みみめめMIMI 配信シングル「チャチャチャ」「チョコレート革命」リリース記念インタビュー！

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「チョコレート革命」は“私の理想のバレンタイン”

――そしてもう一曲、2月3日には「チョコレート革命」が配信されました。こちらはどういった経緯で？

タカオ　元々は12月末にニッポン放送「ミューコミ+プラス」の生放送にゲスト出演させていただいて、番組内で「バレンタインの曲を作ろう！」って企画から生まれた曲です。よく考えたらバレンタインまでそこから１か月しかないんですよね（笑）。こんなにスピーディに完成したのは初めてです。本当に周りの皆様、編曲してくれた大石（昌良）さんのお力ありきで皆様に感謝です！みみめめMIMI初めてのバレンタイン・ソングです。

――今回チョコレートというコンセプトありきでしたが、そこにみみめめMIMI流に入れ込んだものはなんでしょうか？

タカオ　生放送のときから「チョコレートが主人公とかどうだろう？」とか「チョコレートが女の子に恋をして」とかいろいろ二転三転考えたんですけど、最終的に”私の理想のバレンタイン”の曲になりました。もうこのために年末年始みんなが「あけおめー！」とか言ってるなか、私はひとりでほとんどピアノに向かってチョコを食べて（笑）、「そもそもバレンタインとは？」みたいなことを調べたり考えたりずっとしていました（笑）。

――年末年始の苦心の成果がここに（笑）。

タカオ　歌詞の中でバレンタインのことを検索してるのはまさに私の正月ですね（笑）。恋とか異性とか好きとかいろいろなワードの中で、好きとか恋とは何かって考えた中での私の答えは「恋って勇気だな」と。人を好きになることを認めるってすごい勇気のいることだし、伝えるのも勇気が要るじゃないですか。そんな勇気が最大に試される年に一度の日がバレンタインだって考えたときに、「バレンタインって勇気の象徴なんだ」と思って。

――それがユキさんの理想のバレンタインってとこにつながるんですね。

タカオ　理想のバレンタインを詰め込んだうえで聴く女の子の勇気が湧くように、男の子だったら胸キュンになってほしいなって気持ちで作りました。私は中高女子校でこういうこと無かったですし、どっちかっていうと男性目線で胸キュンな思いで書いてたので残念なんですけど（笑）。

――（笑）１番と２番で視点が違ってまさに男女のバレンタインになってますね。

タカオ　そうです！それで途中のセリフがチョコレートからのエールみたいになっています。チョコレートは男女を結ぶ恋のキューピッドだなと思ったのでこういう風になりました。本当に私の考えるバレンタインも全部詰め込みましたし、ラジオでもハッシュタグ「カカオユキ」でみんなのバレンタインのイメージをもらったりとか（笑）。一方で曲は曲で「チャチャチャ」以上に転調するし、繰り返しが無いくらいメロディが違っていったりするので、編曲の大石さんを困らせてしまったんじゃないかと思います。

――そんなに多いんですか？

タカオ　ぱっと聴いてもわからないかもしれませんが、物語になっていて、徹夜明けの朝からお昼の校内放送があって、最後は放課後という風に時間の流れがあるので、実はキーとか含めると全く同じところは一度もないと思います。

――なるほど、グラデーションのように移り変わっていってるんですね。大石さんとはどんなやりとりをされましたか？

タカオ　本当にすごく短い期間だったんですが、一緒にスタジオに入って一回話し合ったりもしていて楽しかったです。やっぱり歌って曲を書く方なのですごく話が合って、歌を尊重する作り方をする方でした。ただでさえハチャメチャな慌ただしい曲がこんなにドラマチックな曲になったのは大石さんのおかげです。あとコーラスでチョコレートの天使が降って来るようなところは十何人分もの大石さんのコーラスが重なってたり、アイディアもたくさん入れてもらって、「チョコレート革命」がより革命的な曲になったと思います。

――まさにユキさんがチョコレートを作って大石さんがラッピングしてという形でお届けされるわけですね（笑）。歌入れはいかがでした？

タカオ　これは私史上最速で１時間で録り終わりました！

――１時間!?早いですね。

タカオ　歌いやすいキーにしたのはあるんですけど、変に甘くしようとせず、素直にありのまま歌おうっていうのがあったと思います。たまにウィスパーで「チェックメイト！」って入れたり、そういうところで甘さを出してます。終わったときはびっくりしました。

――年始からリリースラッシュになりましたが、今年一年はどういう年になりそうですか？

タカオ　引き続いてる思いなんですが、去年ライブでお客さんのことを考えながらやる上で改めて自分を高めて届けたいという一年だったので、今年はそれを実施したいです。今までいい意味で皆さんに甘えてる部分があったのかなと思ったりして、みんなに甘えないで自分たちのいい音楽を続けていける年にしたいと思っています。DTMももっと勉強したいです！あと今回バレンタインの曲を作っていて改めてクリエイトするのが好きだなという発見が自分の中であったので、自分自身の歌だけじゃなくて、作詞・作曲も幅広く活動できたら楽しいなと思います。去年一年、電子書籍やイベント、フェスとか今までにない挑戦をして、自分たちのやりたいことの芯みたいなものが見えてきたので、それを今年は一本道にしていくような年にしたいですね。

――ありがとうございました！

Interview＆Text By 大用尚宏（クリエンタ）

●配信情報
チャチャチャ（配信限定シングル）
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配信中