INTERVIEW
2015.04.17
いよいよリリースされたYun*chiのアニソンカバーアルバム『アニ*ゆん〜anime song cover〜』。アルバムの発売と連動して企画された「ゆんタビュー」第3回となる今回は、『おジャ魔女どれみ』のOPテーマ「おジャ魔女カーニバル」をプロデュースしたtofubeatsとの対談をお送りします!
【Yun*terview 03】××× tofubeats
「tofu君のライブっていつも楽しいイメージがあるんですよね」
数々のDJ・プロデューサーとの胸躍る共演が光るアニソンカバーアルバム『アニ*ゆん』の中でも、Yun*chiが焦がれたtofubeatsとの「結合」。
初仕事となった「おジャ魔女カーニバル」を巡って、二人からはさまざまな思いが飛び出した。
Yun*chi tofu君の「おジャ魔女カーニバル」はフロアでかかったときのことを考えて作ってくれたのかと思ってたんですけど。
tofubeats それはやっぱりそうですね。オーダーの中にも「現場で歌える感じに」っていうのがあったんですよ。だから僕、家のスピーカーでかけながら作ってましたからね。ご飯食べるときもかけてました。あんまりスピーカーで作るってことはしないんですけど。
Yun*chi へぇー。
tofubeats シンプルに聴こえるけど大きい音で鳴らすとズンドコズンドコしてる、って感じにしたかったんですよ。逆に僕の中で意識した点といったらそれぐらいかな。あ、あと歌をもらうとき、「(Yun*chiが)いっぱいいるようにしてください」って言ったんですよね。
Yun*chi そうそう。だから、いろんな人風にレコーディングしたんですよ。メインは「Yun*chiさん」で録って、あとは「Yun*chiさんではない誰か」で何人か録って(笑)。
tofubeats いっぱい(ボーカルトラックを)もらいましたよね。10 Yun*chiぐらい。
Yun*chi 声優さんをやってる気分で楽しかったです。勉強にもなるし。でも、まさかの『おじゃ魔女ドレミ』でしたよ(笑)。
tofubeats そうなんですか?
Yun*chi 他の方々の場合、その人が楽しんでもらえそうな曲というか、そういう感じがあったんですけど、tofu君にやってもらう曲については「tofu君にやってほしい曲」っていう想いがすごく強かったんですよ。音ももちろんなんですけど、「せっかくtofu君にやってもらうならこんな絵のアニメかな? こんな雰囲気のアニメかな?」って色々と考えたんですよね。
tofubeats そうですよね。僕から候補曲を出しましたもんね。『マーマレードボーイ』とか『おじゃ魔女ドレミ』とか。あと何か一つを(候補曲としてYun*chi側に)戻したんですよね。
Yun*chi そう。だから、この曲は自分の中でもビックリポイントでした。結構見てました? 女の子向けアニメなのに。
tofubeats 僕は今でもOLになりたいって言ってるぐらいなので(笑)。当時も「おじゃ魔女になりたい」とか、『ナージャ』を見たら「ナージャになりてーな」って感じで見てました。
Yun*chi いやー、いいッスね。近い人間で良かったッス(笑)。私も馬越さんの画集を持ってて。だから、ジャケットの線を愛でながら「キャーッ」って言ってるんですけど(笑)。
tofubeats そう、今回ジャケットがね。
Yun*chi そうなんですよ。ジャケットをどうするって話し合った時、tofu君もそうですけど周りにイラストジャケットの方が多くて、可愛くてオシャレで憧れてたので初のイラストジャケットにしてもらったんですよね。で、「じゃあ誰に」という話になった時、馬越さんの名前が挙がって、「それでーっ!」みたいな(笑)。まさか「キュアゆんち」になれるとは思ってなかったです。ちょっとお姉さんっぽく描いてもらったので「『おじゃ魔女』というより『キュア』かな」と思ってるんですけど。馬越さんに描いてもらうにあたっては、どんな動きをする女子なのか、どんな性格なのかを見てもらった方がいいという意見があったので、馬越さんとお話しする機会をいただいたんです。そのとき、動きがぎこちなかったり、ちょっと変な動きが多かったり、みたいなことを言われたのと、おっぱいの話したのは覚えてます(笑)。
tofubeats (笑)。それは「(胸が)あるぞ」みたいな。
Yun*chi 簡単に言うとそうッスね。女子から嫌われるヤツです(笑)。でも、『おじゃ魔女』や『プリキュア』に出てくる子って体型が……。
tofubeats ストン、って。
Yun*chi 感じじゃないですか? 成長期前みたいな。なので、馬越さんが描いてくれるのに大人の女の子はアリなのかってちょっと思ったんですよね。
tofubeats よく見たらくびれてますもんね。そっか。ディレクションなんだー。
Yun*chi いやいやいやいや(笑)。そういう話を馬越さんにしたら「いいんじゃないですか」って言ってくださったのでお任せしました。でも、写真をすっごく見てくれたみたいです。
tofubeats つまり、実物と寸分違いないと(笑)。
Yun*chi いや(笑)。2回描いてもらったんですけど1回目はもっとリアルだったんですよ。ちょっとミステリアスで大人っぽくて。でも、完成はいい具合にプリッとした女の子になりました。
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