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2017.04.14

武道館を巡るラストイベントは明るく楽しく!「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 03 Starlight Melody」発売記念イベントレポート!

武道館を巡るラストイベントは明るく楽しく!「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 03 Starlight Melody」発売記念イベントレポート!

『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 03 Starlight Melody」発売記念イベントが4月2日、首都圏近郊某所で開催された。今回は夜の部をレポートする。

「LTF」シリーズはランティスからリリースされる『アイドルマスター ミリオンライブ!』CD新シリーズで、ゲーム、CD、リリースイベントが3月に開催された日本武道館ライブと連動しているのが特徴。今回のイベントは、3月の日本武道館ライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」に向けて結成された新ユニット・タウラスより春日未来役の山崎はるか、徳川まつり役の諏訪彩花、宮尾美也役の桐谷蝶々、新ユニット・ジェミニより周防桃子役の渡部恵子、豊川風花役の末柄里恵、馬場このみ役の高橋未奈美が出演した。

6人は昨年初春に行なわれた3rdライブツアー衣装で登場。4thライブで一度新衣装を着たことを考えると逆に新鮮な印象で、桐谷も「これが着納めなのかな?」とちょっと感傷的に。昼の部であまりに浮かれモードだった山崎は「今回はちゃんとしていきまーす!」とほんのすこーしだけ抑えたテンション? かと思いきや、自分の挨拶が終わると早速踊りだす山崎、そして夜はますますテンション最高潮な高橋の様子に、司会の諏訪が思わず渡部恵子に助けを求めていたほどだ。イベントの前日はエイプリルフールだったこともあり、オープニングでは4/1限定配信された「れいかのとある一日」の話題も。かなりの難易度のアクションゲームだったが、渡部恵子と末柄は見事全クリアしたとのことだった。

楽曲に関するトークでは、全員曲の「Starry Melody」の話題が。左右を見て隣の顔を見る振付の時、立ち位置が端で隣がいない桐谷は、渡部恵子とお互いが視界に入るように練習していたエピソードを語っていた。全体曲の歌割りについてのトークでは、レコーディングの時は全員が一曲を通して歌っているが、各アイドルの曲名を織り込んだような歌詞ではここを担当するかもと教えてもらったりする、といったことが語られていた。

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」ではユニットごとに共通の品を身につけて歌ったりしていたのだが、今回のステージではその思いでの品物を忘れてきた人も。諏訪から「寝る前までは覚えてたのに朝起きたらメメント(忘れて)しちゃって」とユニット曲になぞらえた名言が生まれたり、高橋は忘れた指輪をお母さんに会場まで持ってきてもらった、といった裏話が明かされたりしていた。

ゲームコーナーでは、「ジェミニ」チームと「タウラス」チームがディベート対決。お題に合わせて「双子」と「牛」のどちらが役立つかをアピールしあった。

 

高橋vs諏訪の「持っていると女子力が上がるのは?」対決では、高橋がディベートならぬラップバトルを挑むと諏訪も乗っかっていく。双子コーデ、カウガールコーデなどをお互いアピールする2人だったが、諏訪が途中で思わず「なるほど」と言ってしまったりと、たかみなラップには謎の説得力があるようだ。初戦は高橋=ジェミニチームが一本先取。

 

渡部恵子vs山崎の「新学期に同じクラスになったらテンションが上がるのは?」のお題では、すんなり解答できそうな「双子」ことジェミニチームは戦う前から勝利ムードだ。渡部がテンポよく双子の魅力をアピールすると、山崎は全肯定していく新たなディベートスタイルを確立。だが今日の出演者で唯一ツッコミができる渡部がディベートで負けるはずがなく、順当に勝利したのだった。二戦目も渡部=ジェミニチームが勝利!

 

ここまででジェミニチームの勝利が確定。最終戦、末柄vs桐谷の「花見の場所に使えそうなのは?」対決は、タウラスチームが一矢報いられるかが焦点になった。双子は場所をたくさん取れるという末柄だったが、桐谷は花見は譲り合うもの、牛はいつまででも待ち続けられる、と的確なポイントを積み重ねていく。トドメに桐谷が放った「最後に牛は食べたらいいです。おいしいものは、食べたほうがいいと思います」とまさかの食用発言のインパクトもあり、タウラスチーム・桐谷が勝利したのだった。


ミニライブは、タウラスの「メメント?モメント♪ルルルルル☆」からスタート。ハイテンションのキュートボイスで畳み掛けていく楽曲にぴったりのステージを駆け回るようなめまぐるしい振付と、赤い照明の中ぐーるぐーると身体を揺らすゆったりした動きの落差が楽しい。桐谷は今回の夜の部の「メメント?モメント♪ルルルルル☆」が一番楽しく歌えたとのことだった。実は間奏のフリー台詞が横浜バージョンになっていたとのこと。会場サイドでは音が巻いて聞き取れなかったのだが、そんな遊び心もタウラスらしさだろう。

ジェミニの「永遠の花」はじっくり聴かせ、歌い上げる壮大な楽曲なのだが、興味深かったのは3人の勝負どころが違ったこと。高橋は曲頭からかなり飛ばしていく感じで、序盤は高橋の圧倒的な技巧が印象に残る。渡部恵子と末柄は一曲の中にもメリハリをつけて後半ほど盛り上げてくるのだが、末柄が光るのは歌い上げの説得力。一方渡部は静かに聴かせるソロになるほど、深くて繊細な桃子の感情と余韻を込めてくる。結果、一曲の中に様々なピークがあってトータルで強い印象を残すのがジェミニなのかなと思った。渡部が「武道館では全部は見られなかった一人一人の顔を見て永遠の花を咲かせるつもりで歌った」との言葉が印象に残った。

ラストの楽曲は「Starry Melody」。一緒に歩んできた道のりをキラキラと、どこか切なく振り返るような楽曲は、武道館を巡る一連の物語の締めくくりにふさわしかったかもしれない。今回のイベントのタイミングが武道館後になったのは偶然だったと思うが、武道館のその先にもミリオンスターズの物語は続いていく。そのことを身をもって示すような、明るい余韻が残るステージだった。

TEXT BY 中里キリ

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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