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INTERVIEW

2016.01.19

【北川勝利・藤村鼓乃美 ボーダーズの“音の場” season2】~#01 渋谷篇(前篇)~

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ボーダー柄の服をトレードマークに、ユルくマジメに音楽と向き合うあのコンビ――。“ボーダーズ”こと北川勝利と藤村鼓乃美が、リスアニ!WEBに帰ってまいりました。

浅草・合羽橋にある“Cafe Otonova”を舞台にしたseason1では、撮影日が雨天ばかりだったことを嘆いていたふたり。ついには“身内に雨女がいる疑惑”まで浮上し、あわやコンビ間抗争勃発の事態に! そこでseason2はこの疑惑を払拭する意味も込めて、果敢にも外ロケ企画として再始動します!

なんと今度のふたりは浅草を飛び出し、サイコロ片手に山手線へ乗車。出た目によって下車する駅を決め、その地にちなんだ音楽をセレクトするという、さらにスケールアップ(!?)した内容でお送りします。

選曲のルールは今回もただひとつ。それは“今聴きたい素敵な曲”であること。これさえ守ればアニソンもJ-POPも洋楽もジャンルは一切関係なし。引き続きボーダー柄のふたりが“ノー・ボーダー”の精神でナイスな音楽をご紹介していきます。

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――ボーダーズとしては昨年の9月に“リスアニナイト!”に出演をしていただいたわけですが、いかがでしたか?

北川勝利 楽しかったんですけど、まさかこっちの本格活動があるとは……。

――いやいや、北川さんがステージ上で言ったんじゃないですか(笑)。

藤村鼓乃美 DJも楽しかったですね。

――DJもありつつでしたけど、リスアニ!的なボーダーズの本業はこっちですからね(笑)。

北川 本業……本業ってなんだろうね(笑)。

――今回から内容もリニューアルされて、今までは1ヵ所で月ごとに、季節ごとに音楽とお話を聞く形でしたが、今度は街へ出ようということで、「ボーダーズの“音の場” season2」は、すごろく形式で山手線を制覇していく形になります。

藤村 そうだ、私ボードを作ってきたんですよ。勝手に作って持ってきちゃいました、山手線ボード! 行った場所に印が付けられるように。

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――ボードを用意するつもりではいたんですが、まさか藤村さんに作っていただけるとは予想外でした。本当にありがとうございます。

北川 これが本職ですからね。

藤村 本職がいっぱいある(笑)。どうも! 小道具の藤村です!

北川 このサイコロもすごいですよね、何面体でしたっけこれ?

――30面体です。山手線が29駅あるので残りひとつはボーナスステージ的な感じで。

藤村 ちゃんとボードにも“ボーナス”用意してますよー(笑)。

――“30”が出るとボーナスステージです。というような形で1駅1駅攻めていくスタイルになります。

北川 これもしかして、今喋りながらルールがなんとなく固まっている感じですよね(笑)。

――最初は探り探りやっていきましょう(笑)。

藤村 きっとみんな行ったことのない駅もありますよ。私、上野の隣にある駅がなんて読むのかわからない(笑)。

――“うぐいすだに”ですね。一言で言えばエロい町です(笑)。“東京キネマ倶楽部”というライブハウスがあったり。

北川・藤村 あー!

――あとは行ってみてからのお楽しみですね。路線図の上半分は馴染みのない駅も多そうです。個人的には今から巣鴨に行くのが楽しみでしょうがないんですよ。おばあちゃんの原宿ですから。きっと撮影スポット多いですよ。

藤村 巣鴨ではどんな音楽を紹介すれば……(笑)。

――年代が古めのものをお願いします(笑)。目的はおぼろげに見えてきましたが、全駅制覇すると何が待っているかはお楽しみということで。

北川 2周目じゃない?

藤村 2周目(笑)。もう撮影スポットないよーってなりそう(笑)。

――大阪の環状線かもしれませんよ(笑)。どんどん足を伸ばしていきたいですね。まずは第1回目ということで、やはりここ渋谷から。

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北川 渋谷からスタートしようということで、ハチ公前から始まりました。

――わりとベタにスタートしましたね(笑)。

北川 渋谷のあちこち、わかりやすいスポットに行ってきましたよ。「やっぱ渋谷公会堂じゃね?」って行ってみたらもう取り壊されてたり(笑)。

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――逆にタイムリーでしたね(笑)。まあハチ公やモヤイ像などメジャーなスポットも多いですから。ライブハウスもたくさんありますから、北川さんはよく来られるんじゃないですか?

北川 ライブハウスの写真もいっぱい撮ったね。

藤村 「今日はライブハウス巡りかな?」と思ったくらい(笑)。 eggmanから、チェルシーホテル、Milkywayのあたりを通ってO-WESTとか。

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――結構歩きましたね。渋谷が谷であるということを実感しました。ライブ以外で利用する機会はありますか?

北川 楽器屋さんもいっぱいありますから、よく利用してます。

藤村 私はMilkywayというライブハウスでよくライブをさせていただいてます。楽器屋もよく行っていて、スピーカーで音を聴いたりしています。

――渋谷は一般的には若者の街というイメージもありますが、おふたりにとっては音楽の街ということで。

藤村 そうですね。タワレコもおっきいですし。

北川 案外僕ら、音楽の仕事もしてるんですよ(笑)。

藤村 案外!?(笑)。

――散歩するだけじゃないぞと(笑)。

藤村 本業は散歩ですけど、音楽も結構好きなんですよ(笑)。

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――渋谷で食事などはどうされてますか?

北川 困るんですよね、「これだ!」っていうものがあまりなくて。

――わかります。チェーン店が多くて、ちょうど良い店が見つけにくいですよね。

藤村 アイスクリーム屋さんが立て続けに2軒ありましたね。今度寒くないときに食べましょう。

――また一方では渋谷というとファッションの街でもありますが。

北川 最高ですよ。藤村得意のギャル系ですよ(笑)。

藤村 待って待って待って!(笑)。

北川 今日はー、渋谷からスタートなんでぇー(ギャルっぽく)。

藤村 てゆーかぁー、みたいな(笑)。

――我々の世代が高校ぐらいの頃はまさにギャル全盛期でしたが、藤村さんは学生時代の渋谷ってどんなイメージでしたか?

藤村 私は学生の頃は東京にいなかったので……。テレビなんかで観たイメージだと、やっぱりギャルがいるんだろうなって。派手な街っていうイメージでしたね。

――今でもいるんでしょうけど。北川さんの学生時代の渋谷はいかがでしたか? チャラついていましたか?

北川 基本、いつもそういう街ですよね(笑)。常時チャラついてる。

――この前の「ア○街」でやってましたけど、昔の渋谷はケーブルカーが通ってたりして観光地っぽかったんですよね。そういう豆知識も開拓していきたいですね。「ア○街」とか「モ○さま」みたいなやつを。

北川 そんなに豆知識あるかなぁ(笑)。

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――ではそんな渋谷にまつわる音楽について、おふたりは実はミュージシャンなので、お伺いしたいと思います。

藤村 ギャルですけど、実は……(笑)。

――ほっとくとどんどんウソ情報が盛り込まれていきますよ(笑)。

藤村 コテコテのギャルなんで(笑)。ウソです!

――第1回目ということで、やはり渋谷の音楽といえばあれですよね。

北川 渋谷といえばねえ。

藤村 そうですよ、渋谷といえばですよ。

――誰も「渋谷系」って言わないですね(笑)。まあ渋谷系ですよね。渋谷と聞いて思いつく音楽やミュージシャンなどを、おふたりに自由に選んできてもらいました。

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北川 ここのフォーマットは変わらないんだ。

藤村 持ってきましたよ! じゃあまず私から。私が持ってきたのはGOODWARPさんというバンドの「真夜中のダンス~恋する爪先~」という曲です。

北川 これギャルっぽくないんじゃないの?

――北川さんの中ではさっきのウソ設定まだ活きてたんですか(笑)。

藤村 じゃあユーロビート系の曲じゃなきゃダメだったか~。

――そこで本当に藤村さんが「NIGHT OF FIRE」とかを出してきたら逆に驚きますけど(笑)。

藤村 違うよ! ギャルじゃないのよ!(笑)。

北川 そんな上げ底のブーツ履いてるのに(笑)。

――藤村さん、今の身長4メートルありますからね(笑)。

藤村 みんなが私を陥れようとしている! じゃあプロフィールの身長も4メートルに変えようかな(笑)。

――それでは曲を聴いてみましょうか。

★藤村’s Select
「真夜中のダンス~恋する爪先~」GOODWARP

藤村 GOODWARPさんは、私が初めて渋谷でライブをしたときに対バンさせていただいたんです。聴いた瞬間にすごく好きになっちゃって。この曲以外にもすごく良い曲がいっぱいあって。私の選曲テーマとしては“渋谷で出会った人たちの曲”です。

北川 これギャルが聴く感じの曲じゃないよね?。

藤村 北川さん、もうちょっと私の話を聞いてください(笑)。

――これはもうサウンドからしておしゃれですね。

藤村 そうなんです、とっても。

北川 どこでライブしたの?

藤村 Milkyway。さっき通ったあそこでやりました。

北川 ふーん。

藤村 興味持ってー! 懐かしいなこの感じ(笑)。

――帰ってきた感じがしますね(笑)。それでは続いて北川さんの曲を。

北川 僕もちゃんと選んできましたよ……さっきのは誰だっけ?

藤村 GOODWARP!(笑)。

★北川’s Select
「放課後の約束」吉谷彩子

――お、この曲は私も大好きですよ。連載一発目はやはり自分の曲を持ってくるということで(笑)。

北川 「誰?」って聞いて?

藤村 ……この曲を作ったのはどなたですか?

北川 俺です!

藤村 知ってます!(笑)。

北川 あの、1月に渋谷で自分のライブがあるんですけど……。

藤村 宣伝!? また宣伝なの!?(笑)。

北川 さっき店の前で写真も撮ったんですけど、1月24日に渋谷のgee-geというライブハウスで。そこでこれをやろうかなと思って。

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藤村 ……聞いてない! さっきちょっと話してたじゃないですか、ライブの曲どうしますかって! 「なんだろう」って言われて(笑)。

北川 今言ったね。

藤村 今聞きましたよ(笑)。

――だから渋谷だったんですね。藤村さんはこの曲はいかがですか?

藤村 『謎の彼女X』のアニメも観ていたので、すごく良い曲だなって思います。思いますけど選曲理由が!(笑)。

北川 今度渋谷のライブハウスでやるから。いっしょでしょ? 渋谷のライブハウスで出会ったんでしょ?

藤村 ですよねー(笑)。

北川 自分が歌うことになるんだし。

藤村 そうだ、私もだ。覚えまーす(笑)。

――という感じで、渋谷編でございました。じゃあ次回の駅を決めましょうか。

北川 あの、ぶっちゃけ今日まだ昼間なんですが、このあともう一軒だけお店に行ってもいいですか?

――北川さんからそういう提案が出るのは初めてじゃないですか? ちなみにどちらに?

北川 駅のほうに僕がしょっちゅう行ってるビールのお店があるんですけど……。

藤村 あそこかー(笑)。知ってます。

北川 せっかくの活動再開だし打ち入り的なやつを(笑)。

――急速に雲行きが怪しくなってきましたね(笑)。いいでしょう行きましょう。長くなりそうなんで渋谷はもう前後編にしましょうか。

北川 スペシャル感出していきましょう。ボーダーズだし。第1回だし(笑)。

藤村 楽しみだなー。いいのかなー(笑)。

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#01 渋谷篇 後編へつづく!!)

 PHOTOGRAPHY BY 高橋妙子
INTERVIEW & TEXT BY 市川太一(クリエンタ)


●ライブ情報
北川勝利(ROUND TABLE)
Check The NUMBER 44
日程:2016年1月24日(日)
会場:渋谷gee-ge

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