TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『バジリスク ~桜花忍法帖~』。第6話放送前を控えた、2月8日(木)に新キービジュアル、青年期のキャラクター設定画、新キャラクター・キャスト、第1話~第5話のおさらい映像が公開された。
「バジリスク」は、山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」を原作として2005年にTVアニメ化。徳川家三代将軍を決めるため、甲賀と伊賀の精鋭10対10による忍法殺戮合戦を描いた作品。そして、山田正紀による小説「桜花忍法帖~バジリスク新章」を原作とし、およそ13年ぶりに制作されたのが現在放送中のTVアニメ『バジリスク ~桜花忍法帖~』だ。甲賀忍法帖の主人公・甲賀弦之介、朧の子供である二人の兄妹、甲賀八郎と伊賀響を中心とした続編にあたる物語となっている。
第5話まで八郎、響、そして共に育った甲賀、伊賀忍者達の幼少期が描かれたが、成尋衆と名乗る異能集団に、メインキャラクターと思われていた大人の精鋭忍者達が、全滅させられてしまうという衝撃展開が話題となった。
TOKYO MXほかにて2月12日(月)24時より放送となる第6話から、舞台は数年後へ移り、成長した忍者達が、仇である成尋衆に立ち向かっていく姿が描かれる。
この度公開された新キービジュアルでは、響、八郎を中心にそれぞれの成長した姿に加え、成尋衆とおもわしき影と城のような建物が描かれている。第6話以降、これらがどのように絡み合い、物語が展開されていくのか楽しみだ。
また、謎の忍法僧である「皮膚坊」(はだえぼう)を浜田賢二が演じることも発表され、こちらも注目したい。
そして、気になっているがまだ観ることができていない方、そしてもう一度振り返りたい方のために、第1話~第5話のおさらい映像がYouTubeにて公開されたとのこと。ナレーションは徳川忠長役の岡野友佑が担当しているので併せて要チェックだ。
●作品情報
TVアニメ『バジリスク ~桜花忍法帖~』(バジリスク オウカニンポウチョウ)
<放送情報>※全24話
TOKYO MX 1月8日より毎週月曜24:00~ 放送中
tvk 1月8日より毎週月曜25:00~ 放送中
サンテレビ 1月8日より毎週月曜24:00~ 放送中
KBS京都 1月8日より毎週月曜24:00~ 放送中
BS11 1月8日より毎週月曜24:00~ 放送中
AT-X 1月8日より毎週月曜24:30~ 放送中
※その他配信サイトでも放送がございます。
【スタッフ】
原作:『桜花忍法帖~バジリスク新章』山田正紀/講談社タイガ
監督:西村純二
シリーズ構成:大西信介
キャラクター原案:せがわまさき
キャラクターデザイン・総作画監督:牧 孝雄
プロップデザイン:岩畑剛一
サブキャラクターデザイン:小菅和久
美術設定:吉原一輔
美術監督:海津利子
色彩設計:中尾総子
撮影監督:北岡 正
3D:テトラ
特殊効果:福田直征
編集:関 一彦
音響監督:横田知加子
音響制作:グロービジョン
音楽:坂部 剛
音楽制作:キングレコード
オープニングテーマ:陰陽座
エンディングテーマ:水樹奈々
アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
製作:桜花忍法帖製作委員会
【キャスト】
甲賀八郎:畠中 祐
伊賀 響:水瀬いのり
碁石才蔵:德石勝大
甲羅式部:落合福嗣
蜩七弦:市来光弘
根来転寝:三木眞一郎
蓮:早見沙織
涙:上田麗奈
現:佐倉綾音
滑婆:名塚佳織
孔雀啄:豊永利行
輪廻孫六:土田 大
涅哩底王:佐々木梅治
夜叉至:堀江由衣
成尋:土師孝也
徳川忠長:岡野友佑
皮膚坊:浜田賢二
草薙一馬:桐本拓哉
緋文字火送:山口りゅう
七斗鯨飲:チョー
遊佐天信:藤 翔平
諸行枯葉:さかき孝輔
蔦 法悦:茶風林
色衰逸馬:村井雄治
水蓮秋月:櫻井トオル
<物語>
忍法殺戮合戦、再び。
慶長の世に起きたる三代将軍世継ぎ争いは、
甲賀、伊賀の忍法殺戮合戦へと飛び火、それは凄惨を極めた。
散り行く花弁たちの中にあり、愛に生きようとした男と女もまた、
儚くも美しく散った――が、しかし。
伝え聞くところ、服部半蔵が継子・響八郎の手によって、つかの間か、永劫か――
二枚の花弁は生を与えられ、忘れ形見をまた2つ、残したという。
甲賀八郎、伊賀響。
それぞれに父、母に良く似た眼を持って生まれた宿命の子供たち。
時は寛永、太平の世。
忍びはもはや無用の長物、行く末は陰り行くのみ。
“血”と“力”によってなんとかその礎を磐石なものにせんと、
甲賀、伊賀の者達は八郎、響にあることを望んだ。
“契り”
――実の兄妹にして、二人は契りを結ぶ宿命を背負わされていた。
宿命に翻弄され、迷い生きる八郎と、
己の深き真情に従い、愛に生きる響。
二人が織り成す生の先には、未知なる現象“桜花”が生まれ、
其処に乱世の影がにじり寄る…
<登場人物>
■甲賀八郎(こうがはちろう) CV:畠中 祐
本作の主人公であり、甲賀五宝連の棟梁。弦之介と朧の実子であり、響とは血の繋がった兄妹。聡明で有能だが、常識的な思考がかえって枷となることがある。瞳に映る相手の敵意を返す“矛眼術”を持つ。
■伊賀響(いがひびき) CV:水瀬いのり
本作の主人公であり、伊賀五花撰の棟梁。気品と無垢さを合わせ持つ魅力的な娘だが、無垢さが無軌道に暴走する危険もはらんでおり、その得体の知れなさが時に畏怖を抱かせる。瞳に映る相手の敵意を無くしてしまう“盾眼術”を持つ。
■碁石才蔵(いしさいぞう) CV:德石勝大
八郎、響と一緒に育てられた甲賀忍者。毒舌なひねくれ者だが、碁に長けており戦略家。現とは犬猿の仲ながら、密かに気になっている様子。自分の目を周囲に飛ばす術“百目”を持つ。
■甲羅式部(こうらしきぶ) CV:落合福嗣
八郎、響と一緒に育てられた甲賀忍者。口下手だが、誠実で心優しい性格。生まれながらにして全身の筋肉が膨張する病にかかっており、常に鎧を着用して膨張を抑える必要がある。転寝制作の、軽快な伸縮が可能な全身鎧と面頬“犀防具”を身につけている。
■蜩七弦(ひぐらししちげん) CV:市来光弘
八郎、響と一緒に育てられた甲賀忍者。融通が利かない硬い性格で、忍びとしては出自が特殊らしく、武士のようなしゃべり方をする。交わった女を乱れさせる忍法“松籟”を持ち、それを応用して、昆虫を大量に呼び寄せることも可能。
■根来転寝(ねごろごろね) CV:三木眞一郎
八郎と響の養育係を任された甲賀忍者。生まれつき体が弱く、日に日に体が衰えている。忍びの道にこだわりがないように見え、八郎と響に契りを結ばせようという思惑に対しては懐疑的。カラクリ制作が得意。
■蓮(はちす) CV:早見沙織
八郎、響と一緒に育てられた伊賀忍者。一番年下だが、常識人で精神的に成熟した大人な性格。忍びとして戦うことに疑念はなく、任務として棟梁を守ることに迷いがない。転寝制作のリボルバー“蓮根銃”を持つ。
■涙(るい) CV:上田麗奈
八郎、響と一緒に育てられた伊賀忍者。顔に似合わず甘えん坊ではしゃぎがちな性格。巨乳。現と特に仲が良い。左目から流れる涙が男を乱れさせる、忍法“胡蝶”を持ち、それを応用して蝶を大量に呼び寄せることができる。
■現(うつつ) CV:佐倉綾音
八郎、響と一緒に育てられた伊賀忍者。口がかなり悪いが、実は綺麗な物への興味は人一倍。
ひねくれ者の才蔵とは犬猿の仲。素果布を広げることで発動する幻術“夢寐うつつ”を持つ。
■滑婆(なめんば) CV:名塚佳織
八郎と響の養育係を任された伊賀忍者。世話女房的な性格。過去の任務経験が豊富であり、甲賀、伊賀の思惑については疑念すら抱いていない。蜘蛛の糸製の、パラシュートやハングライダー飛行が可能な“羽衣”を持つ。
■孔雀啄(くじゃくついばむ) CV:豊永利行
成尋衆の一人。凍りつくように優美で、精悍な顔立ちをした美少年。忍びの絶技を、皮肉交じりに一笑に付すほどの余裕を見せ付ける。特異な砂時計を用いて時を操る秘術“時逆鉾”を持つ。
■輪廻孫六(りんねまごろく) CV:土田 大
成尋衆の一人。成尋への忠誠を見え隠れさせるが、その真偽は計り知れぬ寡黙な男。鞘の下げ緒を揺らめかせ、空間を超越した異界を作り出す秘術“金剛楼閣”を持つ。
■涅哩底王(ねいりちおう) CV:佐々木梅治
成尋衆の一人。幻術や、それを超越した禁術の類に精通する奇怪な老人。老いてなお枯れぬ女人への執着を見せる。現世になど存在せぬはずの神や魔を召喚、使役する秘術“魔獣召喚”を持つ。
■夜叉至(やしゃいたる) CV:堀江由衣
成尋衆の一人。不敵な笑みを絶やさぬ魅惑的な女。鏡を使い、相手の一生を走馬灯のように、全て悪しきものであったかのごとく見せ続け、ついには絶望のうちに自死に至らせる秘術“宿命通”を持つ
■成尋(じょうじん) CV:土師孝也
甲賀、伊賀の忍び達の前に突如現れた異能の衆“成尋衆”の首魁。絶対の権力者たる徳川家に対しても崩さぬその慇懃無礼さから、不気味な自信が垣間見える。とある目的のため、歴史の闇から表舞台にその姿を現し、行動を開始する。
■徳川忠長(とくがわただなが) CV:岡野友佑
当代将軍徳川家光の実弟であり、駿河遠江五十五万石の領主。自尊心が高く、聖人君子とは言いがたいが、武士としての資質は本物で武芸も達者。
■草薙一馬(くさなぎかずま) CV:桐本拓哉
甲賀五宝連の若き逸材。理知的な性格だが、時に荒々しい一面も見せる。求道心が強く、自らの忍法の完成を心より望んでいる。バテレン竪琴の弦を鍛え上げ、何重にも縒り合わせつつも極めて細く仕上げた鞭 “天竪琴”を持つ。
■緋文字火送(ひもんじかそう) CV:山口りゅう
甲賀五宝連の豪快なる手練。仲間想いで人を引きつける性格だが、頭に血が上りやすい一面がある。胃の中に貯めた石油を噴霧状に吐いて引火させ、相手を焼き尽くす忍法“草生炎”を持つ。
■七斗鯨飲(しちとげいいん) CV:チョー
甲賀五宝連の老獪なる古参。幼い八郎、響を預かっており、二人を忍びとして健やかに育てることを自らの使命として何より重んじている。闇夜にあっても燐光を帯びる、特殊な汗を大量に放つ忍法“蛍烏賊”を持つ。
■遊佐天信(ゆさてんしん) CV:藤 翔平
甲賀五宝連の明晰なる頭脳。用心深い性格で、時に参謀として鯨飲に進言を行う。諜報に長けるが、逃走時にはしんがりの役割を担う実力者。投網と見紛うほどに大量に、そして広範囲に撒き菱を放つ忍法“千手観音”を持つ。
■諸行枯葉(しょぎょうかれは) CV:さかき孝輔
伊賀五花撰の誇り高き大器。生まれつきの才覚に溢れる五花撰の中にあって、たゆまぬ努力によってここまで登りつめた苦労人。品種改良を重ね、毒性を強めた彼岸花の花粉を毒ガスのように操る忍法“曼珠沙華”を持つ。
■蔦法悦(つたほうえつ) CV:茶風林
伊賀五花撰の堅牢なる守護者。女好きだが、基本的には気のいい好々爺。響を幼き姫のように扱い、甘やかすきらいがある。植物の蔦を自在に操り、蔦の結界に入り込んだ者を絡め取り、絞め殺す忍法“蔦投網”を持つ。
■色衰逸馬(いろおとろえいつま) CV:村井雄治
伊賀五花撰の霊妙なる奇才。陰気で面倒臭がりだが、一度興味を覚えたことはとことん追求する性格。女郎花と男郎花を舞い踊らせ、見た者を欲におぼれた淫獣へと変える忍法“黄泉返し”を持つ。
■水蓮秋月(すいれんしゅうげつ) CV:櫻井トオル
伊賀五花撰の実直なる麒麟児。響を嫁にしたいと公言し、仲間からひんしゅくを買っているが、その実、誰よりも響を棟梁として敬い、力になりたいと願っている。鳴子のように相手を感知して音を鳴らす睡蓮を繰る忍法“睡蓮掌”と、吸血植物と化した睡蓮を手裏剣のように飛ばす忍法“死花化粧”を持つ。
●リリース情報
陰陽座
TVアニメ『バジリスク ~桜花忍法帖~』OPテーマ
「桜花忍法帖」
発売中
品番:KICM-1819
価格:¥1,300+税
水樹奈々
TVアニメ『バジリスク ~桜花忍法帖~』EDテーマ
「HOT BLOOD」「粋恋」
※BEST ALBUM『THE MUSEUM III』収録
発売中
【CD+Blu-ray】
品番:KIZC-437,438
価格:¥3,500+税
【CD+DVD】
品番:KIZC-439,440
価格:¥3,500+税
●原作情報
ヤングマガジンにて連載中!
コミックス第1巻、第2巻発売中!
『バジリスク ~桜花忍法帖~』
原作:山田正紀 漫画:シヒラ竜也 キャラクター原案:せがわまさき
(C)山田風太郎・せがわまさき・山田正紀・講談社/桜花忍法帖製作委員会
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