イベント)で、杉山さんの生歌を初めて聴いたのですが、やっぱりカッコよかったなぁ。
ちなみに歌った曲は、「さよならのオーシャン」。名曲です。
では次回の『TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのPulse Craft Information』もお楽しみに!
杉山清貴&オメガトライブ
ANOTHER SUMMER
VAP
2016.08.03FLAC・WAV 96kHz/24bit
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TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
トラックメーカー・フジムラトヲル(Ba/Syn/Vo)、
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