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2014.09.16

『宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!』第6回生放送の模様が到着!番組から大事なお知らせも!

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毎月第二火曜日21時より放送の、『宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!』第6回の生放送が9月9日21時より行われた。

当番組の魅力は、タイトルにも記されているように宮路一昭と川村万梨阿両パーソナリティのリードのもと、アニメ業界の歴史をゲストを交えて紐解いてゆくところにある。今回は、「音楽(作曲)」という視点からアニメ/ゲーム業界の歴史を検証していった。
最初に行われたふたりにまつわる情報コーナーでは、9月27日に川崎クラブチッタで開催される“アニソンロック2014”を紹介。嬢メタルと言われるAldiousのヘヴィメタルな演奏をバックに、堀江美都子/川田まみ/黒崎真音/上坂すみれがロックにアレンジされたアニソンを歌うという、気になるイベントの告知が。
続く鎌田美沙紀のボカロコーナー「メルリ宮殿」は今回が最終回。番組では、パーソナリティの宮路一昭がプロデュースしている、声優・大橋歩夕の歌う「未来トラベラー」や、パーソナリティの川村万梨阿の歌う「瞳のなかで~Dancin’Eyes~」などがオンエアされた。

そして、今回ゲストとして招かれたのは、ゲーム『聖剣伝説2・3』『ロマンシング サ・ガ』『シャイニングハーツ』『ファイナルファンタジーⅣ』などの音楽を手がけた、作曲家/シナリオライター/ゲームデザイナーの菊田裕樹。パーソナリティの宮路も菊田も、8bit時代から現在に至るまでゲーム音楽にも携わり続けてきた面々。トークでは、「容量制限があったなか、いかに耳に残る良い音楽を作るかを目指してきた」ことを語りあっていた。「今と比べれば遙かに音的に薄いにも関わらず、今でも昔のゲーム音楽が残り続けて支持されてゆくのも、無駄を省いたなか、本当に好奇心を煽る良質な楽曲のみを作り続けてきたからこそ。忘れられない良いメロディーを追求してきた結果」。その言葉には納得だ。
また、この場に揃った3人ともに、大のプログレシッブロック・ファン。「ゲーム音楽にもプログレの要素がある」との話から、熱いプログレ音楽談義にまで話は発展。あまりにも3人のゲーム音楽/プログレ音楽話が盛り上がり過ぎ、「またゲストに呼ぶので、話は次回に」と、再び番組へゲストで登場することも放送内で決定していた。
最後に番組から重大発表。これまで、声優グランプリ・チャンネルを通して届けてきた『宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!』は、この日が最終回。ただし、番組自体はチャンネルを変えて継続的に放送。つまり、“番組の引っ越し”が告知されたのだ。
来月からは、辰巳出版グループ・tatsumi01(たつみぜろわん)へ拠点を変え、毎月第二水曜日21時から同じく1時間番組として放送。この番組は、コンセプトである「故きを温ね新しきを知る=温故知新」のように、毎回貴重な経験談を伺えるのがいちばんの魅力。引き続き、番組をご覧になっていただけたら幸いだ。
★tatsumio1 コミュニティページ

 

☆アフター・インタビュー☆

菊地裕樹 今回、ゲストとして出させていただいた菊地裕樹です。ゲームの話はもちろんですが、まさか大好きなプログレ話でこんなにも盛り上がれたことが、言葉にするのが難しいくらいうれしかったです。

鎌田美沙紀 すごいマニアックトークでしたよね。

菊地 何十年も音楽の創作活動をしてきたなか、プログレ音楽に対する想いが、ここでポンと爆発するように弾け、思いきり語り合えた。しかも、またゲストで呼んでいただけるということで、再びゲーム音楽やプログレッシブ・ロックについて語り合えたらうれしいなと思います。

川村万梨阿 プログレって、一時期虐げられていた時期があったじゃないですか。だからこそ、こうやって仲間を得たとたんにその想いが爆発してしまうんですよね。

宮路一昭 ゲーム音楽で使われてる素材でも、プログレ的な要素を用いられることってじつは多いからね。

川村 ゲーム音楽はプログレですよ。とくにファンタジー系の音楽を聴いてると、「これは、いちばんいい時代のプログレだ」って感じれますからね。

――『宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!』も、声優グランプリチャンネルを通して6回放送。でも、ここのチャンネルでは、この日が最終回になってしまいました。

川村 半年間、ホントに親しい人をゲストに呼んでは、好き放題に話をさせていただいて。観てくださる方々も、毎回温かく見守ってくださり、こんなにうれしいことはなかったです。ホントに胸いっぱいの感謝を、声グラチャンネルのスタッフさんや視聴者の方々に捧げたいなと思っている次第です。でも、まだまだ『宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!』の放送は辞めたくないですからね。もっともっと呼びたいゲストの方がいますから、場所を変えながらも放送を続けていけるのはすごくうれしいなと思っております。

宮路 現在の放送スタイルと3人のパーソナリティを取った形のまま引っ越しを受け入れてくださった「tatsumi01」さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。万梨阿さんも言っていましたが、もっともっと温故知新として広めたり紹介したい人はたくさんいるので、番組を続けられるのはとてもありがたいことですね。もちろん、最初にこの番組を受け入れ、制作してくださった「声優グランプリチャンネル」さんには本当に感謝しております。引き続き、「声優グランプリチャンネル」の枠にも親しんでいただけたらと思います。

鎌田 「メルリ宮殿」のコーナーは今回で終わってしまいましたが。今回の菊地さんのお話を聴くなかでも、昔はゲーム音楽を作るのに容量の制限があったのには驚きでした。自分が口ずさんでいたゲーム音楽は、ホントに愛を込めて作られてきたものだったことを実感。また昔のゲームをプレイしたくなりました。ホントにこの番組は「古きを知り新しきを知れる」ようにすごく勉強になるからこそ、また続くことで、やったーという気持ちです。これからもまたまた古きを知っていきたいです。

宮路 視聴者のみなさんや番組のスタッフ、関係者、声グランプリさんへも感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、引き続きよろしくお願いします。

Text by 長澤智典

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