INTERVIEW
2015.12.09
声優・奥野香耶にこだわって、声優らしい活動をもっとしたい
――奥野さんは最初WUG!を目指したときはどんなことを目指していたんですか?
奥野 ずっと声優を目指していたんですけど、この先私は就活をするのか、それとも……という狭間のタイミングだったので、このオーディションが駄目だったら就職しようと決めていたんです。「第2回アニソンヴォーカルオーディション avex×81produce ”Wake Up,Girls!” オーディション」という長いタイトルだったんですけど、実は私は二次選考まで「第2回アニソンヴォーカルオーディション 」だと思って受けていたんです。だから、オーディションで私が岩手の出身ですって言ったら審査員の方々のペンがバババって動いて、「え、なんで?」って思ってたんです(笑)。それから家に帰って検索したりしてよく確かめたら、東北を舞台にした『Wake Up,Girls!』の役を決めるオーディションだったことを知って納得しました。まさか受かるとは思ってなかったので、落ちていたら今頃就職してましたね。
──声優ではなく、アニソンヴォーカリストのオーディションと思っていたんですね。
奥野 とにかく最後のチャンスだと思っていたので、とりあえずアニメ業界に入れば何かチャンスが開けるかもと思ってたんです。
──最初の声優になりたいという夢に描いたイメージって、今達成できていますか?
奥野 うーん、声優という夢は叶ったんですけど、自分がアニメの映像を見ながら全部のキャラクターを演じたりしていたときに、声優として勝負するならこの声だ、と思っていたのはもうちょっと高い声なんです。でも菊間夏夜ちゃんがきっかけに、ちょっとお姉さんなキャラクターをいただくことが多いんですが、「あ、低いキャラの声も出せるけど……」と思いながらやっているんですけど、高い声、かわいい声のキャラクターも演じてみたいなと思ってます。幅を広げていきたいですね。
──続・劇場版後篇の公開と幕張ライブイベントという大きな節目がありますが、その先も奥野さんの声優人生や『Wake Up,Girls!』は続いていくと思います。これからどうなって、どうしていきたいかを教えてください。
奥野 来年は、もっと声優らしいこと、声優だからできることをWUG!の活動の中で何かできたらなと思います。朗読……は私、苦手なんですけど(笑)、ライブの中で朗読とか生ドラマとかがあってもいいと思います。何かがやりたいというよりは、WUG!の中で「自分は声優なんだ」ということを感じられる活動がたくさんできたらうれしいなと思います。
──最後に続・劇場版後篇のアピールをお願いします。
奥野 待ち望んでくれている人もたくさんいると思うんですが、後篇は前篇以上に「あ、こんなことがあるんだ!」という出来事があったり、伏線が回収されたり、じーんと来るシーンもたくさんあります。「Beyond the Bottom」がどんな形で流れて描かれるのかを楽しみにして下さい。今年の『Wake Up,Girls!』を締めくくる内容だと思うので、ぜひぜひ劇場に行ってみてください。よろしくお願いします!
Photography By 小賀康子 Interview&Text By 中里キリ
●リリース情報
Beyond the Bottom
12月9日発売
【CD+DVD】
品番:EYCA-10571/B
価格:¥1,800+税
【CD only】
品番:EYCA-10572
価格:¥1,200+税
<CD>
1.Beyond the Bottom
2.地下鉄ラビリンス
3.Beyond the Bottom (Instrumental)
4.地下鉄ラビリンス (Instrumental)
<DVD>
1.Beyond the Bottom Music Video
●作品情報
『続・劇場版 後篇「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」
12月11日公開
© Green Leaves / Wake Up, Girls!2製作委員会
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