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2014.09.12

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』予告編+キービジュアル完成!ゼロ号試写会レポートも到着!

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11月15日より劇場上映される『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の予告編とキービジュアルが完成。同時に、9月11日に開催されたゼロ号試写会のレポートも到着した。

物語は人類の安住の地・電脳世界ディーヴァが謎のハッキングを受けるところから始まる。ハッキングの狙いは何かを調べるため、捜査官アンジェラは機動外骨格スーツ・アーハンを伴って荒廃した地上へと舞い降りる。
監督を務めるのは『機動戦士ガンダムOO』の水島精二。脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵 玄(ニトロプラス)。ふたりのトップクリエイターが正面からタッグを組み、両名にとって初のオリジナル劇場作を作り上げた。キャストには釘宮理恵、三木眞一郎、神谷浩史ら実力派が勢揃いし、人間くさい登場人物らに生命を吹き込んでいる。
虚淵のイマジネーションから生まれたスケールの大きな未来像を、水島監督率いる強力スタッフが圧倒的センスでビジュアル化。3DCGで描かれたキャラクターの存在感も含め、最先端の映像世界へと誘う。壮大なSFビジョンと目を見張るアクションが融合した、一級のエンターテインメントがここに誕生する。

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』
2014年11月15日劇場公開

■STORY
ナノハザードにより廃墟と化した地球。人類の多くは地上を捨て、データとなって電脳世界ディーヴァで暮らすようになっていた。西暦2400年、そのディーヴァが異変に晒されていた。地上世界からの謎のハッキング。ハッキングの主は、フロンティア・セッターと名乗った。ハッキングの狙いは何か。ディーヴァの捜査官アンジェラは、生身の体・マテリアルボディを身にまとい、地上世界へと降り立つ。地上調査員ディンゴと接触しようとするアンジェラを待ち受けていたのは、地上を跋扈するモンスター・サンドウォームの群れ。
アンジェラはそれを迎え撃つため、機動外骨格スーツ・アーハンを起動する。荒廃した地上のどこかに、フロンティア・セッターが潜んでいるはず。アンジェラとディンゴの世界の謎に迫る旅が、今始まった。

■スタッフ
原作:ニトロプラス/東映アニメーション
脚本:虚淵 玄(ニトロプラス)
監督:水島精二
演出:京田知己
キャラクターデザイン:齋藤将嗣
プロダクションデザイン:上津康義
メカニックデザイン:石垣純哉
スカルプチャーデザイン:浅井真紀
グラフィックデザイン:草野 剛
設定考証・コンセプトデザイン:小倉信也
CG監督:阿尾直樹
モーション監督:柏倉晴樹
造形ディレクター:横川和政
美術監督:野村正信(美峰)
撮影監督:林コージロー
音響監督:三間雅文 (テクノサウンド)
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
音楽:NARASAKI
アニメーションプロデューサー:森口博史
チーフアニメーションプロデューサー:吉岡宏起
プロデューサー:野口光一
アニメーション制作:グラフィニカ
企画・製作:東映アニメーション

■CAST
アンジェラ・バルザック:釘宮理恵
ディンゴ(ザリク・カジワラ):三木眞一郎
フロンティアセッター:神谷浩史

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【『楽園追放 – Expelled from Paradise -』 ゼロ号試写会 レポート到着!】
日時:9月11日(木)20:45~21:25
場所:新宿バルト9 シアター9
登壇者:釘宮理恵、三木眞一郎、神谷浩史、ELISA、虚淵 玄、水島精二

『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督と『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵 玄がタッグを組んだ初のオリジナル劇場作品『楽園追放 – Expelled from Paradise -』が、11月15日(土)より新宿バルト9ほかにて上映。一般の観客には初のお披露目となる、完成前のゼロ号試写会を開催。水島監督、虚淵さんほか、主要キャストの声を務める釘宮理恵さん、三木眞一郎さん、神谷浩史さんと主題歌をうたうELISAさんが登壇した。
初めて一般の観客へのお披露目となったこの日のゼロ号試写会。水島監督が観客に「楽しんでいただけましたか?」と質問すると、一斉に拍手が鳴り響いた。監督にとっては初のオリジナル劇場作品となり、虚淵さんと初めてタッグを組んだ作品でもある本作。水島監督は「虚淵くんと組めるのは、僕としては楽しい出来事だったので、僕らがゆっくりやっている間に先行して3Dアニメとか作られましたが、そういう3Dの新しい表現を含めて一緒にできたのは幸せだった」と感想を語った。虚淵さんにとっても初のオリジナル劇場作品となった本作。初のお披露目について心境は、「企画の発端から実現まで本当に長い時間がかかった思い入れの深い作品です」と感慨深い様子。『魔法少女まどか☆マギカ』をはじめ、虚淵さんの手がける作品には“人の死“が関わる作品が多いが、本作については「俺だって人の死なない話を書くんだよ(笑)」と述べ、会場の笑いと歓声を誘った。

電脳世界ディーヴァにてシステム保安員を担当する三等官アンジェラ・バルザックを演じた釘宮さん。普段生きている我々の考え方とは少し違った価値観を持った、普段の女性像とは違うキャラクターの声について「いちばん最初に出てくるシーンが精神年齢が高くて大人の成熟した女性で、私があんまりそうでもないものですから(笑)」と照れ笑いしつつも、「大人の心を持っているけど、外見は少女という不思議な感覚で、四苦八苦しながらの収録でした」とアフレコ時の苦労を語ってくれた。
アンジェラをサポートするディンゴを演じた三木さん。ディンゴ役について「初めて台本を読ませていただいたときから大好きでした」とキャラクターへの想いに加え「ストーリーもすごい好きだったので、マイクの前に立てたことを本当にうれしく思っておりました」と作品に対しても熱い想いを語ってくれた。
フロンティア・セッターを演じた神谷さん。虚淵さんの脚本に出演するのは本作が初であり、「ぜひやってみたい!」と意気込みを感じていたという。しかし、虚淵さんの作品を観るたびに台詞が難しいとも感じていたそうで、神谷さんが演じる本作でも「シナリオを見たらすごい喋っていることに驚いた」と率直な気持ちを語ってくれた。同時に台本がビックリするくらい面白かったそうで、「毎日毎日シナリオを持ち歩いて、わからない単語があったら全部調べてアフレコに臨みました」と初めての虚淵作品に挑んだエピソードを語ってくれた。

ゼロ号試写会のエンドロールではELISAさんが歌う「EONIAN-イオニアン-」が初披露となった。主題歌についてELISAさんは、「はじめは静かに始まるのですが、サビにかけて高揚したり、2番になったら音が変化していく」と楽曲について語ると、ご自身も「歌詞もそうですが、自分の状況だったりとか照らし合わせながら自然と歌えた」そうで、曲に自然と自分の感情が乗った楽曲となった。
観客へのプレゼントとして「EONIAN-イオニアン-」の生歌披露が行われ、歌唱終了後は観客から惜しみない拍手が贈られた。釘宮さんが「素敵過ぎてちょっと涙が出た」と述べると、水島監督も「作品と密接な関係を持たせようと思って作った曲なので、素晴らしい曲になってうれしいです」と語り、壮大な歌を歌いあげる女性アーティストを想定していた監督にとって、ぴったりの楽曲に感慨深げな様子であった。初めて観客の前で新曲を披露したELISAさんは「皆さんに注目されている作品に関われていることが本当にうれしいし、その曲を今聴いていただけたことに感動してしまって、私も泣きそうになりました」と語り、「うれしいです。ありがとうございます」と観客に感謝の気持ちを贈った。そしてこの「EONIAN-イオニアン」が11月12日にシングルとして発売されることも会場で発表された。

企画書提出から完成まで5年かかり、虚淵さんが経験したなかで、本作は道のりがひと際長かったという。5年の歳月に虚淵さんは「最初の企画書出した段階でまだ『まどか☆マギカ』がなかったと思うと、出来上がるまでの間に自分の人生は、激動の移り変わりを体験しました」と人生を重ね、「今までの思い出が全部押し寄せる気分でやっとここに辿りつけて本当に幸せです。この場に立ち会ってくれた皆さんにも感謝の言葉もありません。ありがとうございました」と感無量の様子で会場への締めの挨拶を行った。
神谷さんは「今日観た観客がどんな感想を持たれたのか非常に興味がある」様子で「フロンティア・セッター、アンジェラ、ディンゴ、誰かの視点で見たとしたら次は別な視点でこの物語を観ると、また全然違う答えが導き出されるのではないかと思います」と語り、「3回は楽しめる作品だと思う。ぜひ皆さん劇場に足を運んでくださるとうれしいです」と、11月15日の上映に向けメッセージを贈った。三木さんは「今日は客観的にご覧いただいたかと思います。なので、あと3回!それぞれに感情移入していただいたあと、1回観るので合計4回ですね、あわせて5回観ていただければと思います!」と神谷さんよりも熱い(!?)メッセージが飛び出すと、会場に来てくれた観客へ「今日の思い出を興奮ともにしまっていただいて、また新たに劇場で見ていただければと思います」と改めてメッセージを贈った。釘宮さんは完成版に向けパワーアップしていく本作をご自身も楽しみにしつつ、「今日観て良かったよと思ったら、友達にも良かったよと言ってバンバン広めていってほしいです」と語り、オリジナル作品として出発する本作の口コミに期待を込めた。最後に水島監督は「今日ご覧になっていただいたのはゼロ号で、このあとさらにブラッシュアップし、今度皆さんにご覧いただけるやつは完成版の形になります。今以上に伝わるものになると思いますので、ぜひ楽しみにしてください」と公開をますます期待させてくれる言葉で締めくくった。

© 東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ

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