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2015.11.09

DVD発売も決定!映像と音で魅せる新感覚な舞台「BIOHAZARD THE STAGE」ゲネプロレポート!

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全世界で大人気のサバイバル・ホラーゲーム『BIOHAZARD』。シリーズ累計6500万本、ハリウッドではシリーズ映画化もされた今作が舞台化。10月22日から11月1日までEX THEATER ROPPONGIにて上演された。ここでは初日に行われたゲネプロの模様をお伝えする。

千葉真一氏からの熱烈指導のアクションに若手俳優陣が大興奮!

まずゲネプロ前の記者会見には、主演の矢崎広さんら総勢16名のキャスト陣とスタッフらが登壇した。
主人公のタイラー・ハワード役の矢崎広さんは「世界的人気ゲームの舞台化への挑戦ということで、ヨリコさんを中心に熱い作品を作ることができたと思います。後はその想いをお客さんにぶつけるだけです」と意気込みを語った。
企画・原作監修のCAPCOM小林裕幸氏曰く、今回の舞台はゲーム本編の『5』と『6』の間の物語。「ゲームファンにはたまらない設定で組んでいます。今回のストーリーは完全オリジナルですが、ゲームともリンクしています。ゲームとは違うエンターテイメントとして、『バイオハザード』ファンはもちろん、『バイオ』を知らない方にも幅広く観ていただきたいです」と力強く語った。

脚本・演出のヨリコ・ジュン氏は「矢崎くんを中心に俳優の皆さん一丸となってゴールに向かっています。舞台なので物語をきっちり作ろうと、千葉(真一)さんに教えを乞いながら“芝居”を作っています。本番が始まってもどんどんクオリティーを上げていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします」と舞台をアピールした。

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囲み会見で記者からは、エズラ・セネット役の千葉真一さんと若手キャストとの交流についての質問が飛んだ。千葉さんは「教えることは何もなかったよ」と言いつつも、「アクション指導をしていただきました」と話すメアリー・グレイ役の倉持明日香さんを始め、クリス・レッドフィールド役の中村誠治郎さんも「僕も一回稽古場でアクションを教えていただいたんですけど鳥肌が立ちました。演出のヨリコさんからは「子供みたいだった」と。目が輝いていたと。そして千葉さんは挨拶をすると、すごく優しい笑顔で返してくださるので、毎日千葉さんに挨拶するのが楽しみです」、矢崎さんも「千葉さんが稽古場にいてくださるだけで、場が引き締まるし、自分たちももっと頑張らないとなと思える存在なので心強いです。先ほどの倉持さんとのアクションのなかで、僕も千葉さんから一発もらったときは内心すごく感動していました」と笑顔で応えていた。千葉さんは共演者の言葉をニコニコしながら聞きつつ、「プロですから、この作品に入ったからには良いものを作るために一丸となって頑張っていきます。今日が初日ですからね。緊張しています」と心境を語っていた。

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大学構内で起きたバイオテロ事件。ゾンビで溢れたウイルスの謎を追う!

「BIOHAZARD THE STAGE」の舞台は西オーストラリアの大学。対バイオテロ部隊BSAAのアドバイザーのレベッカ・チェンバース(飛鳥 凛)は持ち前の化学知識を買われ、大学で臨時教師として講義を行っていた。そこには、天才的な頭脳を持つメアリー・グレイ(倉持明日香)、快活なオリヴィア・プライス(紗綾)、オリヴィアの彼氏ルーカス・バトラー(木村敦)ら大勢の生徒が通っていた。しかし、以前から何人かの生徒が行方不明になる事件が発生。市警の刑事バリントン・マイヤー(岳山晴巳)が学内で調査をしているが、学長のエズラ・セネット(千葉真一)から金を無心するだけで、事件の解決には至っていなかった。平和な学園生活を送っていた学内で、突如、大量のゾンビが出現。ウイルスによって次々と生徒が感染し、ゾンビに変貌してしまう。バイオテロ事件と認定し、対バイオテロ部隊BSAAのピアーズ・ニヴァンス(栗山航)とクリス・レットフィールド(中村誠治郎)は、現地のBSAAの女性隊員ソフィー・ホーム(Raychell)らと共に学内に突入する。そこに謎の男タイラー・ハワード(矢崎広)が立ちふさがるのだった——。

主人公タイラーの思いつめた表情から放たれる謎めいた言葉、“リセット”というテーマで論文を綴った天才女学生メアリーの影のある行動、学長を含め、どこかきな臭い生物学の教授リヤン・ハワード(岸 祐二)と、冒頭からミステリアスな物語が綴られ、観客は頭の中で様々な推理が浮かび、物語に引き込まれていく。ピアーズ、クリス、レベッカも登場するのも、ゲーム原作ファンにはうれしい。レベッカがゲームで登場する回復アイテム「ハーブ」や「救急スプレー」を取り出すなど、ゲームファンサービスも満載だ。

物語をリアルに浮かびあがらせているのが、プロジェクションマッピングを駆使した映像技術。殺風景なステージが、時には重厚な大学の構内、時には過去のアメリカの市街や洋館、というように視覚的に大きなインパクトを与える。さらに、立体的なサウンド効果も抜群で、まるで自分の背後にゾンビが迫っているかのような息遣いや足音が聴こえてくるのだ。客席にまでキャストが駆け回りゾンビを追いつめるので、観客もまるで物語に入り込んだ臨場感を味わえる。

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また、迫力あるアクションも見逃せない。中村誠治郎演じるクリス&栗山 航演じるピアーズのバディがゾンビと対決してガンアクションを見せたり、父親を守ろうとする矢崎 広演じるタイラーが彼らの前に立ち塞がって激しい肉弾戦を繰り広げるのも圧巻だった。Raycellが演じるソフィーの抜群のスタイルから繰り出されるアクションも美しい。

『BIOHAZARD』が持つサバイバルアクションに映像と立体サウンド、そしてすぐそこにある闇が、目の前のステージで繰り広げられる臨場感は舞台ならでは。惜しくも公演を観逃した人は2016年1月に発売が決定した本公演のDVDをぜひチェックしてほしい。

Text By 磯貝綾子

<公演概要>
BIOHAZARD THE STAGE
2015年10月22日(木)〜11月1日(日)
EX THEATER ROPPONGI
【出演】
矢崎 広、栗山 航、中村誠治郎、倉持明日香、飛鳥 凛、Raychell、紗綾、大倉士門(Wキャスト)、植野堀誠(Wキャスト)、丘山晴己、木村 敦、岸 祐二、梅垣義明、千葉真一 他
【スタッフ】
脚本・演出・映像:ヨリコ ジュン
原作:CAPCOM(「BIOHAZARD」シリーズ)
企画・原作監修:小林裕幸(CAPCOM)
プロデューサー:都田和志(エースクルー・エンタテインメント)、山浦哲也(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)
制作:黒永郁美(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)、神戸丈志(クオーレ)
主催:「BIOHAZARD THE STAGE」公演製作委員会


●リリース情報
DVD
「BIOHAZARD THE STAGE」
2016年1月末 発売決定!
価格:7,000円(税込)
ディスク枚数: 1枚(DVD1枚)
内容:本公演の模様に加え、特典映像には、アフタートークダイジェスト、キャストのインタビューなどをたっぷりと収録した必見の永久保存版!
予約受付中!詳しくはこちら

(c) CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

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