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2016.04.13
「生と死」を真っ正面から見つめ、生きる意味を問う歴史アニメ「なぜ生きる」が5月21日よりシネマート新宿ほか全国順次公開となることが決定した。
応仁の乱から戦国時代へ。先の見えない不安が世の中を覆っていた時代に、“なぜ生きる”の答えに命を懸けた男たちがいた……。歴史アニメ『なぜ生きる―蓮如上人と吉崎炎上―』は、シリーズ100万部突破の大ベストセラー書籍『なぜ生きる』の映画版。
800年前、親鸞聖人によって明らかにされた浄土真宗が、なぜ蓮如上人の時代に爆発的に日本中へ広まったのか。信長、秀吉、家康を恐れさせるほどの団結力は、どこから生まれたのか。
その謎を解く鍵こそ、1474年に起きた吉崎炎上である。“なぜ生きる”という問いかけは、大災害やテロにおびえ、子育てや介護などに悩む現代の私たちにとっても、切迫した問題である。全ての人を生き苦しさから解き放つ“なぜ生きる”の答えとは?
<物語>
不遇を嘆き、寺や坊主を嫌っていた青年・了顕は、もうすぐ生まれてくる子供に希望を託していた。不幸な事故が、そんな了顕から全てを奪い去ってしまう。自暴自棄の日々、暗闇にもがき苦しんでいた了顕が出会うのは、蓮如上人の法話であった。そこには、親鸞聖人が明らかにした“なぜ生きる”の答えが示されていた。次第に引き込まれ、心の迷いが晴れた了顕は、蓮如上人の弟子となる。参詣者が増える一方の本願寺は、他宗派からの恨みを買い、蓮如上人と了顕たちは京都を追われ、新たな布教の地を求め、北陸の吉崎(福井)にたどり着いた……。
蓮如上人を演じるのは、アニメ声優初挑戦となる里見浩太朗。聡明かつ堂々とした蓮如上人像を作り出している。その他、小西克幸、藤村歩など、人気・実力を兼ねそなえた声優陣が集結。キャラクターデザインに『ヘタリア』の河南正昭を迎え、制作は、黎明期からアニメ業界を牽引するスタジオディーンと、アニメファンも十分満足できるクオリティを実現した。
ポスターは、里見浩太朗演じる蓮如上人や小西克幸演じる了顕など、主要なキャラクターが勢ぞろいした華やかな内容になっている。
「吉崎炎上」と主人公・了顕の生き様は、累計100万部を突破し、シニア層に生きる勇気と活力を与えているベストセラー書籍『なぜ生きる』に描かれている感動的な物語。また、吉崎御坊が炎上してから500年以上たった今日まで、寺の法話、講談、浪曲など、様々な形で語り継がれ、大衆に涙と感謝、希望を与えてきた演目でもある。
長い間、多くの人々に親しまれてきたドラマが、今回、初めて劇場用アニメーション映画として、あらゆる世代が、涙せずにいられない感動作に仕上がった。
●作品情報
『なぜ生きる―蓮如上人と吉崎炎上―』
5月21日よりシネマート新宿ほか全国順次公開
【キャスト】
里見浩太朗、小西克幸、田中秀幸、藤村歩、関 貴昭
【スタッフ】
原作:『なぜ生きる』(1万年堂出版)
監督:大庭秀昭
脚本:高森顕徹、和田清人
キャラクターデザイン:河南正昭
アニメーション制作:スタジオディーン
製作:「なぜ生きる」製作委員会
配給:スールキートス
(C)「なぜ生きる」製作委員会 2016
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