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2016.05.26
昨年デビュー55年を迎えた“アニメソング界の大王”ささきいさおが、畑亜貴を作詞に迎えた55周年記念シングル「今の向こうの今を」の発売記念インストアイベントを、5月25日に東京・HMVエソラ池袋イベントスペースにて開催した。
1960年にロカビリー歌手としてデビューして以降、歌手に声優、俳優として活躍を続け、昨年55周年を迎えた“アニメソング界の大王”ささきいさお。5月25日にリリースした55周年記念シングル「今の向こうの今を」は、作詞にささきのファンを公言する畑亜貴を迎え、彼女を中心に当代きっての作家チームが集結。55年を歩んだ今だからこそのささきいさおを演出している。
司会の白滝まつりによる「“アニメソング界の大王”ささきいさおが池袋に降臨でございます!」の呼び込みとともに、盛大な拍手の中ステージは「宇宙戦艦ヤマト」で幕開け。ストライプ柄のジャケット姿で登場したささきは、早くも熱気溢れる会場に笑顔でガッツポーズを見せつけた。
「今日はようこそ池袋へおいでくださいまして、ありがとうございます。」と駆けつけたファンに挨拶すると、デビュー55周年を迎えたことについて「55年というのは長いような短いような。経ってしまうと15年ぐらいに感じる。」と語りつつ、これまでの苦労を振り返る。そして「この歳で新曲が出せると思ってなかった。皆様のおかげです。やっぱり声が出るというのは幸せなことだと思っています。」と喜びを伝えた。
続いて松本零士氏の大傑作として『銀河鉄道999』よりオープニング・テーマ「銀河鉄道999」で魅了すると、今年40作目を迎えたスーパー戦隊シリーズ第1作目より「秘密戦隊ゴレンジャー」で会場のテンションを上げていく。“エイエエイオー!”といったファンとの掛け合いも息ぴったりに、圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。
その後改めて新曲「今の向こうの今を」について質問されたささきは「“今”のちょっと先に自分がいるとすると、その自分が“今”を振り返った時には、苦しい思い出も良い思い出になってしまう。だから今を精一杯生きたほうがいいと。今苦労しても、努力すればその先に明るい自分がいるという歌です。」と楽曲に込められた前向きなメッセージを語る。そして「気持ちが通じた時には会いに行こう、そういう歌です。だから(集まったファンに)会いに来ましたね!」と微笑むささきに、温かい拍手が送られた。
また、作詞を担当した畑亜貴に関しては「彼女はアニメチックな歌とかいろいろあるけど、本質的には阿久悠先生が好きだと言ってらっしゃって、真面目な詞もかける人だなと思っていました。」と振り返る。さらに「(今作の)カップリングの曲がまた面白い」と称し、自身の憧れでもあるエルヴィス・プレスリーを髣髴とさせるロック調の曲として、同じく畑作詞による「始まりは何度でも」を初披露!“カモン!”の掛け声で始めると、ロックサウンドに身を任せながら熱唱し、「それではメインテーマを」といよいよ「今の向こうの今を」を。会場を包み込むその伸びやかな歌声で、1コーラスごとに盛大な拍手を沸き起こすと、大歓声の中ステージを去った。
なお「今の向こうの今を」は本日よりiTunes、レコチョクほかにて配信もスタート。6月12日には大阪・TSUTAYA EBISUBASHIにて同シングルの発売記念インストアイベントが予定されているほか、7月18日には東京・J-SQUARE SHINAGAWAにて『ささきいさお“大王祭”~ニコ生プレミアムライブ~』と銘打った200人限定のプレミアムイベントを行う。
デビュー55周年記念曲「今の向こうの今を」発売記念インストアイベント
5月25日(水) 19:00スタート HMVエソラ池袋イベントスペース
<セットリスト>
M1. 宇宙戦艦ヤマト(『宇宙戦艦ヤマト』オープニング・テーマ 1974年)
M2. 銀河鉄道999(『銀河鉄道999』オープニング・テーマ 1978年)
M3. 秘密戦隊ゴレンジャー(『秘密戦隊ゴレンジャー』エンディング・テーマ 1975年)
M4. 始まりは何度でも ※新曲
M5. 今の向こうの今を ※新曲
●リリース情報
デビュー55周年記念シングル
今の向こうの今を
発売中
品番:COCC-17192
価格:¥1,200+税
<CD>
1.今の向こうの今を
作詞:畑亜貴 作曲:黒須克彦 編曲:黒須克彦/齋藤真也
2.始まりは何度でも
作詞:畑亜貴 作曲:黒須克彦 編曲:黒須克彦/齋藤真也
3.今の向こうの今を(Original Karaoke)
4.始まりは何度でも(Original Karaoke)
●イベント情報
発売記念インストアイベント
6月12日(日)14:00スタート
【大阪】TSUTAYA EBISUBASHI
※詳細は日本コロムビア公式ホームページにてご確認ください
●番組情報
ささきいさお“大王祭”~ニコ生プレミアムライブ~
7月18日(月・祝) 開場 17:00/開演 17:30(19:00終了予定)
場所:J-SQUARE SHINAGAWA
価格:座席ブロック:5,000円(全席指定)/立見ブロック:4,000円
詳細はこちら
放送スケジュール
16:30〜17:30 MV・映像 ※ループ
17:30〜18:15 無料放送
18:15〜18:45 プレミアム会員放送
視聴はこちらから
<ささきいさお プロフィール>
本名・佐々木 功。1942(昭和17)年5月16日、東京に生まれる。
’60年に日本コロムビアよりロカビリー歌手としてデビュー。“和製プレスリー”のキャッチフレーズで人気を博す。
同時期、大島渚監督作品『太陽の墓場』(’60年)の主役に抜擢され、1年間、松竹映画の専属俳優として、ヌーヴェルヴァーグ作品などに出演。その後は演劇・ミュージカル・テレビ映画などに出演を続ける。
声優として’72年に『科学忍者隊ガッチャマン』にコンドルのジョー役で出演したのが縁となり、’73年の『新造人間キャシャーン』にて“ささきいさお”として初のアニメソングをレコーディング。以降は生涯の代表作といえる『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ(’74年~)を筆頭に数多くのアニメソングを歌う。
主題歌を担当した作品に『ゲッターロボ』(’74年)、『破裏拳ポリマー』(’74年)、『UFOロボ グレンダイザー』(’75年)、『大空魔竜ガイキング』(’76年)、『惑星ロボ ダンガードA』(’77年)、『新巨人の星』(’77年)、『銀河鉄道999』(’78年)、『ザ★ウルトラマン』(’79年)などのTVアニメ、『秘密戦隊ゴレンジャー』(’75年)などの特撮テレビ映画がある。
声優としても多くの仕事をこなし、アニメでは上述のジョーのほか、劇場映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(’78年)の斉藤始役など。洋画吹替でもシルヴェスター・スタローン、クリストファー・リーヴ、テレビシリーズ『ナイトライダー』のデヴィッド・ハッセルホフなどの当たり役をもつ。
昨年、東京アニメアワードフェスティバル2015にて功労賞を受賞。
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