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REPORT

2016.03.18

アルバムのリリースも発表!新居昭乃デビュー30周年記念ライブ『Little Piano Tour Vol.6』レポート

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デビュー30周年を迎える新居昭乃のライブツアー『Little Piano Tour Vol.6』の初公演が3月5日に東京・早稲田スコットホールにて開催された。

会場となった礼拝堂の厳かな雰囲気をまといながら、新居は「Adesso e forutuna~炎と永遠~」、「VOICES」、「美しい星」を立て続けに披露。歌い終わると同時に会場から拍手が沸き起こり、新居は照れながら「『Little Piano Tour Vol.6』の初日に一緒にこの時間を過ごすと決めてくださって本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

続けて、歌手活動30周年を記念したスペシャルプログラムと題して、輪廻転生をテーマにした神秘的な「Reincarnation」や、拾った仔猫の死を悼んだ実体験を元に作られた「仔猫の心臓」などを歌いあげていく。新居はMCで「何かが起こると曲にしてしまうという、悲しい性と言いましょうか。聞くのが辛いという人もいますが、今日は歌わせてもらいます」と、去っていった者へ祈りを捧げるように語る。

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「アトムの光」、「空から吹く風」などのミドルナンバーが続く中で歌われた民族音楽テイストの「妖精の死」は、現在の新居の神秘的な音楽スタイルを築く元となった楽曲。軽やかなピアノの音色と毒を含んだ歌詞に円熟味を増した新居の声が合わさり、ファンをいっそう魅了する1曲に仕上がっていた。

アンコール前の最後の曲は囁くような「Little Edie」。「仔猫の心臓」とは対照的に新たな生命の誕生を祝福する歌は、“So, welcome to this world ”というフレーズを聞いているだけで幸福感が胸に広がる。

新居は「生まれてきてくれた皆さんに捧げる歌だと思っています。」と語り、会場を後にした。

鳴り止まないアンコールを受けて再登場した新居は、「もし歌えたら、一緒に歌っていいんですよ」と、「懐かしい宇宙」や、アルバムのタイトルにもなっている「鉱石ラジオ」をファンとともに熱唱。会場中にアップテンポな歌声が響く。

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会場の熱気が高まる中、新居は「30周年なので、夏にアルバムを出そうと思っております」と、4年ぶりとなる新作アルバムの発売を告知。客席からは 「待ってます!」との歓声が上がり、割れんばかりの拍手が送られた。「絶対出せの拍手ですよね(笑)。大丈夫です、絶対に出します!」と、新居はファンの期待に応えるように満面の笑みを見せた。

ライブの締めくくりには新居がファンに贈る曲だという「虹」が歌われ、客席との最後の大合唱が行われた。まるで雨上がりの空に広がる虹のようにさわやかな余韻を残し、『Little Piano Tour Vol.6』の初公演は幕を下ろした。

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Text by 師岡真那(セブンデイズウォー)

Little Piano Tour Vol.6
<セットリスト>
1.Adesso e fortuna
2.VOICES
3.美しい星
4.Reincarnation
5.小鳥の巣
6.空から吹く風
7.仔猫の心臓
8.OMATSURI
9.アトムの光
10.Black Shell
11.Solitude
12.妖精の死
13.人間の子供
14.Little Edie
-アンコール-
15.懐かしい宇宙
16.鉱石ラジオ
17.虹


●ライブ情報
新居昭乃デビュー30周年記念ライブ
『Little Piano Tour Vol.6』

3月21日(祝・月)横浜・赤レンガ倉庫ホール
3月26日(土)福岡・筑前一之宮 住吉神社 能楽殿
4月 2日(土)宇都宮・ギャラリー悠日
4月 3日(日)仙台・retroBackPage
4月 9日(土)名古屋・BOTTOME LINE cafe’
4月10日(土)広島・Live Juke
4月16日(土)札幌・スターライトドーム
4月23日(土)浦和・柏屋楽器フォーラム
4月24日(日)新潟・ジョイアミーア
5月 1日(日)京都・ ライブハウス 磔磔
5月 3日(祝・火)神戸・旧グッゲンハイム邸
5月 4日(祝・水)大阪・MusicClub JANUS
5月 8日(日)東京・TOKYO FM HALL
5月15日(日)東京・TOKYO FM HALL

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