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INTERVIEW

2015.09.24

【『Wake Up, Girls! 続・劇場版 前後編』9月・12月公開記念 Wake Up, Girls! 全部見せちゃうぞ!】第4回 田中美海 インタビュー

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進む道は声優しかないと思っていた

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──今の田中さんから見た片山実波について教えてください。

田中 すごく天真爛漫でかわいいところは変わってないです。実波ちゃんの天真爛漫さがWUGにいい影響を与えていて、本当にWUGの太陽みたいな存在だなーって思います。変化とかも聞かれるんですけど、WUGの中でいい意味で変わらないのが実波ちゃんだと思います。いつもみんなのことを考えたり、歌が大好きだったりするところも最初からそうなんですよね。最年少組なんだけど芯があって、いつも実波ちゃんは素敵だなーと思ってます。

──一番キツい性格の夏夜も、実波にはわりとデレデレですからね。

田中 そういうところも含めて、もし実波ちゃんがいなかったらメンバーの間でもギスギスしたりして、描かれているみたいにうまくいってなかったかもしれません。

──「うんめぇにゃー」が印象的なフレーズですね。

田中 TVアニメの中ではその言葉をきっかけにWUGを知ってくれる人が増えて、その後ライブとかも増えて…という風に描かれているので、実波ちゃんにとっては大きい言葉だと思います。

──実波はいい意味で変わらないということですが、WUGの中での田中さんは変わったと思いますか?

田中 最初は、7人もいるから、みんながやってくれるぶん、私はあんまりいろいろしなくてもいいやーぐらいにしか思ってなかったんです。でも時々「あ、このままいくとスタッフさんに怒られるやつだぞ」みたいなことももちろんあって、私も任せっぱなしじゃなくて、しっかりしないとと思うようになりました。メンバー間だけじゃなく、メンバー以外の人にも迷惑をかけてはいけないなと思ったので。そしたらいつの間にか、しっかりしてるねって言われるようになりました。

──そのあたりは田中さんに妹がいるお姉ちゃん気質的なものなんでしょうか?

田中 そうかもしれないです。結構面倒みたくなるほうかもしれませんね。

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──田中さんが最初に『Wake Up, Girls!』のオーディションを受けようと思ったときは、どういう活動や将来像をイメージしていましたか?

田中 声優さんという職業を知ったときから私にはこれしかないと思って、中学で演劇部、高校で放送部に入ったのも声優の仕事を考えてのことでした。三者面談で専門学校か声優の養成所に行きたいと言ったら「そんな甘えた考えじゃ」みたいに言われて……。だから、このやろー! 見返してやる! と思ってオーディションを探したんです。養成所とかも考えたんですけど、絶対に声優になりたい! という意識が強かったので、直接デビューに繋がる道を探していたときに『Wake Up, Girls!』のオーディションを見つけたんです。アニメの役がついて、歌も歌えて、これしかないと思って応募しました。

──「自分には声優しか無い」と思った心の動きってどんな感じだったんですか?

田中 元々アニメが好きだったんですが、ある時期に、声優さんがいろいろな声を使って、大人の女性や、時に男の子を演じ分けていることに気がつきました。すごく感動したんです。それで私もやってみたい、演じてみたいと思ったのが最初のきっかけです。それから中学1年生の時に演劇部で初めてヒロイン役を演じて、たくさんのお客さんの前で演技をするのって楽しいんだなって思ったんです。それが本当に楽しくてしょうがなかったんですね。アニメが好きで演技がしたい、もう声優しかない! という感じでした。

──憧れた役者さんは?

田中 釘宮理恵さんですね。『十二国記』で男の子を演じていて、『ゼロの使い魔』のルイズはめちゃくちゃかわいい女の子で。そのギャップにやられていたら『銀魂』では面白い役を演じていて、すごく衝撃を受けました。

──そうやって声優をめざしたときに夢見ていたイメージは実現しましたか?

田中 憧れだった声優さんたちと肩を並べて台本を持っている時点で、夢みたいです。本番中はこれはお仕事だ、という意識でいるのでちゃんとしているんですが、アフレコが終わってひとりで道を歩いていると「いぇーい!」って言いながら走り出したくなるぐらい嬉しくて、すごく変な人だと思います(笑)。だから声優になれてよかったなと思います。今どんどん夢が叶っていっているので、これからもどんどん夢を叶えていきたいです。

──声優として役者としてやってみたいこと、実現したいことは?

田中 アニメでは元気な女の子の役が多いんですが、ソーシャルゲームでもいろいろな役をやらせていただいています。だからアニメでも男の子であったり、クールなキャラであったり。いろんなキャラクターに挑戦したいなと思っていて、見ている人に「こんな役もできるんだ!」と思ってもらえるようになりたいです。

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