どんな人にも年に一度かならず訪れくる記念日、それが「誕生日」だ。アニソン/ゲーソンシンガーのかなでももこで言うなら、それは6月20日になる。
デビュー以降、毎年彼女は6月にワンマンライブを行っている。今年の6月11日には渋谷VUENOSを舞台に、昨年、本人も参加した「KING SUPER LIVE 2015」で出演者たちが歌った楽曲のカバーとオリジナル歌2つのスタイルを披露。9月11日には、新宿MARZを舞台に朗読劇とライブをミックスした「音楽舞台劇」を実施。アーティストとしての成長ぶりを示してくれた。
かなでももこには、「誕生日」と同時にもう一つ大切な記念日がある。それが、プロのシンガーとして羽ばたいた「デビュー日」である。彼女は2013年12月11日、アニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』2ndシーズン4thエンディングテーマ『赤いメモリーズをあなたに』を発売しキングレコードよりデビューを飾った。その日を新たな記念日と定め、かなでももこは翌年以降デビュー日となる12月11日にワンマンライブを行うようになった。
デビュー3周年となる今年の12月11日にも、かなでももこは渋谷CAMELOTを舞台にワンマンライブを行う。密接なライブハウスという場を選んだのにも理由がある。それは、今回「持ち歌全曲ライブ」を行うからだ。
打ち震える感情のままに歌いあげるミドルナンバー『赤いメモリーズをあなたに』も魅力だが、昨年は「かなでももこROCK PROJECT」を立ち上げ闇な感情をダークなロックサウンドに乗せ表現したよう、心を一つに熱狂出来る歌も数多く揃えている。互いの息吹を感じあえる空間でのライブこそ、今のかなでももこには相応しい場と言えようか。
これまでにも、俊龍/米倉千尋/霜月はるか/YOFFY(サイキックラバー)/摩天楼オペラ/YOU(GACKT JOB)/宮下浩司(アリスプロジェクト)/永田雅規(Team 仮面女子) 等々、錚々たる作家陣が楽曲を提供。アニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』やゲーム「NOeSIS」シリーズに「琉球異聞 朱桜の繋」など、いろんなアニメ/ゲームソングも歌い続けてきた。それらすべてを一夜で堪能出来るのが、何よりも嬉しい。演奏陣も、ヴィジュアル系バンドA(エース)の元メンバーたちが担当。臨場感あふれる演奏を届けてくれるのも保証付きだ。
チケットはまだ若干残っているので、気になった方は直ぐにでも手を伸ばしていただきたい。当日も、伸ばした手の先で熱狂と興奮をつかめるはずだ。
TEXT:長澤智典
●ライブ情報
「かなでももこ 3rd Anniversary Live2016 」
2016年12月11日(日) 渋谷CLUB camelot
開演 18:00/開場 17:00
料金:4000円
【出演】
かなでももこ
Guitar:Mucho Gracias
Violin&Keyboard:Rookie Fiddler
Bass:Toshi
Drums:Hiroshi Ishikawa
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