INTERVIEW
2016.03.28
レペゼン秋葉原なオタク・ダンス・チーム、RAB(リアルアキバボーイズ)がリスアニ!についに降臨! 様々なアニソンに乗せてダンスする動画が話題を集める彼らが、この春、なんとアニソンとダンスを繋げる連載をリスアニ!WEBにて開始! 今回は、連載のスタートに先駆けて、メンバーのオタクな側面とダンスな側面をうかがうスペシャル・インタビューをお届けしよう!
さらに今回は、RABが出演する4月1日(金)スタートのTOKYO MX 新番組「アニレゾ!! ~勝ち抜きアニソンダンスバトル!!~」の最新情報や撮影裏のレポート、RABの5人からのコメントもお届け! RABの魅力(!?)に迫ります!!(最後のページにはおまけも!?)
――まずはリスアニ!初登場ということで、RAB(リアルアキバボーイズ)のメンバーおひとりずつ自己紹介をお願いします!
涼宮あつき 涼宮あつきです! 昨日アフロをかけなおしてきました(笑)。気合い十分です!
――あつきさんが影響を受けたアニメはなんでしたか?
あつき 名前のとおり、『涼宮ハルヒの憂鬱』にいちばん影響を受けましたね。
――「ニコニコ大百科」によると、嫁は由比ヶ浜結衣、と。
あつき あーそれ、前々々期の話ですね。今は……わー、今俺誰だろうな? 『だがしかし』の(遠藤)サヤ師かな。
――続きまして、ドラゴンさん。
ドラゴン ドラゴンといいます。昨日中原麻衣さんの誕生日だったので、ケーキを買ってひとりでパーティをしました。リプを送ったけど返信はありませんでした(笑)。返ってくるようにこれからも頑張っていきたいと思います!
けいたん させねえよ!(笑)。
――声優さんがお好きなんですよね。
ドラゴン そうですね。中原麻衣さんからずっとですね。
――それでは続いては……マロンさん。
マロン マロンと申します。昨日は『ギャル子ちゃん』の声優の和氣あずみさんにフォローされてすげえうれしかったですね。
ドラゴン マジで? なんで! なんでこいつだけ(笑)。
――特技がイラストとありますが……。
マロン 一時期漫画家を志していまして、漫画の専門学校にも通って、講談社や集英社に投稿もしたことがあるんですよ。
――嫁は『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリ。
マロン ずっとですね。
――では、ムラトミさん。
ムラトミ ムラトミと申します。最近は……特に何もいいことはなく、いいことがあったらいいなと思って生きているんですけど、いいこともなく……普通に生きています(笑)。4番目に話すので考える時間はあったんですけど、考えた結果……いいことねえなって(笑)。
けいたん いちばん言っちゃいけねえ凡コメ!(笑)。
ムラトミ 言っちゃいけねえとわけっていながら、何も出てこない……という(笑)。
――いわゆるメンバーのなかでも変態性が際立つキャラだというのは、今お話していてもビンビン伝わります(笑)。
ムラトミ ああ、なかなかだと思いますよ(笑)。
――好きなキャラクターは『ゼロの使い魔』のルイズとありますが。
ムラトミ ずっと好きなのはルイズで、今期なら『このすば』(『この素晴らしい世界に祝福を!』)のめぐみんですね。かわいいなあって。
けいたん 以前出たイベントで、VJでルイズが映った瞬間、ムラトミ棒立ちで号泣してて(笑)。
ムラトミ 『ゼロ使』を観ていたときに仕事辞めたりしたとこを思い出して……むしろ仕事中に泣いてたから、『ゼロ使』思い出して(笑)。好きだったんですよねえ、いいアニメですよ。
――では最後にけいたんさん。
けいたん けいたんです。嫁は東條 希。今年3月31日、4月1日で概念としての卒業……というか『ラブライブ!』が概念なんですけどね(笑)。
(※『ラブライブ!』の楽曲は音楽ダウンロード・音楽配信サイトのmoraからダウンロードできます♪)
――4月1日で概念に昇華されると(笑)。
けいたん いろいろ飲み込んだところですね。
RAB結成、そしてブレイクへの軌跡
――では、そんな個性的な面々が集まるRABですが、結成のいきさつを改めて教えてください。
けいたん 個々でブレイクダンスをやっていて、個々でオタクをやっていたんですよ。みんな隠れてオタクをやっていたんですけど、ひとりだけ隠れていなかったやつがいたんですけどね。
マロン 僕は隠れオタだったんですけど、隠れてなかったらしく……残念です(笑)。2ちゃんでも早くから「オタクでもダンスやっている奴いるよ」って動画が貼られたりして(笑)。自分でも言ったことがないのに勝手に認定されていて。
――当時、アニソンをバックにブレイクダンスをするような文化は……。
あつき 結成が2006~7年ですから、なかったと思います。当時としては走りだったのかなと。
ドラゴン ヒップホップは“悪そうな奴はだいたい友達”ですけど、僕らは“メガネかけている奴はだいたい友達”でしたから(笑)。
――いわゆるRABとしての最初の動画が、2007年の「ハレ晴レユカイを踊ってみた!! R.A.B in HAREM NIGHT SHOWCASE」になりますから、もう10年近くも前なんですよね。
けいたん 当時ニコ動もランキングとか分かれてなくて、“踊ってみた”のタグもなかったよね? さらに言うとあの動画、唯一のレコード音源なんですよ(笑)。
――あ、いわゆる「ハレ晴レ」の限定7インチをそのままかけたと(笑)。
けいたん あの現場はブレイクダンスの大会で、レコードをかけて踊るんですけど、でもやっていることはオタクという、今の感じに繋がっているんですよね。
あつき あのとき、ダンスバトルでRABも出ていたんですけど準決勝で負けたんですよ。そのあと「ハレ晴レユカイ」のショーがあって、負けてるのに俺たちハイタッチして(笑)。謎のやってやった感。
けいたん あつきの楽しそうな顔(笑)。
あつき そのときmixiに日記書きましたからね。「俺の居場所見つけた」って(笑)。
――まさにブレイクダンスの文化とアニソンが融合した瞬間。それをきっかけにRABとしての活動を開始するわけですね。
マロン 今までオフ会だったのが、初めてアニソンでダンスをやっていこうとなっていったんですよね。
けいたん みんな同じバトルに出たことはあったんですけど、一緒にやったのもこのときが初めてで。基本は買い物に行くチームだったんです(笑)。
ドラゴン オフ会ですよね(笑)。
マロン ダンサーでアニメの話をできる人が少なかったから、話できてうれしかったんですよね。ダンスじゃなかったんですよ(笑)。
あつき 当時みんなが観ていたアニメが一致していて。『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』、あとKey作品とか。
――ただ、そこから動画の公開も止まっていたりと空白期間がありましたが、これは……。
ドラゴン RABを結成した頃は少し調子乗ってたんです。そしたら怒られたんですよ、上の人から。
マロン ダンスの重鎮の方々から(笑)。
ドラゴン お前らふざけすぎだと(笑)。
けいたん とあるダンスバトルに出たんですけど、それがいちばん影響力のある大会で、行くまではあつきの運転ですごくいい旅だったんですよ。道中はアニソンしかかけなくて、そのテンションで出たバトルもよかったんですけど、すべてのバトルが終わったあとの総評で、そこで名前を挙げられて怒られ(笑)。
ドラゴン 後日ブログにも書かれ(笑)。
けいたん 当時はB-BOYとしても若手だったので、シュンとなって……。
ドラゴン 活動を自粛しようと(笑)。
あつき 自然消滅感はあったよね。
マロン そのあとに個々で活動して、メンバーのなかでもブレイクダンスで日本一になったりして。
ドラゴン ちゃんとやろうかなと(笑)。
けいたん ダンスに逃げたよね(笑)。
あつき いろんなタイミングが重なったというか、ダンスの大会で怒られたのもそうだし、“ニコニコ大会議”に出て、時代が追いついてなかったというか、全然湧いてないんですよ。
――その模様も動画で確認できますが、まだアニソンとブレイクダンスというものに観客が認識しきれていないというか、まさに時代が追いついてなかった印象ですよね。
あつき 当時、ヒップホップとニコニコ動画が混ざったらどうなるんだろうっていう動きがあって、童子-Tさんとか出ていて。
けいたん あとらっぷびともいた。
あつき そこでそんな結果になったので、もういいでしょう感はちょっとあったんですよね。それが2010年まで何もしなかった理由ですね。
――そんなRABの活動が活発化した、いわゆるブレイクしたタイミングというのが……。
けいたん 「スター☆ドラフト会議」。あれですべてひっくり返りましたよね。
――2011年に放送されたバラエティ番組ですね。そこに出演したことで、まさに時代が追いついた瞬間という。
ドラゴン 俺らが追いついたんじゃないかな(笑)。
けいたん むしろ時代なんてなかったのかもしれない(笑)。
――地上波ということで、やはりあの反響は大きかったですか?
あつき mixiで日テレからオファーがあって、思い出づくりと思って出たんですよね。伝説残してやろうと思ってめちゃくちゃやったんですよ。
けいたん そのときはこれが最後だと思ったぐらいですね。
ドラゴン 一発目はそれこそ会場をひっくり返すぐらい盛り上げたのもあって、「次も出てください」ってなったときに、あつきが「もういいんじゃないですか」ってなって。
あつき 当時友達の集まりだったのが、だんだんマジになっていって、これはいい流れじゃないなと思って。
けいたん あとはフィギュア事件だよね。劇団ひとりさんに(秋山)澪ちゃんのフィギュアを舐められて、あつきが本当に病んで(笑)。
ドラゴン そのあとプロデューサーからメールがあって、「あつき君に何を送ったらいいかな」って。「これがいいんじゃないですか?」って結構いいやつを教えたら、それが送られてきたんだよね? そしたらやる気になっちゃって(笑)。
けいたん その人のおかげっていうのはあるよね。いわゆるメディアに出ても大丈夫な精神力はつきました。
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