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INTERVIEW

2016.04.18

タイトルに偽りのない、驚きだらけのニュー・アルバムに! i☆Ris『Th!s !s i☆Ris!!』発売記念スペシャル・インタビュー!

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2016年もi☆Risの勢いは止まらない。結成時からの目標であった日本武道館にて、デビュー4周年記念ライブを開催することを発表したかと思えば、11thシングル「Goin’on」で自身2作目のオリコン週間TOP10入りを達成。さらには第10回声優アワードでの歌唱賞受賞や、2年連続3回目のアニサマ出場決定など、注目度は高まるばかりだ。また、今年に入ってからはそれぞれが役者としても精力的に活動。ほとんどのメンバーが舞台での芝居を経験した。そんな彼女たちが、4月13日に2ndアルバム『Th!s !s i☆Ris!!』をリリースする。本作はここ1年にリリースされたシングル表題曲以外はすべて新曲が収録され、平出 悟やEFFYなどといった作家たちとあらたにタッグを組み、意欲的な作品を作り上げた。今回は制作の裏話はもちろん、メンバーそれぞれのお気に入り曲やライブで披露するのが楽しみな曲など、様々な面からアルバムを掘り下げた。

人数もバラバラなユニット曲には、驚きと大満足が同居

――『Th!s !s i☆Ris!!』というタイトルは、散りばめられた“!”がアルバムの中のたくさんの驚きを表しているようでアルバムのイメージにピッタリですね。

山北早紀 タイトルは前回同様みんなで決めました。「i☆Risは入れたいよね」というところからスタートしたんですけど、前作『We are i☆Ris!!!』は「私たちがi☆Risです!」という名刺代わりにアルバムを作ったので、今回はさらに「『これがi☆Risだ!』っていうのを見せつけたい」という話をしていたら、「『Th!s !s i☆Ris!!』って語呂いいんじゃない?」となって、すぐ決まりました。“!”は4年目だから4個つけようとしたんですけど、さすがにうしろに4つは不格好なので“i”を逆さにして“!”にしたんです。

――なるほど。では、アルバムのコンセプトはどのようなものなんでしょう?

若井友希 そのときのi☆Risにすごくしっくりくるような色を出していた前作とは逆に、今回は「こんなi☆Ris見たことなかった!」っていう意外性が欲しくて。曲自体はもちろん、歌うペアなどいろんなところに驚きを持ってこれたと思っています。

――そのユニット曲も、ペア・トリオ・ソロという編成やその組み合わせにファンの皆さんも驚かれたと思います。まず山北さん・芹澤さんの「Over the future」は、アルバムの中でいちばんかっこいい系統の曲ですね。

芹澤 優 皆さんの中に、こういう曲に私っていうイメージはあまりないと思うんですが、先にさきさまがレコーディングしてくれていたので、私はその歌声を聴きながら一緒に歌うようなイメージで録りまして。ちょっと助けてもらうぐらいの感じでした。

――一方、先に歌われた山北さんはいかがでした?

山北 いつもだったら私がハモリになると思うんですけど、今回はふたつの旋律に分かれたメロディラインの両方が主メロなんです。先に歌ったのでハモリ部分は大変でしたけど、相方が変わるだけで全然違う感じになるのは面白かったですね。ゆうちゃんは普段トップの高いところを歌う子なので、前回とは違ったものを見せられればと思って、私は下から深く包み込むように歌いました。

――そして「Secret Garden」を歌われた茜屋さん・久保田さん・澁谷さんは、前作のペア曲で誰もかぶってないんですよね。それでもユニゾンの声のバランスは抜群に心地よかったんですが、歌ってみた皆さんの感触はいかがでしたか?

茜屋日海夏 私は元々モーニング娘。さんが大好きで、プラチナ期のモーニング娘。さんみたいな曲を歌いたいとずっと言っていて、今回そんなテイストの曲を歌わせていただけました。ずっちゃんとは「Get Over」のカバーやかっこいい曲で一緒に歌ったりはしていたんですが、みゆたんとこういう曲で一緒に歌うのは初めてで。組み合わせはスタッフさんに委ねていたので、私自身もすごく意外だなと思いました。でもみゆたんの声もしっくりきていて、新しい一面が見れた驚きも感じつつ、一緒に歌えて素直にうれしかったです。

――そんなお言葉を聞いて、久保田さんいかがです?

久保田未夢 めっちゃ褒められてうれしいです(笑)。ひみちゃんがそういう系の曲を歌いたいって言ってたのは知ってたんですけど、まさかそこに自分が入るとは全然想像してなかったんですよ。最初は不安もあったんですけど、自分自身やってきたことを久保田未夢の歌として繋げられたのかな、と思っています。ダンスも結構かっこいいものになると思っているので、ふたりのかっこよさを見ながら、まだまだ勉強できる曲ですね。

澁谷梓希 異色の3人ですよね。でもひみとはハモらせてもらうことが多いし、みゆたんとは一緒に主メロを歌うことが多いよね?

久保田 そうだね!そう。

澁谷 そういうゆかりのあるメンバーでしたし、普段から「こういうふうに歌うだろうから、こうハモろう」ってハモってる側として研究しているのもあって、すごく歌いやすかったです。でもみゆたんが予想以上に大人っぽくて、「これがあらたな久保田未夢か!」って感じました。歌詞の内容もすごく大人っぽいので、実はスタッフさんと歌詞の内容を変えるかどうかの話し合いもした曲なんですよ。でもこういう新しい見せ方ができるのもi☆Risだからということで、そのまま3人で表現しました。

――ラテン調の楽曲も、より皆さんの歌声を艶っぽく聴かせていると思います。

澁谷 そうなんですよ。普段出せないものを、この曲だからこそ出せる!みたいな。

茜屋 今までかっこいい系の曲って「苦しんで、でも立ち上がる!」みたいな曲が多かったんですけど、この曲は最後まで自分と戦っているイメージなんです。そういう曲を歌えるのも新しくて、好きでした。

澁谷 で、この曲が「この気持ちだけは譲れない」っていう歌詞で終わったあとの、ゆうきの「My Bright…」ですよ。希望を感じるいい曲順ですよね。

――実は、このアルバムがすごいと確信したのが、その「My Bright…」なんです。以前若井さんが「去年は成長のための苦悩の1年だった」とおっしゃっていたのとすごくリンクしまして。

若井 まさにそうなんです。そのときの私の心情を書いていただいて、それをそこから抜けだした今の私が歌っているんですよ。でもこういうかっこいい系の曲は、デビュー当時は実は苦手だったんです。

――そうなんですか?

若井 はい。でもi☆Risとしていろんな曲を歌わせていただけるようになって、「昔の自分ではこれは歌えてないな」と思ったので、挑戦にもなったし新しい自分の引き出しにもできた気がして、すごく自分の強みになりました。

澁谷 「My Bright…」って言う瞬間、好き。ライブでも、その時々の感情で言ってほしいな。

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