INTERVIEW
2015.03.02
2015年4月15日にリリースされる、Yun*chiのアニソンカヴァーアルバム『アニ*ゆん~anime song cover~』発売と連動して、「リスアニ!WEB」にていよいよ連載企画がスタート! Yun*chiのポップさとクラブシーン発のサウンドが融合し、オシャレで踊れる内容に仕上がった今カヴァーアルバムにアレンジャーとして参加したクリエイターを中心に、Yun*chiとYun*chiゆかりの様々な人物との対談をお届けします。タイトルは、彼女自らがお話を聞きに突撃するので「ゆんタビュー」。記念すべき第1回のお相手はこの人!
【Yun*terview 01】××× kz(livetune)
Yun*chiとはこれまでにも様々な形でコラボレーションを果たしてきたkz(livetune)。今カヴァーアルバムでは「天使のゆびきり」(TVアニメ『彼氏彼女の事情』OPテーマ)のアレンジに参加。そんなアーティスト&クリエイターとしての“先生”に、Yun*chi自身もアーティストとして、音楽との向き合い方について率直な質問をぶつける。長い付き合いならではの関係で、連載第1回から本音バリバリなトークとなった。
Yun*chi 前々から聞きたかったんですが、kzさんて、DJもされていますけども新しい音楽との出会い方ってどうしてるんですか?
kz DJとしてだと、「Beatport」っていう素晴らしいサイトがあるんですよ。
Yun*chi はい、知ってますよ、「Beatport」。
kz おそらくDJする人ならたくさんの人がそこで音楽を買うんですけど(笑)、僕はあんまりみんながかけない曲をかけることに喜びを感じるタイプではないので、そこのランキングを見て気に入ったやつをチェックするのが習慣なんですよね。あとはTwitterかな。
Yun*chi Twitterですか!?
kz そうなんですよ。お互いにフォローしているいろんな音楽業界の人、例えばDJ仲間だとtofubeatsとかDJ WILDPARTYとか……彼らって自分が好きな曲のYouTubeを貼ったりするから、それを聴いてるだけで面白い音楽に出会えるんですよね。けど、こういうやり方だと最近はロックがチェックできていないんだよね。ロック系のTwitter仲間が少なくて。
Yun*chi ちなみにDJとしてではなく、個人として音楽を楽しみたいときはどうしてるんですか?
kz 新譜とか関係なく普段聴きたい音楽ってだいたい自分のiTunesに入っていて、その昔のライブラリーで満足しちゃってるんですよね。特にロックは最近あまり聴けていない分、昔から好きな曲ばかり聴いてるかも。
Yun*chi 先生はポップスは聴いたりしないんですか?
kz 最近はポップスはアニソンくらいしか聴いていないかなぁ。
Yun*chi あ、それ私もだ(笑)。
kz ポップスには意外と「Beatport」みたいなサイトがないんですよね。ランキングはオリコンを見るしかないし、もしくはアニソンだったら「リスアニ!」さんを読めばいいんですよね?(笑)。
Yun*chi ふふふふ、そうですね(笑)。
kz 配信サイトもすべてのレコードメーカーの曲が揃っているわけでもないし、偏りなくシーン全般の音楽に触れようと思うと、意外にポップスって難しいジャンルなのかもしれませんね。
Yun*chi 先生には自分の音楽活動に影響を与えるような、印象的なライブやイベントってあるんですか?
kz 2013年に行ったベルギーの「Tomorrowland 2013」(※世界最大級の野外ダンスフェスティバル)かなぁ。おおよそ人間が考えられる派手なものが全部入ってるEDMのお祭りです。
Yun*chi 光とか炎とかが、遊園地みたいにヴァーってなるやつですね(笑)。
kz とにかく日本では見たことのない規模だったので、それが衝撃的だったんですよね。音の大きさや質も違うし、何より海外のイベントだなと思ったのは、まだトリ前なのに、レーザーと花火と炎と水も出てきたりして(笑)。
Yun*chi わあ、日本だとそういう演出ってイベントの最後の最後にやりますよね。
kz それを曲中のブレイク空け、ドロップのところでやるんですよ。花火と音が完全にリンクしてて、ステージに対する考え方が変わりましたよね。
Yun*chi 日本のイベントではなかなかできない?
kz 日本ではこの前あった「ULTRA JAPAN 2014」(※2014年9月開催。同じく世界最大級の都市型EDMフェスの日本版)がすごかったですよね。あれも曲中に花火があって、海外の良いところがちゃんと受け継がれていたんだよね。
Yun*chi あれ、私も行きたかったんですよね?。
kz すごく良かったですよ。あれがきっかけで日本の他のフェスも変わっていくといいですよね。
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