2017年1月8日、千葉県の舞浜アンフィシアターにて、コロプラのスマートフォン用アプリ『バトルガール ハイスクール』の初めてのリアル大型イベント“BATTLE GIRL FES. 大神樹祭”が行われた。総勢13名の声優陣が出演し、2017年夏からのTVアニメ放映も発表されたこのイベント。今回は昼の部の模様をレポートする。
「バトルガール ハイスクール」(略して「バトガ」)は、プレイヤーが神樹ヶ峰女学園の“先生”となって生徒の女の子たちを育成してバトルをするというアクションRPG。今回の「大神樹祭」は声優陣が出演するリアルイベントとしては初となる。会場には“先生”たちが詰めかけ、満員の大盛況だった。
出演者は洲崎綾(星月みき役)、佐倉綾音(若葉昴役)、東山奈央(天野望役)、内山夕実(粒咲あんこ役)、田村睦心(楠明日葉役)、五十嵐裕美(南ひなた役)、木戸衣吹(千導院楓役)、内田真礼(蓮見うらら役)、原田ひとみ(朝比奈心美役)、本渡 楓(煌上花音役)、下地紫野(国枝詩穂役)、上坂すみれ(火向井ゆり役)、加藤英美里(綿木ミシェル役)という豪華な顔ぶれ。なお、イベントのMCは佐倉綾音、田村睦心が務めた。
まずいきなりライブから“大神樹祭”はスタート!星月みきのイメージカラーである赤のコスチュームに身を包んだ洲崎 綾が登場し、主題歌の「Believe」を歌う。この曲は昨年12月に台湾で行われた“リスアニ!LIVE TAIWAN Supported by 戰鬥女子學園”でも披露されたが、日本の大勢のファンの前で歌うのはこれが初めて。待望のライブということもあって会場は最初から大いに盛り上がった。
曲が終わるとMCを担当する佐倉綾音、田村睦心が登場。のっけからものすごいテンションで観客を沸かせると、本日の出演者を呼び込む。ずらっと並んだ総勢13名。すごい人数だが、「バトガ」はプレイヤーが“先生”となるゲームなので、先生2000名以上に対して生徒13名という先生率の異常に高い現場となっていた。
また、先生が生徒を“なでなで”するというのが「バトガ」の特徴なのだが、舞台上で上坂すみれが東山奈央を“なでなで”したのをきっかけに出演者がお互いに“なでなで”し合うという光景が見られた。
ご挨拶に続いては生アフレコのコーナー。オリジナルドラマ“大神樹祭 パトロール最前線 昼の部前編”が行われた。前編の出演者は下地、本渡、田村、上坂、洲崎、東山、五十嵐、木戸の8名。田村が演じる楠明日葉と上坂が演じる火向井ゆりが大神樹祭で出し物を出展するメンバーを見回るという内容だった。
次はライブパートで、加藤英美里、内田真礼、内山夕実の3人がおそろいの黄色の衣装で登場。『バトガ』の作品内に登場するアイドルユニット、Chuuuuu♡Lip(チューリップ)の「わたしたちのスタートライン!」を披露した。
また、ライブの後は今回出演できなかったキャスト、成海遥香役の雨宮 天、サドネ役の悠木 碧からのメッセージも届けられた。その場にいないにも関わらず観客とのコール&レスポンスを行って大いに沸かせるという一幕もあった。
さて、その後に登場したMCのふたり。佐倉綾音はTシャツに着替え、タスキをつけて気合十分の態勢で登場した。これは次のコーナーの前フリで、「バトガ」のゲームでおなじみの“特訓”コーナーをイベントで再現しようというものだった。
ここは4チームに分かれての対抗戦。Aチームは洲崎、東山、加藤、Bチームは佐倉、上坂、内山、Cチームは木戸、本渡、下地、Dチームは五十嵐、内田、原田というチーム分けになった(田村は進行役)。なお、勝ったチームには賞品が与えられるとのこと。
最初の“特訓”はランニングで、歩数計をつけてその場で足踏みをし、制限時間内で一番カウント数が多かった人が勝ちというルール。洲崎、佐倉、木戸、五十嵐の4人が挑戦した。その結果、トップになった洲崎には賞品として“先生に告白する権利”が与えられた。要するに、勝ったのに観客の前で告白を読まされるという罰ゲームである(笑)。
洲崎はひとりじゃやりにくいからと佐倉を先生役として目の前に座らせ、告白セリフを披露。会場のどの先生よりも近い所で告白を受けた佐倉が先生クラスタの頂点に立った瞬間だった。
次の“特訓”はダンス。各チーム2名ずつ登場して、ダンスのシンクロ率を観客に判定してもらうというルールだ。Aチームは東山・加藤、Bチームは上坂・内山、Cチームは本渡・下地、Dチームは内田・原田が参加した。
まずAチームとBチームのダンスが行われたのだが、東山がダンスを無視してなぜか平泳ぎを始めると、上坂は髪を振り乱して激しいダンスを披露。最後はなぜか敵同士の東山と上坂がコンビで踊りだすというよくわからない状況に(笑)。
Cチームは本渡・下地がキャラクターのダンスを正しく再現したのに対し、Dチームは志村けんの変なおじさんのダンスを始め、最後は原田が内田にガッチリ抱き付いて離れないという完全に趣旨を逸脱した暴走を見せた(笑)。
もちろん観客の判定はCチームの圧勝。賞品という名の罰ゲームで本渡・下地がお互いに告白し合い、カップルが成立するというすばらしいハッピーエンドとなった。
爆笑のゲームコーナーの後には、f*fの絆が垣間見える感動のライブも……
大いに笑ったゲームコーナーの後は、またキャストからのメッセージが流された。今度は常磐くるみ役の早見沙織、芹沢蓮華役の南條愛乃、藤宮桜役の久野美咲の3人。これで当日参加できなかった全星守キャストからのコメントが届いたことになる。
そして再びスペシャルライブのコーナーへ。今度は洲崎、東山、五十嵐、木戸の4人が白いキュートな衣装で登場。Tiara(ティアラ)の『ハートの軌跡』を披露した。
その後、生アフレコの後編が行われた。出演者は佐倉、原田、田村、上坂、加藤、内山、内田の7人。ドラマの途中で会場全体でウェーブをしたりするなど観客を巻き込んだ内容で、最後は「この後も大神樹祭がんばるぞー!」「おー!」という掛け声で終わった。
ドラマの後は本渡演じる煌上花音と下地演じる国枝詩穂のユニット、f*f(フォルテシモ)のライブ。ポップアップでふたりが登場すると会場からは一際大きな歓声が沸く。
1曲目は「Deep-Connect」。ふたりの衣装はシンメトリーになっていて、振り付けも左右対称というユニット感を強く押し出したステージだった。人気声優が集まった今回の出演者の中ではフレッシュなふたりは、大きなステージで歌うのもほとんど初めてとのこと。緊張する様子も見えたが、ゲームコーナーでもおそろいの衣装で登場するなどf*fとしての結束の固さも見せていた。2曲目「Decision」は1番を詩穂、2番を花音が歌い、すれ違うふたりを表現しつつ、最後はふたりが手を取り合うというドラマチックな展開。そして3曲目「Desire Link」ではパワーあふれる歌声を披露して会場は最高の盛り上がりとなったのだった。
もうイベントも終盤。ここでMCの佐倉、田村から最新情報が発表された。2月22日にCloverが歌う「夏音-フシギナイロ-」、f*fが歌う「Cat-Cat Romance」の両A面シングルCDが発売。また、「バトガ」のメインストーリーが2月から新章に突入するという発表も行われた。
そしてキャスト全員が再び登壇すると、星月みき役の洲崎綾から『バトガ』のアニメについての発表が!
TVアニメ『バトルガール ハイスクール』は2017年夏放送予定。出演キャストはゲームに登場している星守18人がオリジナルキャストで登場するとのことだ。
最後は出演者全員で主題歌『Believe』を熱唱。アンフィシアターの円形のステージを13人が自由に駆け回り、みんなでコールしたり抱き合ったりして楽しい雰囲気で“大神樹祭”はお開きとなった。
Text By 金子光晴
©2014-2016 COLOPL, Inc.
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