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2017.10.24

人気アプリゲーム「夢色キャスト」のイベントライブ「夢色キャスト DREAM☆SHOW 2017」レポート!

人気アプリゲーム「夢色キャスト」のイベントライブ「夢色キャスト DREAM☆SHOW 2017」レポート!

女性向けスマートフォン用アプリ、『夢色キャスト』の配信2周年を記念したライブイベント「夢色キャスト DREAM☆SHOW 2017」が10月7日に幕張メッセイベントホールにて開催された。2015年9月29日にSEGAからミュージカルリズムゲームとして配信され多くのファンを魅了している本作。ファンにとっても待ちに待っていたイベントだろう。そんな興奮のステージの様子をレポートする。

開演する前からすでにBGMに合わせてペンライトが振られていた。ファンの期待の高さが伺われる。程なくすると、客電が落ちるとともに、大きな歓声に会場は包まれた。ステージに用意されたスクリーンには出演メンバーとキャスト両方が映し出されながら、「CALL HEAVEN!!」のイントロとともにメンバーが登場!ひときわ大きな歓声が彼らを迎える。黒いスーツに白いラインやスパンコールがあしらわれた衣装を着て登場した彼らはまるでゲームの中からそのまま出てきたようだ。曲中、楽しそうに肩を組みながら仲良く歌う7人に答えるかのように、会場のペンライトも色鮮やかに揺れる。ライブのスタートを告げるウェルカムメッセージでバースデーソングメドレーへ。

トップバッターは朝日奈 響也役・逢坂 良太の「君に誓った物語」。響也の思いを表すような優しいスローナンバーだ。メロディーに言葉をひとつずつ大切に紡ぐように歌う逢坂に会場もうっとり。次に桜木 陽向役・上村 祐翔が登場。「硝子のシューズが似合わない」をやんちゃな陽向のように元気に歌う姿に会場も盛り上がる。客席に向かって銃を打つポーズを決めると、さらに陽向の決め台詞、「お姉さんだーいすき!」の一言で客席からはひときわ大きな歓声が上がった。その勢いのまま、藤村 伊織役・花江 夏樹の「冷たい夜空を照らすのは…」、新堂 カイト役・林 勇の「PASSION LASER BEAM」とギターサウンドがかっこいいロックナンバーが続き、会場のボルテージも加速。雨宮 仁役・小野 友樹がラテンチックで情熱的な楽曲「心の鎖を解かれたら」で、会場を大人の色気で包み込むと、城ヶ崎 昴役・畠中 祐がダンサーを従えて登場し、アップテンポなダンスナンバー「You&Me…で, wave」を披露。間奏ではバックダンサーとともにセクシーなダンスで会場を沸かせた。そして、キャッチーなバラードナンバーの「誰もが明日に出会うのなら」を橘 蒼星役・豊永 利行が熱唱。切ない思いがこちらにも伝わってくるようだった。

スクリーンには今の季節にちょうどいいハロウィンのポップな映像が映し出されて始まったのが、陽向のソロ曲「Mysterious mission」。演目衣装に着替えた上村がバックダンサーと共に華麗なダンスを決めてくれた。曲の後半ではバックダンサーに担がれてステージを移動するという姿も見せてくれた。今度は、仁と昴の「Holy melody night」でサンタクロースの姿をした小野と畠中が登場。楽しそうに歌う2人を見るとこちらも自然に笑顔になってしまう。


続いて、後方に用意されていたもう一つのステージに白い羽織を着た林が登場し、カイトの壮大なバラード曲「神々の戦宴」を熱唱。ここでは歓声よりも歌いきった林に拍手がおこったことが印象的だった。

そして、アラビアンナイトを思わせる衣装を着て登場した逢坂。響也の異国情緒溢れる楽曲「Sand Mirage」へとつづく。そしてまた後方のステージにスポットライトが当たると執事に扮した花江と豊永が登場。伊織と蒼星によるショートドラマが披露され、そのまま2人のデュエット曲「恋咎館のタペストリー」へ。余談だが、ドラマパートで花江がセリフを甘噛し、それを豊永が指摘するというアドリブシーンも見られた。


さらに、「ファイナルアプローチ」では畠中と林がパイロットに扮して登場。スクリーンには滑走路と大空の映像が流され、2人もステージの端からから端まで空を飛んでいるかのように行き交い、ステージの中央ではハイタッチする場面もあり、2人の気持ちよく歌う姿が印象的だった。響也と仁のデュエット曲「陽は昇る誰の為にか」では、新選組に扮した小野と逢坂がポップアップで登場。曲のラストではまるで武士の誓いをたてるかのように刀を交差した。


次は、伊織とカイトの曲「世界は恋とSweets&kiss」と雰囲気がガラリと変わる。演目曲コーナーを締めてくれたのは蒼星と陽向による「Stronger than medicine?」白衣を着た2人がバックダンサーの動きに合わせて茶目っ気たっぷりに踊る姿はなんとも微笑ましくて心が暖かくなった。曲が終わるとすぐさま豊永と上村がステージ上で早着替えをして、メインキャスト7名お揃いの衣装で再登場した。

本編を締めくくるのは「Sunshine world tour」。お客さんも全員で歌えるようにスクリーンに歌詞が流れた。曲が始まるとメンバーはそれぞれ上手と下手の客席へ向かう。なんとそこにはトロッコが用意してあり、会場をぐるっと一周してくれたのだ。これにはファンのみんなも驚いたに違いない。最後尾の席の人もいい思い出になったのではないだろうか。ファンにとっては嬉しいサプライズだ。本編は終始『夢色キャスト』の世界観のまま、メンバーもそれぞれのキャストになりきってのMCをしていた。さらに、バラエティに飛んだ数々の曲たちが、いろいろな物語を見せてくれて、まるで本当に夢色カンパニーのステージを見に来たように錯覚してしまった。

アンコールでは7人ともグッズTシャツに白のパンツという姿で登場。そのままMCへ。今度は本編と打って変わって『自分自身』に戻ることができた安堵感からはしゃぎ始める彼らに会場からは笑いが起こる。そしてお互い今日の公演の感想を言い合うのだが、やっぱりみんなダンスが大変だったようで、楽屋ではダンスの練習に余念がなかったようだ。さらに、今回のライブの見どころでもあった、衣装の早着替えもあり、舞台裏は騒然としていたとメンバーも告白。また、なんと逢坂は今回が本格的なライブイベントは初ということで相当緊張していたことを暴露する。そんな中、陽向の決め台詞「お姉さんたち!」で歓声が起こることが羨ましいという話の流れから、メンバー全員によるそれぞれが演じるキャストによる『お姉さん選手権』がはじまった。いろいろな「お姉さん」を聴くチャンスは今後ないかもしれない。今日このライブを見ることができた人はラッキーだ。ここで豊永がお姉さんに混じっている男性ファンの「お兄さんたち」を発見する。7人全員からの「ありがとね、お兄さん!」という言葉に野太い歓声があがり、多くの男性ファンがこのライブイベントに駆けつけてくれたことがわかる。男女関係なく、多くの人から愛されている作品なのだと改めて感じることができた瞬間だった。

メンバーひとりずつのメッセージには、この会場に集ってくれたファンのみなさんへの溢れる感謝の言葉で埋め尽くされていた。そして本公演のラストに選んだのは、「NEVER END STORIES」。客電がつき、ステージと客席という垣根を越えて、メンバー7人とファンとの間には一瞬にして境がなくった。曲の後半で一体化した会場に放たれた銀テープが降り注ぎ、夢のステージを締めくくった。最後はメンバーがステージの真ん中で手をつなぎ、逢坂の「ありがとうございました!」という言葉で締めくくられた。

この日、今回の公演が映像化されること、さらには今冬には舞台化、来夏にはドラマCDが発売することが決定したことが発表された。また、MC時に飛び出た「次はジェネシスと!」(豊永)という言葉通りさらに彼らの物語は続いていくのだ。これからもまだまだ走り続ける『夢色キャスト』。これからの展開も期待が高まる。次はどんな夢のようなステージを見せてくれるのか楽しみだ。

Text By 久米裕子

「夢色キャスト DREAM☆SHOW 2017」
2017年10月7日(土)幕張メッセイベントホール
出演キャスト:逢坂良太(朝日奈響也 役)、花江夏樹(藤村伊織 役)、豊永利行(橘 蒼星 役)、上村祐翔(桜木陽向 役)、林 勇(新堂カイト 役)、小野友樹(雨宮 仁 役)、畠中 祐(城ヶ崎 昴 役)

<セットリスト>
1.CALL HEAVEN!!
2.君に誓った物語
3.硝子のシューズが似合わない
4.冷たい夜空を照らすのは…
5.PASSION LASER BEAM
6.心の鎖を解かれたら
7.You&Me…で, wave
8.誰もが明日に出会うのなら
9.Mysterious mission
10.Holy melody night
11.神々の戦宴
12.Sand Mirage
13.恋咎館のタペストリー
14.ファイナルアプローチ
15.陽は昇る誰の為にか
16.世界は恋とSweets&kiss
17.Stronger than medicine?
18.Sunshine world tour
19.NEVER END STORIES

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